日大の学部訪問で広がる将来の選択肢
関西の中学の序列を教えて
関西の中学受験で入れる中高一貫校の序列を教えてください
■ 2026年、関西女子の東大進学に異変
ところが2026年、関西の東大女子合格者に大きな変化が起きました。
2025年 → 2026年
京都 12人 → 9人
大阪 16人 → 5人
兵庫 22人 → 15人
奈良 10人 → 17人
合計 60人 → 46人
奈良県を除く3府県では50人から29人へ、42%もの減少です。一方、男子の東大合格者は279人から323人へ増加しています。西大和女子の存在感が大きい奈良県では増加し、それ以外の関西女子は急減したわけです。
そして同じ2026年、東大では史上初の女性総長となる藤垣裕子氏が選ばれました。東大が女性の参画を重視する一方、関西女子の東大選択には逆方向の変化が現れています。
単年の変動とはいえ、興味深い対照ではないでしょうか。
■ AIは大学選択を変え始めているのか
難関6医学部占有率の学校間格差、西大和の東大志向と医学部進学、そして関西女子の東大進学の変化。
これらに共通するのは、大学選択が学力だけでは決まらないということです。2026年に大学へ進学する高校生が社会で働き始めるのは2030年代。
彼らは、現在ではなく将来の職業の価値を予測しながら大学を選んでいます。
そして今、その将来予測を急速に変えているのがAIではないでしょうか。東大という学歴を得て、将来の選択肢を広く残すのか。医学部に進み、医師という職業資格を得るのか。
AIが職業の将来を不確実にするほど、両者の価値は改めて比較されるでしょう。
もちろん、2026年の変化をAIの影響と断定することはできません。
しかし、社会が実際に変わるより先に、人々は未来を予測して行動を変えます。
**AIは、職業そのものを変える前に、すでに人々の職業選択を変え始めているのかもしれません。**
2026年の大学進学実績は、その兆候を映しているようにも思えます。
>> 希男子410名
灘41名 合格率43% 灘受験者95名
甲陽43名
大阪星光30名
合計168名(男子の40%)
40%位というと偏差値52あたりですね
→ いつから偏差値って、男女分けて出すようになったの? 勝手に女子を除いて上位40%なんて言ったらアカンでしょ!
希の受験生が約700人としたら、上位168人の偏差値はおおよそ57以上だぞ。灘受験生の95名ならおおよそ偏差値61以上!!
しかも、そのうち54名は灘落ち、灘に公開模試の偏差値50程度でも最レと思考力学習で例年バンバン受かりますって、まだ言い続けるの!!!
↑
1日目男子が分かりやすいですよね〜
男女で偏差値差は1程度でしょうよ
■ 共学化は進学校の序列を変えたのか
― 洛南・西大和の成功と、男子最難関校の強さ ―
関西の共学進学校で大きな成功を収めた学校として、洛南と西大和が挙げられます。両校に共通するのは、男子の進学実績ですでに高い競争力を確立し、女子募集によってさらに成長したことです。
ただし、その歩みは少し異なります。
洛南は2006年に共学化。西大和は高校では以前から女子を受け入れており、2014年に中学校でも女子募集を始めました。一方、清風南海は1999年に中学校を共学化し、高槻は2017年に共学化しています。共学化の時期が早いほど、その後の進学校としての地位が高くなったわけではありません。
また、洛南・西大和が進学実績を伸ばした一方、男子最難関校では灘・甲陽・東大寺の存在感が依然として強く、大阪星光も一定の地位を維持しています。洛星も厳しいと言われながら、伝統的な進学校としての位置を保っています。
共学化は学校全体の進学実績を伸ばしても、男子の受験市場における序列まで変えたのでしょうか。中学受験という入口と、大学合格実績という出口から考えてみたいと思います。
■ 男子受験市場では何が変わったのか
2021〜2026年の中学入試受験者数を追うと、男子校と共学校で異なる動きが見えてきます。灘は出願者総数が概ね650〜750人で推移し、大阪星光は650〜700人程度で安定。甲陽も300人台を中心に推移しています。
一方、共学校の男子受験者数は、
2021 2023 2025 2026
洛南男子 530 529 528 557
西大男子 1047 903 838 778
高槻男子 679 793 871 685
洛南は比較的安定していますが、西大和は6年間連続で減少しています。
ただし、西大和については注意が必要です。
同校は2021年頃から、従来の募集定員である男子180人・女子40人に対し、実際には男子160人・女子80人程度を受け入れる方向へ運用を変えたと言われています。学校説明会でも、女子を2クラス募集する趣旨の説明があったとのことです。仮に男子の受け入れ枠が実質的に縮小していたのであれば、男子受験者の減少には、学校側の募集方針が影響している可能性があります。
さらに大阪府では高校授業料無償化が進み、奈良県との制度差も学校選択に影響し得ます。つまり、西大和男子の受験者減少を、単純な学校人気の低下と捉えることはできません。学校全体の進学実績が伸びる一方で、男女の受け入れ構成を変えることで、男子と女子の受験市場に異なる影響が生じている可能性があります。
