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投稿者: もはや要注意塾から危険塾へ (ID:QY2tSym.rcI) 投稿日時:2006年 07月 31日 22:56
塾講師、男児にけが負わす=「宿題忘れた」に立腹、書類送検へ−大津
進学塾「成基学園」(本部京都市)の湖西校(大津市)で、非常勤の男性講師(36)が授業中、大津市に住む小学6年の男児(11)の顔をたたくなどして、けがを負わせていたことが31日、分かった。大津北署の任意聴取に対し、講師は事実関係を認めており、同署は傷害容疑で書類送検する方針。
同学園などによると、講師は24日午前、夏期講習の理科の授業中、児童が宿題を忘れたことに腹を立て、教科書で児童の顔を2回たたいた。その後、学習机を持ち上げると、机が児童の顔に当たり、前歯3本がぐらつき、口の中も切ったという。
(時事通信) - 7月31日11時1分更新
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【418671】 投稿者: というか・・・ (ID:7VlbavL2Wjw) 投稿日時:2006年 08月 03日 11:06
だからだからさんへ
>大人を対象としたセミナーならば努力しないのは受講者の責任なのは明らかですね。
>それが子ども対象なら指導者の力量不足になるのですか?
申し上げたいのは、大人相手のときに講師は同じようなことをするのか、ということです。子供相手のときにだけ「暴力を振るう、暴言を吐く」ということがどういうことなのか、ということを申し上げているのです。言い換えれば、その部分に子供相手の指導者が陥りがちな体質があるということを申し上げたいのです。
なぜ、子供が相手の場合だけ暴力や暴言が発せられるのか。
教育の対象は未成熟な子供です。一人ひとりの伸び方も多様性に富み、一律のやり方ではうまくいかないものです。過去の指導者の経験則(「こういう場合はこういうものだ」という独りよがりな思い込み)、決め付け(「このやり方で伸びないのは生徒が悪い」という決め付け)などの硬直した思考では、教育に携わる資格がないということを申し上げたいのです。
謙虚に振りかえるという姿勢がある限り、今回のような暴力事件は起こりえなかったと考えます。ものづくりと異なり、教育というものは形をとどめません。昨日良い授業ができたとしても、本日、同じ指導者が同じ良い授業をできる保障はないのです。教育という行為は日々、形をとどめず消え去っていくという性質のものなのです。だからこそ、いくらすばらしいといわれる指導者の教育であったとしても、その教育の質が維持され続けられる保証はないのです。ゆえに、教育に携わるもの一人ひとりが「今日の指導は良いものであったかどうか」を日々振り返ることができる思考回路が必要だと思うわけです。
また、大人を対象としたセミナーで受講者が努力しない場合も、同様です。そういう、本来学ばない受講者の意欲を引き出すやり方がないのか、ということを指導者側が振り替えることは必要です。より学びやすい仕組みを考え続ける姿勢が、よりより教育サービスの提供につながると考えます。
私がいう「謙虚さ」とはそういうことなのです。
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【419061】 投稿者: だからだから (ID:4wYiDOiYqBY) 投稿日時:2006年 08月 04日 10:21
というか・・・ さんへ:
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> だからだからさんへ
私も学生時代に僅かな期間ではありますが小学生を指導したことがあります。
なぜ子ども相手には高圧的な態度をとるのか、という点は子どもの未成熟性に起因する部分もあります。
大人相手のセミナーでは私語で喧騒になった場合、「お静かにお願いします」といった丁寧な注意で事足りるでしょう。
しかし、小学生が同じような注意の仕方で守れると思いますか?
あるいは私語が周囲に与える悪影響について諄々と説き理解させるというアプローチが常に有効だと思いますか?
ある程度の理性が備わる時期まではダメなものはダメと厳しく指導するのが適切という状況もありえます。
いみじくもあなたもまた「一律のやり方ではうまくいかないものです」とおっしゃっていますが、高圧的でない、あるいは子どもを対等と見て敬意を持ったやり方だけでは運営できないのが実情ではないかと思います。
問題はそうした状況に慣れてしまった講師の一部は歯止めが利かずに暴言、暴力といった不適切な体罰にエスカレートしてしまうことです。
その部分については教育者は高圧的な状況の内包する危険性についてよく省みる必要があるというのはもちろんのことです。
最後に、本論と異なりますがひとつ。
「ものづくりと異なり、教育というものは形をとどめません」
という部分ですが、ものづくりのお仕事の経験はお持ちでしょうか。
昨日消費者に支持された商品が明日そうである保障はないというのは製造業であっても同じことです。先日、自己分析は業種を問わず常識と書きましたが、あらためてそういった特殊性は教育の場にのみ求められるものではないことを書き添えておきます。 -
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【420260】 投稿者: というか・・・ (ID:GdF6WxdPWU.) 投稿日時:2006年 08月 07日 02:16
だからだからさんへ
話が教育における過程論の領域に入っているようです。
>なぜ子ども相手には高圧的な態度をとるのか、という点は子どもの未成熟性に起因する部 分もあります。
>大人相手のセミナーでは私語で喧騒になった場合、「お静かにお願いします」といった丁 寧な注意で事足りるでしょう。
>しかし、小学生が同じような注意の仕方で守れると思いますか?
