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国際卓越大学申請

【7168383】
スレッド作成者: 都立の人 (ID:pelrjoy/JK.)
2023年 04月 04日 11:25

国際卓越大学に申請10件。
東大、東京科学大、京大、東北大、名大、阪大、九大、筑波大、早大、理科大

どこが認定されるのか。指定国立大から顔ぶれ変わるのか、私立大の認定はあるのか、旧帝大唯一申請のない北大はどうしたのかなど。
また、過去のSGU、指定国立大などの反省を踏まえどう運営されるべきかも含めて意見交換しましょう。

【7738991】 投稿者: うむ   (ID:V3QgX264jF6)
投稿日時:2025年 12月 06日 02:52

国際卓越研究大は、その資金額も認定される大学数も、SGUや指定国立大とは全く異なる。例えば指定国立大は一橋大などまで広げて指定し結果は不芳であった。

ただ、バラマキではなく「国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学」に対する投資であり、対象は有識者会議などの第三者意見により絞り込まれる。簡単に言えば、強い大学をより強くということである。そして、認定されても結果がでなければ認定取り消しである。
公的資金の運用益を活用するのだから国民に対して説明責任や結果責任を負うのは当たり前。

現状、残念ながら研究において世界と競う大学として育成できるのは日本ではせいぜい5大学程度が現実的。(本法案の国会答弁通り)
もし、研究を頑張っているのは東大、東北大など一部の大学だけではない、と不満を述べる研究者がいるなら、そういう大学を目指せば良いだけ。どの世界でも自分を磨き、より恵まれた環境を目指すのは当然だろう。


【国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律】
(目的)
第一条 この法律は、我が国の大学の国際競争力の強化及びイノベーションの創出の促進を図るためには、国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学について研究及び研究成果の活用のための体制を強化することが重要であることに鑑み、当該体制の強化の推進に関する基本的な方針の作成、国際卓越研究大学の認定、国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化を目的とする事業の実施に関する計画の認可、当該事業に関する国立研究開発法人科学技術振興機構による助成等について定め、もって科学技術の水準の向上並びに学術及び社会の発展に寄与することを目的とする。

【7739039】 投稿者: 多摩地区   (ID:710YSU/YMjY)
投稿日時:2025年 12月 06日 11:18

確かに国際卓越研究大を批判する人はまずは法律や政省令、国会審議の議事録読んだ方が良いね。

【7739048】 投稿者: 多摩地区   (ID:JPmXEVXMNuw)
投稿日時:2025年 12月 06日 12:46

あと、慶應の伊藤塾長が委員だった国際卓越研究大の審議会議事録も面白い。
法制化後、伊藤塾長は委員だったのに慶應自身は申請断念。慶應は文系中心の大学だからというのが理由と。地域中核大学に転じて認定。地域中核大学認定だけでも凄いこと。私立は慶應以外では沖縄のOISTだけ。一橋も落選している。
その後、国際卓越研究大のような強い大学をより強くという政策に反旗を翻し、文系大学の5年制などを主張している状況。
旧帝大型のグローバル大学だけでなく、慶應のような実践的な専門人材育成のローカル大学にも力を入れたいということか。
ただ現在の文系大学の実態を見ると国民の賛同が得られるかは微妙か。

【7739324】 投稿者: うむ   (ID:V3QgX264jF6)
投稿日時:2025年 12月 07日 20:26

国際卓越研究大の東北大学、留学生の授業料1.7倍へ。
世界で学生争奪戦が激化する中、海外大学では授業料が数百万円に上ることがあり、「値上げしてもなお割安」(文科省幹部)との見方。「国際卓越研究大学」として受ける巨額支援も活用し、海外の有力研究者獲得など研究力底上げを進めるとの記事。

欧米やシンガポールなど世界の一流名門大学は留学生の授業料は、自国学生の2〜3倍を取るのは当たり前の状況。
東北大の判断、遅ればせながらであり、おそらく他大学も追随する可能性がある。

基本的には自国のエリートは自国の名門大学で育成していく必要があるし、自国のエリートが行きたい、学びたい、と思う大学を増やすことが重要。

ちなみにアメリカのハーバード、イェール、プリンストン大学などの名門大学はWASP学生の割合が逓減し、中国や韓国などのアジア学生が席捲しそれに対する危機感もあるらしい。しばらくは留学志向の人にとってはアゲンストか。

国内大学に入り、フルブライト留学生や企業派遣が理想か。

【7740351】 投稿者: Margaux   (ID:RfwPU6vPDQI)
投稿日時:2025年 12月 09日 13:25

議論が踏み外しているのは、制度を大学間の力比べとしてしか捉えていない点です。国際卓越研究大学という枠組みは外形的には競争強化をうたっていても、学術が本来動いている単位は大学ではなく、研究者同士が交差する開放系そのものです。資金配分を大学という箱に固定した瞬間に、その開放性は弱まり、知の循環は細る方向へ向かいます。制度の理念をどれだけ整然と引用しても、この構造の欠陥は消えません。

過去の指定国立大が伸び悩んだ理由は対象範囲が広すぎたからではなく、研究者の移動やテーマの再編成という学術の根源的なダイナミクスと制度が同期していなかったからです。大学の名札を強化しても、知の生成は加速しません。研究者が自由に動き、新しいテーマに挑む回路こそが国際競争力の本体で、そこに触れない制度は必ず外枠だけが肥大化します。

