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【2084751】八日目の蝉

投稿者: ルティン   (ID:FZvNWA0fBo.) 投稿日時:2011年 04月 05日 19:44

この作品のことをあげると、かなり荒れそうなんですが、
あえてだしてみます。

NHKのドラマも原作も読んでませんが、設定とおおまかなあらすじは
ネットで十分ネタバレで読めるんで、全部オチも知りましたが、
こんな内容の小説を、

母と子の絆の深さ・感動

と宣伝する人たちは、何を考えてるんでしょうか?
日野OL放火事件とほとんど同じ内容で、不倫して添い遂げられないと
本妻の子を攫って、育てる・・・というのは、殺人に等しい行為です。

どうしても、出版界というのは、

不倫において独身女性は被害者の存在
か弱い立場の独身女性を守れ。
子供の人権よりも若い独身女性の人権が重い
たとえ不倫しても純愛できる愛の深い女性は、本妻の子も大事に育てる存在
子供を自分で産まなくても、子供を産まない女性は産んでる女性より
愛情が深い

とメッセージを送りたいんですね。

この話は、主婦とその子供の人権と命は、独身女性よりも軽んじていい、
という生存権をも侵害する恐ろしい行為だと思いました。

今度の映画化によって、不倫相手の既婚男性の子供を殺そうとする不倫女性が
増えそうで怖いです。
映画の影響なんかというかもしれませんが、風潮がひとつひとつ積み上げられる
ことにより、裁判の判決などにも影響が出ます。

自分自身は不倫には縁がないんで、不倫されて気の毒ね、などの書き込みが
あっても私自身は気にしません。
夫婦カテでも、既婚女性とは思えない発言をする人も多いですね。

不倫してても相手の家庭を壊さず幸せにやってる、と言い聞かせて
耐えてる不幸なつもりの不倫女性もいるんでしょうが、自業自得ですし、
同情しようとも思いませんが、不倫女性の肩を持つ主婦もいるんでしょうか。

また子供がいない既婚女性は独身女性の味方なんですか?

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  1. 【2086832】 投稿者: うーん。  (ID:Lj.qBDa5p.E) 投稿日時:2011年 04月 07日 19:21

    原作しか読んでいません。私も、同じ作者の他の作品と比べると深さが足りないかなと思いますが・・・。映画はどんな風かなと見てみたい気もしています。

    この作品に限りませんが、
    私自身は、小説にある事象や主張が書かれているからと言って、作者が必ずその通りに思っているかどうかはわからないという考えです。もちろん作者自身の性格や考えは、作品に反映されると思いますが、主人公が肯定していたり、作品の中で肯定的に書かれていることを、必ずしも作者が肯定しているとも限らないと思います。
    映画化、ドラマ化するのも、制作者が作品を「面白い」「人の興味を引くだろう」と考えるからだとは思いますが、作品内の主張を全部肯定している訳ではないと思います。

    原作者も、ドラマや映画の制作者も、読者や視聴者の中には共感する人も、否定する人もいるだろうと考えていると思います。

    ただ、「母と子の絆の深さ」という風に端的にとらえてしまうと、違う気もします。スレ主さんがそこを否定的に感じられたのだとしたらわかる気がします。映画は、見てみないとどういう風に描いているのかわかりませんが、私自身は、原作を読んで、「生まない人の方を肯定している」とか、「誘拐を肯定している」という風には受け取れなかったのですが・・・。

  2. 【2086950】 投稿者: りかちゃん  (ID:uPcxeWxzpKk) 投稿日時:2011年 04月 07日 21:25

    私はちょうど昨夜、読み終えたところでこのスレ発見。
    今、リビングで高校生の娘が読んでます。
    スレ主さんも、一度とにかく読んでみたらいかがでしょう。
    私はおもしろかったですよ。
     
    感想・・・
    男性と付き合うときは熱く燃え上がっても
    頭のどこかで冷静に判断する力をもっておくのがよい。
    男の嘘がわかってても許してしまうのには
    自分にも責任がある。
    →だから高校生の娘におもしろいよ~と勧めて読ませます。
    母からのメッセージになるかしら。
     
    不思議に感じたのは、
    女性は妊娠期間、出産の苦痛を乗り越え
    四六時中、乳を吸わせ、じわじわ母の喜びを積み重ねていって
    「かけがえのないわが子・・・」になると思うのに
    主人公のキワコさんは、どうしてこんなに急に
    愛情をどっかんと注げたのだろうか。
    赤ちゃんの笑い顔は確かに可愛いけど
    夜泣きやぐずりだってあるんだから
    よく育てたね~と小説ながら、感心してしまいました。
    実際、秋山夫妻がそのまま育ててたら
    違った人格になったのかしら。
    読んでいて、三つ子の魂、百までって言葉を思い出しました。

    そうそう、
    小豆島でのラブホ住み込みのとき、キワコの仕事中に薫ちゃんを面倒見てくれた
    花ちゃんが将来イラストレーターさんとか絵を描く仕事につけてたらいいな~って
    思いました。
    そんな、ちょっとした救いが欲しかった。

