女子美の中高大連携授業
大学受験国語を考える
現代文の題材に選ばれるような文章はポエムに過ぎないだとか、
古文や漢文はいらないだとか、
いろいろ言われていますが、
大学に入ったら嫌でも文章を読んで書かないといけないので、
おそらくは小論文などとともに残るであろう、大学受験国語。
これについて考えていきましょう。
日本政治思想史の泰斗である丸山眞男の文章が国語の教科書から消えるくらい、研究や世の中自体が発展したら漢文はいらないかもしれないが、あの文章が載っている以上、丸山が依拠した程度の漢文の素養は上位大学の入り口で問われてもよいとは思う。
その言いぐさは、邦訳があるのに、なにゆえわさわざ外書講読で原典に当たらねばならぬのかとの横着者に似ている。また、たしかに栄養を摂るだけなら、サプリメントでも足りるのかもしれぬ。だが、食事の目的・効用はそれだけか? 君には、悲しいほどの稚拙な功利ばかりが目立つ。
まあ、なごやの人は実利的なんですよ。文化に耽溺しない点はいいかもしれないけど(近年は”文化左翼”という概念が登場していますね)、人文科学的教養が下手な大学生よりもありそうなのにもかかわらずそのことを謙遜する感じがあるのは確かに残念。
中国語をコミュニケーションの道具ではなく暗号解読術として学ぶ漢文が、英語において残念な私文戦士を量産する土壌になっているので、漢文やる暇があるなら現代中国語&由来の漢字字源に時間を使うというのが賢い上位学生のコンセンサスかな。
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「大学生の時ひょんなことから日本の私立大学文系学部の最高峰に英語と世界史の2科目受験で入ったという友人ができた。彼は群馬県出身で、数学などは全く出来なかったが、高校時代に持ち前の根性で英語と世界史を猛勉強して見事に私大最難関の入試に合格したのだ。世界史などはタイの歴代の首相の名前まで暗記したという。2科目しかないので、それらを集中的に勉強した英語や世界史のスペシャリストの受験生がしのぎを削るため、こうした入試では英語だけなら東大よりも難しい。そんな彼と筆者はお互いの大学の休みを利用してオーストラリア旅行に行くことになった。そして驚くことに受験英語の最高峰にまで登りつめた彼は全く英語が話せなかったのだ!彼は英単語を全てカタカナに変換して覚えていた。英文を読むときも、これは主語、これは述語、この関係代名詞がここにかかっている、文章を前に行ったり後ろに行ったりしながら解読していた」
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要は漢文を学ぶ目的だよ。君はそのスタートラインがあやふやだな。日本の現代文に漢語があるからといって、個々の漢語の意味を理解するのに中国の古典にまで遡る必要はないだろ。当時とは異なる使い方を現代でしているものもある。
文章なら原典に当たったほうが良いのはわかるが、現代の語句一つ一つを理解するのに昔の書物を引っ張り出して学ばないとダメだというのは違うな。日本文化の基となった、昔の中国文化を漢文で学びましょうというのならわからないでもないが、それを限られた高校の国語の時間ですべきかは疑問だな。
結局は日中関係(日台関係)がアンビバレントだから漢文の扱いや中国語の扱いが難しいんですよね。それに、漢籍という扱いにしてしまうと外国語なのか国語なのかわからなくなってしまうし、難しいですね。京大は漢籍の重要性がわかっているはずなのにもかかわらず二次試験で漢文を出しませんが、そのあたりを憂慮して出さないのかもしれない。




