授業料の値上げが欧米基準に近いという説明も、表層をなぞっているだけです。世界の一流大学が高額でも学生を惹きつけるのは価格設定ではなく、研究機会の密度と人的ネットワークの厚さが圧倒的だからです。授業料の倍率だけを取り上げても、学術空間としての魅力には全く届きません。制度が誘導しているのは研究力強化ではなく、マーケティング競争の加速という別の現象です。

そして最も見落とされているのは、知の生態系の核が国家的な人材育成ではなく、越境の反復にあるという点です。国のエリートを国で育てるという発想は短期的には聞こえがよくても、知の更新には決してつながりません。海外で学び、国内で研究し、また外へ出るという回路の往復こそが学術の基盤を強くします。大学の名前を強くする発想にとどまる限り、本質には触れられません。

制度の是非は、どの大学に資金が入るかではなく、研究者がどれほど自由に動けるか、その自由がどれだけ新しい知を生むかで決まります。ここを見ない議論は、どれだけ言葉を重ねても結論に届きません。高々と掲げられた理屈の影で、知の循環が止まれば制度全体が逆回転します。その根本を見抜けていない以上、議論は最初から敗着です。

【7740648】 投稿者: うむ   (ID:V3QgX264jF6)
投稿日時:2025年 12月 10日 00:10

>議論が踏み外しているのは、制度を大学間の力比べとしてしか捉えていない点です。国際卓越研究大学という枠組みは外形的には競争強化をうたっていても、



国際卓越研究大の法律に競争強化なんて全くうたっていない。
「科学技術の水準の向上並びに学術及び社会の発展に寄与すること」がその目的。
公的資金の運用益を投資するので「国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学」を絞り込む必要があるだけの話。

ただそれが、これまでの、旧帝大、旧高商、旧高工、旧医、旧文理、旧師範、旧専門学校などが十把一絡げに研究型の総合大学を目指してきた高等教育行政からの転換を促すことにはなるかもしれない。

大学間競争をさせたいから、ということではなく、メンバーシップ型のホワイトカラー量産時代からジョブ型にフィットした人材育成ニーズの高まりなどの社会構造変化もその背景。
研究型(グローバル大学)でなければ、実践的な高度専門人材の育成を行う(ローカル大学)ことで社会貢献する道もある。かつての旧高商、旧高工、旧医、旧文理、旧師範、旧専門学校などがまさにそうだったはず。
そしてグローバル大学とローカル大学の優劣は無く社会的役割の違い。

【7740653】 投稿者: Margaux   (ID:vY4JT/WDnDA)
投稿日時:2025年 12月 10日 00:14

競争強化と書かれていないことを根拠に競争が起きないとみなす読み方は、制度の文言を額面通りに並べて安心しているだけです。知の制度は、書かれた目的ではなく、資源配分の構造が実際に何を誘発するかで判断されます。投資対象を限定した瞬間に、大学という箱のあいだで序列が生まれ、その序列が行動様式を決めるのは避けようがありません。理念ではなく構造が現実を動かすのです。

旧制度の歴史をいくら引用しても、研究者の移動、テーマの再編成といった学術の動力が、大学という枠よりはるかに細かく、はるかに速く動いているという事実は変わりません。職種の変化や社会構造の変容を挙げても、研究の現場を支えている回路は大学の名前ではなく、研究者同士の流動性と接続そのものです。

グローバル大学とローカル大学の役割を整理し直すという発想も、制度の外側から見れば単なる分類作業に過ぎません。知の生態系が必要としているのは分類ではなく、越境の往復という回路です。どこがグローバルでどこがローカルかという問いは、研究が動く速度の前ではほとんど意味を持たない。

制度の文言を再解釈しても、研究者がどれだけ自由に動けるかという核心に触れない限り、議論は全て外周にとどまります。資源の集中が大学間のヒエラルキーを生み、それが流動性を阻害すれば、知の更新は必ず鈍化する。その因果に目を向けない限り、どれだけ整った説明を積み重ねても本質には届きません。

制度が生む現実を見ているか。ここで議論は分かれています。

【7740662】 投稿者: うむ   (ID:V3QgX264jF6)
投稿日時:2025年 12月 10日 00:25

>旧制度の歴史をいくら引用しても、研究者の移動、テーマの再編成といった学術の動力が、大学という枠よりはるかに細かく、はるかに速く動いているという事実は変わりません。


当然、大学の間を動くこともあるし、世界の様々な大学を渡り歩いて自分を磨けば良い。それを国際卓越研究大の制度が妨げるはずはない。
国際卓越研究大は、優秀な研究者が集う梁山泊になれば良い。逆に優秀な研究者に見向きもされない大学が世界で研究成果を競う大学にはならない。

私の恩師の周りには、毎年ノーベル賞発表の頃になると記者が集まり、そして毎年残念会(記者への慰労会)だった。
その恩師の口癖は、最先端の研究をしていない大学に真の大学教育はできない、だった。
そういう大学を日本に1つでも2つでも増やしていくべきということである。

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