口臭｜掲示板スレッド

自分の発言にレスがついたようですね。
正直な感想は、苦笑といったところです。


「コメントさんは」さんが、びっくりされるのはご自由ですが、自分は医師になって22年、専門は消化器で、日本消化器病学会認定の専門医の資格も有しております。
大学病院、地域の基幹病院を数か所勤務しましたが、患者さんをベルトコンベアに乗せるがごとく検査しまくる診療体制に疑問を持ち、ここ数年は小規模の比較的のんびりした病院に勤務し、東洋医学、特に和漢薬に傾注しているところです。
内視鏡経験は、上部消化管は5000例以上、下部は少なく1000例には達していません。
まあ、自分程度の医師は、中堅以上の病院に行けば、いくらでもいるというレベルでしょう。
がんの患者さんもそれなりに診ており、胃がん、大腸がんはもとより、肝臓がん、胆道系がん、すい臓がんはあたりまえ、若い頃は専門外ですが、肺がんや白血病も診ておりました。
（市中病院では専門以外は全く診ないということはできません。）
当然、これまでにみとった患者数も、それなりにはなっています。


皆様が、どのような信念、信条を持つかは、基本的には自由です。
目玉焼きには醤油が一番！と思おうと、ソースに限る！と決めようと、構わないでしょう。
ただ、人様に責任を持ったことを言おうと思ったら、その信念は、しっかりしたものでないといけないと思っています。
信念や発言には、
①現実性や合理性があるか？
②客観性の高い根拠があるか？
などが重要でしょう。
さらに、
③その信念が行き詰った時、修正に応じることが可能か？
なども重要な項目です。
少々大袈裟ですが、逆を言えば、
現実性や合理性に乏しく、論拠が薄弱で、説得や検証によっても修正に応じない強い信念は、精神科の領域では妄想の特徴を有していると言います。


あと、自分の文章が稚拙であったためか、文意を理解してくださっていない方がいるのは残念です。
例：宿便
宿便は誤解というのは、西洋医学的には宿便などという概念はあり得ないので、東洋医学から来た誤解であるという意味です。
腸の粘膜は大変に増殖が盛んで、古い粘膜は次々に脱落していく一方で、底から次々と新しい細胞が出来てきます。
ですから、水道管にはりついてとれないサビの様な、宿便などというものはあり得ません。
しかし、東洋医学では、このような概念を使うのです。
例えば、便秘がちの方の肌荒れなどは、宿便のために身体に悪いものがたまった結果として肌が荒れた、というように考えて、その治療として大黄（下剤のようなものと考えてください）などを含んだ生薬を用いて治療します。
例：がん探知犬
確かイギリスだったでしょうか？
麻薬探知犬と同様に、がん探知犬の試みは行われております。
しかし、これは極めて特殊なことです。
もちろん通常の医療ではありません。
あくまで常識的なコメントをしたまでです。


長文になってしまったので、ここまでにします。
時間ができれば、近日中に、胃の病気と口臭の関係について、コメントしたいと思います。