あるいは私語が周囲に与える悪影響について諄々と説き理解させるというアプローチが常 に有効だと思いますか?
まず、今回の事件は生徒のおしゃべりに対してではなく、宿題忘れに対してであることを申し述べておきます。あなたが上記で述べている事例とは異なります。大人の生徒でいつも宿題をしてこない場合に、先生は今回と同様のことをするのですか?まず、やらないでしょう。少し控えめにみて、仮に怪我をさせなかったとして、テキストで頭をコツンとやり、怒鳴りつけるようなことをするでしょうか?まずやらないでしょう。でも、子供相手の塾は、怪我をさせなければ、この程度のことはわりと日常茶飯で起こっているのではないでしょうか。
ところで、わたしは、全く生徒を叱りつけるなということは申しておりません。むしろ、あなたのおっしゃるように「子供の未成熟性に起因すること」で、諭すというレベルで子供に変化がない場合は、カミナリのひとつも落とす必要はあり。私は「子供の人権が云々」だとか「子供の立場に立って云々・・」などということを声高に主張する立場に立つものでもありません。時として、厳しい指導も必要であるということは同意見です。
しかし、指導者が未熟な場合、えてして指導者側の未熟さを子供の責任に添加してしまうことが多いのです。ましてや、今回のように、「宿題をやってこない」というような場合、「それはやってこない生徒が悪い」という話になりやすく、また、実際に子供が宿題をやってきていないという事実が目の前にあるわけだから、なおのことやってこない生徒の責任に話が帰結してしまいやすい。私は教育者が陥りやすいこのことの危険性を申し上げているだけです。
>ある程度の理性が備わる時期まではダメなものはダメと厳しく指導するのが適切という状況もありえます。
それはそのとおりですが、生徒の性格などによって、対応をかける必要はありますよね。
>いみじくもあなたもまた「一律のやり方ではうまくいかないものです」とおっしゃっていますが、高圧的でない、あるいは子どもを対等と見て敬意を持ったやり方だけでは運営できないのが実情ではないかと思います。
先に申し上げたとおり、私も「子供を対等と見る」というような指導姿勢には賛同するものではありません。 「敬意を持ったやり方」という教育学者が好みそうなやり方にも賛同するものではありません。そして、尋常な世界ではない中学受験という場においての指導でありますから、なおのことです。
ここからが本題です。冒頭に申し上げたとおり、あなたとのこの件についてのお話は教育の過程論の領域に入っています。
つまり、「叱る」ということの延長に今回のような体罰事件を容認してはいけないのです。「相当に強く叱る」ということと今回のように「怪我を負わせてしまう」ことの間には何の関連性もありません。そこにあるのは「自分の指示に従わない腹の立つやつだ」という教師側の単なる「怒り」しか見えてきません。
この「怒り」が私は教師の傲慢だと申し上げているだけなのです。物事には両義性があります。先生の指導力がすべて原因ではないだろうし、また、子供側にすべて責任があるわけではない。双方に原因はあるのでと考えます。では、そうしたときに、指導者と自分のことを言うならば、年長者である教師の側が自分の指導のあり方についてまずは振り返るという矜持を持つことが必要ではないかと申し上げているのです。
教育とは何でしょうか。イロイロと答え方はあるでしょうが、私は教育とは「子供を変える」ことであると考えています。やる気のない状態からやる気ある状態へ、成績の悪い状態から成績の良い状態へ等々、さまざまな場面で子供が自ら代わりうる支援をしていくのが指導者の役割であると考えます。だからこそ、子供の前に立つ先生自身が日々変わりうる存在でなければ生徒の前になど立つ資格などないと考えるわけです。
「指導者は謙虚であれ」ということはこの考えからきているものです。 -
【420279】 投稿者: だめ (ID:S1IUKa67N2g) 投稿日時:2006年 08月 07日 06:22
暴力はいけません。
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【421975】 投稿者: そうですね (ID:M0dxCD5o2Dc) 投稿日時:2006年 08月 10日 09:43
やはり「謙虚」な姿勢というものが一貫して指導者には求められるのでしょう。
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