在籍生徒の9割が東京と神奈川の学校
映画を語って楽しみましょう
これまでも単発で作品のスレッドがありましたが、「この映画が観たい」「この映画を観た!面白かった!」と語り合う総合的なスレッドがなかったのでたてました。
今、上映中の作品はもちろん、既にDVDになっている映画でも、お勧めの映画を語ってもいいですよね。
ただし、純粋に映画を語って楽しみためにいくつかルールを設定させてくださいね。
☆ネタバレのある内容の場合は「ネタバレ有」「ネタバレですが、」と書いてから書き込みをしてください。
☆政治的な意図の書き込みやコピペは一切、しないでください。
趣味として純粋に楽しんで映画を語りましょう。
☆個人攻撃はしないようにしましょう。
邦画好き様
>「炎上」は原作の「金閣寺」の中での、「鶴川」と主人公像を重ね合わせている部分もあるのでしょうか。
鶴川は、自ら命を絶ちますが、「炎上」での主人公は、金閣寺を自己と同一化させて、破滅させてしまうのですね。
全くその通りだと思います。
映画では「鶴川」の死については至って簡単に触れられ、死因についてまでは描写されていなかったので
彼がまさか自ら命を絶っていたとは思わず、私自身も大きな驚きを感じました。
あんなに人懐こく、明るい性格に見えた彼が人知れず悩んでいたとは・・・・。
しかも、その事実をよりによって柏木の口から聞こうとは・・・。
溝口のショックも相当なものだったでしょうね。
人間って本当にわからないものですね。
また、実際の犯人の母親が同じように自ら命を絶っているので、その事件も参考にしたのかもしれませんね。
市川雷蔵は、関西歌舞伎界での養子縁組の関係で生い立ちが大変複雑で
実の産みの母親とも30過ぎて初めて対面していたそうですから
どうしても、演技に影がつきまとうのです・・・・。
いまどきの俳優さんと比べると
ちょっと顔が大きいかな?とは思うのですが、端正な和風の顔、美しい所作、声、そして影のある演技。
それらがもうたまらない魅力となっていて、私にとっては、三船様に次ぐセカンドブームになっています。
邦画好き様はおそらく原作をご存知だと思いますが
「炎上」に続き、同じく三島由紀夫原作の「剣」も見ました。
東和大学となっていましたが、おそらく東大剣道部をモデルにした作品かと思います。
大学の剣道部の練習の厳しさに驚きました。
(自分はずっと文化系クラブだったので・・・)
まるで、三島の人生観そのものを現していた映画でした。
最後の結末も彼の人生そのものだったので衝撃的でした・・・・。
市川雷蔵が剣道部のストイックな部長を演じているのですが
彼の演技はすごいです・・・。
何を演じても完璧に近い。
こんな素晴らしい役者さんがわずか37歳で亡くなったなんて、本当に残念です(涙)
原作も読んでみようかなと思います。
邦画好き様
すみません。補足です。
>溝口のショックも相当なものだったでしょうね。
自分で書いていて、あれ?と思ってしまいました(笑)
溝口の心境は小説の中にすべて綴られているはずなのに・・・。
失礼しました。
溝口は、鶴川が自分に内緒で柏木に遺書めいた手紙を送ったことについて
それほどショックを受けていませんでしたね。
原作の溝口は、柏木の言動に確かに影響を受けてはいるのでしょうが
ほとんどの事を自分で意志決定していますね。
映画の溝口は、柏木の「住職が本当に人徳のある人だったら許してくれるはず」という言葉に
