美しいものといえば何を思いつきますか？｜掲示板スレッド

人々が動き出す前の夜明けの静かで澄みきった清々しさ。柔らかな朝日。
見慣れた風景も、凛としたした空気を独り占めすると心が洗われます。
そして、なぜだか決まって高校の教科書にあった小泉八雲の随筆で覚えたlucidity（清澄）と言う言葉が浮かびます。


雨上がりの朝、軽井沢の美しい落葉松並木を覆い尽くす朝靄。
美しい村ならではの幻想的な光景。


松本隆さん作詞の"瑠璃色の地球"
曲名と"朝日が水平線から光の矢を放ち～"
のフレーズ。
聴く度に美しい描写に圧倒されます。


宮古島と橋で繋がっている来間島から眺める
対岸の与那覇前浜の白い砂浜と青い海。
前向きな気持ちになれる夜明けの美しさが好きですが、ぼーっと眺めているといつかはこの海に眠りたいと思う美しさです。

私も1日が始まる空が好きです。春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際、を思い出します。
言われてみれば、夏は夜、秋は夕ぐれ、冬はつとめても美しい。冬の朝、はぁーと息が白くなる、空気の透明感、肌を刺すようにすっとした寒さ、凛としたあの空間も好きです。

そろそろ寒くなってきましたね。

同じことを書き込もうとしていました。

強いていうならば、「秋は夕暮れ」の秋は夏の終わりの秋で、好きな秋は「冬はつとめて」に近い秋でしょうか。澄んだ空気感に、身が引き締まるような感覚を覚えますね。

冬の寒さが嫌いという方も多いのですが、私は冬が好きで、中高生の頃、球技大会の朝練で硝子のような空気を切り裂きながらランニングしたことを思い出します。

皆さんの書き込みを読んでいるだけで心が洗われます。本当にスレッドを立ち上げてよかったです。

「硝子のような空気を切り裂きながら」という比喩は、冬の寒い早朝に走ってみないと実感はできないでしょうね。

体感って大事ですね。

冬の早朝、冷たい風を切って一人で走る中高生の姿が頭に浮かびました。

素敵です。

あの冷たい空気の心地よさを共有できて嬉しかったです。

スレ主さま、素敵なスレを有難うございます。
こちらに書いていて、きっと私は透明なものに心惹かれるのだと気づかされました。

ガラスペン、美しいですね。
インクをチューブに吸い込ませて使う万年筆とは違い、ガラスをインクが伝って文字を書くガラスペンは使っているとワクワクします。
昨年、令和が発表された時、その場で手紙が書ける文房具屋さんで封筒と便箋を買って「新しい年号は令和になりました」とガラスペンで自分に手紙を書きました。ガラスペンにはそんなことがしたくなるような魅力があります。

フィレンツェのマーブル紙も偶然が生み出す模様がとても美しいと思います。便箋やノートの表紙に使われますが、何を書こうかと悩んでしまうくらい素敵な文房具です。