特別な教科・教育を行っている学校

特別な教科・教育を行っている学校 暁星国際学園 ヨハネ研究の森コース

特色のある教科、力を入れている教育を教えてください。

植物と書籍に囲まれた広い教室
中間・期末テストを廃止した、未来の学校

「教科書に書かれているものが唯一正しい答である」と、長い間信じられてきました。
そして、その「正解」を暗記し、テストで答えることができる力を「学力」としてきたのです。
戦後60年以上たった現代社会では、このような学力観では通用しないということを多くの大人たちは知っています。しかしながら学校は相変わらず旧態依然のままです。
もはや、「習ったとおりにする人間」では通用しません。「自分の頭で考え行動する人間」を育成する必要があるのです。
ヨハネ研究の森は、そのような問題意識を持つ方々の賛同を得て、2001年4月に、全寮制中学・高等学校として開設されました。

教育的ねらいを教えてください。

書き言葉の訓練
本を読み、文章を書く力

「学力」とは読んで字のごとく、「学ぶ力」のことです。
言葉を持った人間は、歴史上のことや、宇宙の彼方のことについて知ることができるようになりました。ほかの動物は宇宙の彼方に思いを巡らすことはできません。
学ぶ力を磨くということは、言葉を介して、考えたり、想像したりする力を磨くことにほかなりません。唯一正しいとされる答にしがみつくことではありません。
ヨハネ研究の森では、教科書以外にも様々な書籍に触れて、書き手が何を言いたいのかを考え、それを自分の言葉で表現する、そういう訓練を徹底して行います。
「習ったとおりにする学習」では得られなかった「学ぶ喜び」を、「自分の頭で考える学習」の中で、生徒たちは思う存分に手に入れていきます。

受験生へメッセージをお願いします。

3・11本当は何が起こったか
東京工業大学、地球惑星科学の丸山茂徳先生も惚れ込んだ

研究の最先端で活躍する丸山茂徳先生とのセッションの様子が「本」になりました。
『3・11本当は何が起こったか:巨大津波と福島原発―科学の最前線を教材にした暁星国際学園「ヨハネ研究の森コース」の教育実践』(東信堂)
ヨハネ生が、なぜ5時間にわたるセッションに集中力を途切れさせずに参加できるのか、その秘密が解き明かされています。

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