そそのかされて、住職に対して数々の背信行為を行っていたように思います。
純粋すぎて、柏木の言うことを真に受けていた節がありました。
それゆえに、すごく後味が悪いのです・・・。
原作の溝口の強さは、ある意味、救いでした。
私も邦画が好きになりました様
>また、実際の犯人の母親が同じように自ら命を絶っているので、その事件も参考にしたのかもしれませんね。
えっ、それは存じませんでした。
なんとショッキングな出来事でしょう。
しかし、あの事件の大きさを顧みれば、その母親の気持ちもわかりますね。
>市川雷蔵は、関西歌舞伎界での養子縁組の関係で生い立ちが大変複雑で
>実の産みの母親とも30過ぎて初めて対面していたそうですから
>どうしても、演技に影がつきまとうのです・・・・。
なるほど、なるほど。
それも存じませんでしたが、そういうことを知れば、より市川雷蔵についての理解が深まりそうですね。
>それらがもうたまらない魅力となっていて、私にとっては、三船様に次ぐセカンドブ>ームになっています。
あれあれ、私がおいつかないうちに、もうセカンドブームですか。(笑
とりあえず、私は三船を制覇しますので、その次、市川雷蔵にチャレンジしますね。その次のサードブームをまた教えてください。
>邦画好き様はおそらく原作をご存知だと思いますが
>「炎上」に続き、同じく三島由紀夫原作の「剣」も見ました。
>東和大学となっていましたが、おそらく東大剣道部をモデルにした作品かと思います。
いえ、私は三島の「剣」の原作は読んだことがないのです。
小説としては、レアな部類ですね。(って、自分が読んだことがないから、そんなことを言ってすましたいますが、メジャーな作品だったら、ごめんなさい)でも、きっと映画としては、映えるストーリーなのでしょう。一度見てみたいです。
>大学の剣道部の練習の厳しさに驚きました。
私はたまたま親しい友人で2人も剣道部なのです。2人とも有段者ですが、1人は中学からの剣道部で、なかなかの達人でした。
彼女たちの結婚式では、その武勇伝(?)の数々が語られていて、なかなか面白かったですが、練習は相当厳しかったですね。
特に、大学の練習は男女混合なので、(私のいた大学では)かなりハードだったと覚えています。
市川雷蔵は、剣の達人を演じているだけあって、剣道はすごいでしょうね。
37歳で亡くなっているのですか。
モーツアルトなみの凝縮された人生ですね。
今ごろ様
勝新特集、もうやっていると教えていただいて、いてもたってもおられず、ツタヤディスカスで、「座頭市物語」を予約してしまいました。
友人で、wowowを見ていて、録画可能な人はたくさんいると思うのですが、勝新に興味がありそうな人は思いつかず・・・そういう興味のない人に「録画して見せて」とも言いにくく・
>勝新の刀捌きのスピードの早いこと!
それは観るのが楽しみです。
勝新は、いい意味でアクのある俳優ですね。
それがこの上ない魅力にもなっていますよね。
>それにしても、やくざの出入りで一般家庭にズカズカ踏み込んでいくなんて、
>迷惑この上ないですね。
そうなのですか。
それは、夫との話のネタにもぜひしなければ。
邦画好き様
>私も邦画が好きになりました様、絶賛の、近松物語と赤線地帯をツタヤでレンタル予約しました。
>西鶴一代女は見当たりませんでしたが、どこで借りられましたか?