  3. 【2087465】 投稿者: 意図的につくられた  (ID:MOqwGGYPKHw) 投稿日時:2011年 04月 08日 11:27

    母性ですね。
    陳腐な小説です。

    最初から、

    不倫は純愛
    不倫する独身女性こそが素晴らしい至高の存在
    主婦はばかで嫉妬深い動物
    不倫彼氏の子供を本当に産むべきはあたし

    という思考がある人間が感動する作品です。

    わたしはまともな人間なんでまったく共感できませんでした。

    角田さんは某宗教関係者ですよね?
    だから信者の多いこと多いこと。

    それとこの作品のモデル(というかまんま)である北村有紀恵は
    まだ塀の中だそうですが、まったく自分が人殺ししたことについて
    反省がないんですよね?
    何を言われようと、不倫したんだから耐えて自分だけ我慢して消えて
    いなくなればいいものを、子供をふたりも殺すなんてとんでもない
    話です。
    いまなら死刑でしたね。

    それに不倫相手の既婚男性も「死刑にしてほしい」と訴えたそうですから、
    塀の中で不倫としては完全に負け犬ですね。
    しかも放火の慰謝料や補償で両親も散財したとか。

    全部北村の自業自得ですが。

  4. 【2110424】 投稿者: さっき原作を読み終えた  (ID:WnRutcY3XCU) 投稿日時:2011年 04月 27日 20:37

    正直言って宣伝しているほど名作とは思えません。

    むしろ嫌悪感。

    最近は「感動作!!」とか言って大々的に宣伝している映画で本当に感動する映画に

    であったことがない。

    この作品は母性を無視していますね。

    保育士でも何でもない人が不倫相手とその妻の子ににわかに愛情を抱けるでしょうか。

    薫には自分を傷つけた夫婦の面影がちらほら見えるはず。

    そんなことより母性の方が勝るなんてありえない。

    むしろ憎くなるはずでしょう。

    だから母性が勝って誘拐するなら全く係わりのない他人の子でしょう。

    角田さんは子供を育てたことがないんだな~と思いました。

    母親の精神状態が安定していないと愛情たっぷりに子育てなんてできないんですよ。

    逃亡生活でお金もない・住居もないでは神経ピリピリママになるはずです。

    母性って何ぞやとこちらが問いたくなる作品でした。

    それから所々でオムツ臭がプ~ンとか千草のお母さんがホームを追い出された理由とか

    下品ネタ話が出てきますが、そんなの話の筋に関係あるのでしょうか。

    気持ちわるいだけです。

    何だか数年前の「バベル」という映画を思い出しました。

  5. 【2115042】 投稿者: 嫌悪感  (ID:uGmlsEiyneQ) 投稿日時:2011年 05月 02日 13:38

    NHKでドラマになってはじめて、この本の存在を知りました。ドラマは見ていません。


    その時からすでに、嫌悪感がぬぐえずにいました。



    映画化になったからか友人からこの本をもらってしまい、読んでもいないのに批判してはいけないと思い、

    今途中まで読んでいます。 

    まだ批判できる資格がないかもしれないけれど・・・




    やはり大前提が違っていると感じます。


    そして、角田さんに厳しい指摘になるかもしれませんが、

    子育てをしたことがない人が想像して書いているだけと感じざるを得ません。

    妊娠期間中や出産を経て、わが子を抱いたとき、

    「この子は私が少しでも離れたら生きていけないんだ」 とズシンとくる責任を感じるものです。


    自分の産後の検診や毎日の自分の入浴のあいだにも、泣いていないか心配でたまらなかったり、

    そんな自分の状況やうまくいかない育児に、ノイローゼ気味になったりするものです。 

    そして、すやすやと眠る温かい寝顔。

    さまざまな経験から母性は育まれると思います。






    それと、「がらんどう」と言った人の実子をかわいがれるでしょうか?

    はなはだ疑問です。


    よく「まったく誰に似たんだか!!」などと現実社会で言うこともありますよね。



    大前提に疑問を感じます。

    そして、きれいな女優さんが演じることで、美化されることに嫌悪感をぬぐえません。

  6. 【2119928】 投稿者: ちょっとネタばれ、ごめんなさい  (ID:A1w/HzOQaGw) 投稿日時:2011年 05月 07日 09:48

    まめっち様に同意いたします。
    原作→ドラマの順でしたが、ドラマには違和感がありました。
    岸谷五朗の役を付け加えたことと、
    最後に「かおるーっ」と呼びかけてしまうところ。
    服役までしたのに、全く反省していないことになってしまいます。
    原作が手元になく確認できませんが、声はかけなかったはず。
    原作にあった、薫には非がないにもかかわらず、
    家族の元に戻ったがゆえに全てがギクシャクしてしまう苦悩が、
    ドラマではかなり薄かったです。
    そこはこの作品の重要な部分なのに、ドラマは希和子に偏りすぎていました。
    「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」という10年位前のアメリカ映画も、
    誘拐された子が数年後に戻るという設定でした。
    地味な映画ですが、こちらの方が家族の苦悩と再生を丁寧に描いています。

  7. 【2120303】 投稿者: 読みにくい・・・  (ID:ndCz2UZJQfc) 投稿日時:2011年 05月 07日 16:36

    一行間あけると読みにくいです

  8. 【2127962】 投稿者: 今の世の中で  (ID:YSYjmYj6TZo) 投稿日時:2011年 05月 14日 12:33

     経済的に安定した男性と、堅実な結婚をするのが我々世代からは想像つかないくらい困難なのでしょう。
     社会的に下層な人がマジョリティになれば、その人々を対象にマーケティングするしかないのだから、テレビもマスコミも低俗すぎてもうついていけません。
     簡単でお手軽、頭や体のルーズな人でも幸せになれるおとぎ話が必要ってことでしょう。
     結婚は無理でも、不倫なんて誰でもできますから。

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