※灘は出願者数。他校は受験者数。西大和の入学者構成・募集運用については伝聞情報を含みます。
■ 女子は共学を好むのか
2021〜2026年の中学入試受験者数を、今度は女子で見てみます。
2021 2023 2025 2026
洛南女子 277 266 304 265
西大女子 230 246 248 240
高槻女子 356 343 390 307
神戸女学院 265 250 247 215
四天医志 227 147 152 159
四天英数S 155 110 125 136
洛南と西大和の女子受験者数は6年間を通じて比較的安定しています。神戸女学院はやや弱含み。四天王寺の医志・英数Sは2021〜2023年に減少し、その後は概ね横ばいです。西大和は2014年に中学女子募集を始め、女子も中学から6年間の一貫教育を受けられるようになりました。
男子には灘・甲陽・東大寺など、長年の実績を持つ男子校が複数存在します。一方、女子には神戸女学院や四天王寺などの伝統校に加え、洛南・西大和という高い進学実績を持つ学校が新たな選択肢となりました。女子が共学を好むから共学校が成功したのでしょうか。それとも、女子の高学力層にとって、選べる最難関進学校の数と種類が増えたことが重要だったのでしょうか。
※学校によって入試日程・コース構成が異なり、受験者数だけで人気の移動を断定することはできません。
■ 共学化だけでは説明できない学校の競争力
― 学校規模・校風・コース制度 ―
共学化の成功を考えるうえで、学校の規模や教育制度にも注目したいと思います。
灘・甲陽・東大寺・大阪星光・洛星などの男子校や神戸女学院は、基本的に入学時の学力によるコース分けを設けていません。一方、共学校や四天王寺では、学校によって異なる選抜・編成の仕組みがあります。
洛南 空・海コース
西大和 中等部・高等部
四天王寺 医志・英数S・英数
清風南海 スーパー特進・特進
ただし、西大和の中等部・高等部は入学経路の違いであり、単純な学力別コースではありません。
ここで興味深いのが高槻です。高槻は共学校でありながら、入学時に明確な学力別コースを設けていません。伝統的な男子進学校に近い単一集団型の学校運営です。清風南海は1999年、高槻は2017年に共学化しましたが、後発の高槻の方に将来への期待感を持つ人もいるでしょう。
高槻は大阪・京都間の交通利便性が高く、北摂や京都方面からの通学に有利です。大学との連携や教育内容の刷新も特徴です。一方、清風南海は大阪南部を基盤とし、伝統的な教育方針を持っています。共学化の時期だけでなく、立地、校風、学校規模、選抜制度の違いが、その後の競争力を左右しているのではないでしょうか。
※入試コースの区分と、入学後の習熟度別授業・クラス編成は別の制度です。
■ 共学化が変えたもの、変えなかったもの
― 女子の躍進と、男子の競争環境 ―
最後に、大学合格実績の男女差から考えてみます。
京都・大阪・兵庫・奈良の4府県について、2014〜2019年と2020〜2026年の年間平均を比較すると、
【東大】
女子 40.8人 → 59.3人(+45%)
男子 309.3人 → 321.3人(+4%)
【京大】
女子 290.7人 → 291.7人(±0%)
男子 1037.5人 → 992.7人(-4%)
【国公立医学部】
女子 299.0人 → 361.7人(+21%)
男子 675.3人 → 651.6人(-4%)
東大では男女とも増加していますが、女子の伸びが際立ちます。京大では女子が横ばいで男子が減少。国公立医学部では女子が大幅に増加する一方、男子は減少しています。
ここで考えたいのは、女子の躍進が男子の合格機会に影響しているのではないか、という点です。もちろん、この数字だけで「女子が男子を食っている」と断定することはできません。しかし、少なくとも東大・京大・国公立医学部の合格者に占める女子の存在感は、以前より確実に大きくなっています。
こうした変化を、中学入試の段階から取り込んできたのが洛南や西大和ではないでしょうか。洛南は男子校として確立した進学実績を基盤に共学化し、西大和は2014年に中学女子募集を開始しました。さらに西大和では、近年、女子の受け入れ人数を実質的に増やしているとの情報もあります。その場合、男子受験者数の減少には、人気の変化だけでなく、学校側の男女募集方針が影響している可能性もあります。
一方、灘・甲陽・東大寺などの男子最難関校は、依然として強い地位を維持しています。また、清風南海と高槻の比較からも、共学化の時期だけでなく、立地、校風、学校規模、コース制度などが競争力を左右することがうかがえます。
つまり、共学化によって大きく変わったのは、男子最難関校の序列そのものというより、女子の高学力層をめぐる学校間競争であり、そこから派生する男女双方の競争環境なのかもしれません。女子の進学機会が広がることは、同時に男子の競争相手が増えることでもあります。これからの進学校の競争力を考えるうえでは、学校全体の合格実績だけでなく、その実績を男女それぞれがどのように支えているのかにも注目する必要があるのではないでしょうか。






