>以前、何かお安くでDVDをお買い求めになられたとお書きでしたので、それでしょうか。
質問にお答えするのが遅くなり、失礼いたしました。
西鶴一代女はAmazonで最安値の380円(送料無料)で買いました。
田中絹代が13歳で宮仕えする乙女の役から50歳で夜鷹と呼ばれる街娼に
堕ちていくまでの女の一生を熱演していて、本当に素晴らしかったです。
>いえ、私は三島の「剣」の原作は読んだことがないのです。
>小説としては、レアな部類ですね。
>(って、自分が読んだことがないから、そんなことを言ってすましたいますが、メジャーな作品だったら、ごめんなさい)
>でも、きっと映画としては、映えるストーリーなのでしょう。一度見てみたいです。
そうでしたか(汗)
失礼致しました。
おそらく、メジャーではない短編小説なのだと思います。
雷蔵は「炎上」以来、三島由紀夫とも親しくしていたそうで
掲載されたばかりの原作を雷蔵が読んで、自ら映画化を企画したと書いてありました。
邦画好き様がおっしゃるように
きっと雷蔵もこれは映画として映えるストーリーだと思ったのだと思います。
日曜日に市川昆監督、市川雷蔵主演の「破戒」を見ました。
一応、若い頃に島崎藤村の原作は読んだ事には読んだのですが・・・・
なぜに生徒の前で告白してあやまるのか
しかも土下座までして。
その後、逃げるようにアメリカに行くなら
告白しなけりゃよかったのに
などと思ってしまい、結末にどうしても納得いかなくて
その後読みかえすことはありませんでした。
当時は丑松の気持ちを完全に理解することが出来ませんでしたが
今回、雷蔵様の映像の力を借り
原作を再度ざっと読みかえしたら
歳を取ると、当時見えていなかったものが見えてくるものなのですね・・・。
生徒に告白する場面では
原作とほとんど同じ台詞を雷蔵演じる丑松先生が美しい声で
子供達に語るのですが
あまりに真に迫っていて、何度見ても涙が出ます。
結末は映画のほうが、ずっと潔くて素晴らしかったと私は思います。
時代の差なのでしょうか。
明治三十九年の原作では、新天地、アメリカに行くという結末しか作者には思い浮かばなかったのかもしれません。
たとえアメリカに逃げたとしても
階級差別からは逃れられても、新たに人種差別という壁が立ちはだかるでしょうに・・・。
隣の芝生は青く見えたのでしょうか・・・・。
私も邦画が好きになりました様
そうでした。
なにか、DVDをお安く買われたのいうのは、西鶴一代女でしたね。380円は驚きの安さですね。
私も邦画が好きになりました様が2位にあげられていたので、私もアマゾンで買おうと思います。しかし、380円では送料の方が高くつきそうなので、他の何かと・・・何回でも見返してみたい「七人の侍」もいいですし、五十鈴様大好きや今ごろ様が話題にしてくださった、勝新や若山富三郎もいいですね。
ところで、「破戒」ですが、
結末は映画の方が、ずっと潔くて素晴らしいということなので、いつかは私も見てみようと思います。
しかし、私は原作しか読んでいませんが、丑松の気持ちがわかります。
私も邦画が好きになりました様はきっと関東の方でしょうから、身近にいわゆる被差別部落がなかったのかもしれないとご推察いたします。(もし、そうでなければ、申し訳ありません)
私は関西ですので、どこの土地にいっても被差別部落はあるものだと思っていました。
関西でも、私はある県から別の県に引っ越ししていますが、両方の土地に被差別部落はあり、私の世代のことですから、「部落解放同盟」がさかんで、いろいろ複雑なでき事がありました。
被差別部落というのは、アメリカのような人種差別と異なり見た目だけではわからないものです。(もっとも、アメリカも見た目だけでなく、プロテスタントかカソリックかによっても差別がありますが)
しかし、「橋のない川」などを読まれたらおわかりのように、住んでいるところによって、歴然と差別され、しかも、長じてその土地を離れても、いったん被差別部落出身とわかれば、手のひらをかえしたように差別を受けたのです。
私の頃も、実は差別はあり、結婚するとなると、まず、被差別部落出身でないかを調べるのがあたりまえの時代でした。
また、今でも差別は絶対ないとはいいきれません。(具体的に書くと差し支えるので、ひかえます)
丑松は、被差別部落出身ですが、それを隠して普通の学校の先生となり(当時としてはとても珍しいことだったと思います)いつばれるかとびくびくしながら生活を送っていますね。それは、彼にとって、ものすごいストレスだったでしょう。はたまた、もとの出身地に帰れば、「おのれ、自分だけ身分を偽っていい思いをして、裏切者」とののしられることが目にみえていました。
なぜ、丑松が生徒の前で土下座して謝るのか・・・それは、当時の被差別部落出身の人は、そうでない人にさわったりしても、からかわれたり、いやがらせを受けたりすることがあったからだと思います。ましてや先生という生徒より上の立場で日常を送るなどとはとんでもないこと、と思われても、当時としては仕方なかったでしょう。
アメリカに行けば、確かに人種差別は受けますが、それこそ被差別部落出身ということを隠して、同じ日本人どうしということで、助け合いながら生活できます。(日本人はかたまって生活していましたから)そのような生活を夢見、あこがれたのではないでしょうか。
そのような生活を送ろうと思うこと自体が、「逃げ」と言われればそうですが、当時はどんなに潔い決意をしても「逃げる」ことは許されたと思います。
丑松のような自分の出身を隠して先生という立場で暮らしていなければ、もとの出身地に帰るという大きな選択肢があったでしょうが。(しかし、丑松のように有能な青年が部落解放同盟に参加できるような機会を与えられるのは、もっと先のことだとは思いますが)
映画を見てみて、違う印象を持てたらいいなと思っています。
上記、もし、関係者の方がご覧になって、不愉快な思いをされたとしたら、申し訳ありません。
しかし、私の文章を読んでくださればおわかりになりますように、私は決して差別を肯定しているわけではなく、「こういうことがあったが、許されてはならないことだった」という気持ちで書いております。
この文章が削除されないうちに、私も邦画が好きになりました様が読んでくださればいいのですが。
邦画好き様!
早速の返信をありがとうございます。
まずは西鶴一代女の事ですが
Amazonは送料無料なので、一本からでも注文できますよ。
「破戒」についてのお話、大変参考になりました。
なるほど、私の住む関東と邦画好き様のお住まいになる関西とは
被差別部落に対する考えが全然違うのですね。
思慮に欠けた発言をしまして、申し訳ありませんでした。
若い頃は丑松の言動に疑問を持ちましたが
歳を取ってからは丑松の気持ちも少しはわかるようになりました。
父からの「隠せ」という教えを守らなければいけないという気持ちと
すべて真実を人々の前に晒して心の平安を得たいという気持ちの葛藤は
当事者にしかわからない苦痛ですよね。
だからこそ、丑松には逃げずに戦って欲しかった気持ちが残りますが
あの時代でそれを求めるのは酷というものなのかもしれません。
映画では、丑松はたとえ苦難が続こうとも、猪子先生の志を継ぐ道を選びます。
戦後の映画だからこそ、選べた結末なのかもしれませんね。
私が読んだ原作の最後にアメリカの大学で教鞭をとっている方の解説が載っていたのですが
学生たちに藤村の「破戒」についてあらすじを説明すると
最初は学生たちは固唾を呑んで、話に聞き入っているのですが
最後のオチで丑松がアメリカ(しかもテキサス!)に行くことになると述べると
とたんに大爆笑されたと書いてありました。
私も「なぜにテキサスを選んだのだろう。
せめて、ニューヨークにしておけば良かったのに(汗)」と、やはり思ってしまったのですが
邦画好き様のおっしゃるように
アメリカでは日本人同士がかたまって共に助け合って暮らしていたので
そういう生活を夢見ていたのかもしれませんね。
「破戒」は確かに文芸作品として成功し、藤村の代表的作品の一つになりましたが
ああいう告白を小説にしてしまうと、その時代に出自を隠してひっそりと生活していた人々に
告白しないことに対しての「自責の念」を持たせてしまったのではないのか?など
色々考えてしまいました・・・・。
当事者自身が書いていたとしたら、もっと納得がいったのですが・・・。
藤村ファンの方達、読んでいてご気分を害されたら、すみません。
実は私も「橋のない川」は3巻くらいまで読みました。
当時の被差別部落に対する差別のすさまじさには胸が痛みましたが
孝二と誠太郎の兄弟が苦悩しながらも決して負けず
時代の波に翻弄されながらもたくましく
成長していく姿は読んでいて「破戒」より清清しく思えました。




































