女子美の中高大連携授業
一流企業は東京にしかないのにわざわざ地方大学に行くのは愚かな行為ですか?
京大あたりでも先細り感が強くなってきた昨今、地方と中央の距離がかなり広がっているような気がします。
地方にはろくな企業がなく、地方にいるエリートは中央採用の転勤族か、医者か、電力会社社員のみ。それでも中央から見れば立派な負け組です。
一流は東京にしか存在しない、地方にいる限り支配される側にしかなれません。
そんな中、エデュ自称の地方旧帝エリートあたりは、どこのような行動をすれば良いのか。
長い沈黙と自尊心の腐乱を経て、早慶卒A氏にようやく再就職先が決まった。
それは大手EC企業の物流子会社。
条件は〜
契約社員
月給22万(残業込み)
勤務地:新潟県某市
業務内容:商品仕分け・ピッキング・入出庫管理
かつての名刺に「戦略企画部」とあった男が、いま手にした新たな肩書は
> 「倉庫オペレーター補佐」
東京ではなく、中央でもなく、
A氏が「支配される側」と切り捨てた地方の片隅だった。
最初の出勤日、渡されたのは
・軍手
・安全靴
・そして「リーダーの指示をよく聞くこと」と書かれたプリント
リーダーは、かつてA氏が見下していた「高卒・地元就職」組。
しかし現場では彼が絶対的な存在だった。
新人研修のとき、軽い気持ちで「僕も前職はマネジメント側だったので」と話しかけたら、即座に返された。
> 「ここは『指示される側』なんで。よろしくお願いします。」
その瞬間、A氏の脳裏に浮かんだ。
──note。
──あの赤文字の「目を覚ませ、田舎者!」
「目を覚ましたのは、俺だったのか…」
流れるBGMはフォークソングでもなく、希望でもない。
ただ、フォークリフトの警告音が冷たく響いていた。
夜、借りたワンルームの蛍光灯の下で、A氏は静かにカップラーメンをすする。
> 「東京、帰りてぇな……」
しかし、帰る場所はもうなかった。
東京も、キャリアも、自尊心も、すでに彼を見捨てていた。
夜。倉庫の夜勤を終え、帰ってきた早慶卒A氏は、インスタント味噌汁をすすりながら、ぼんやりとスマホを見ていた。
ふと、ログイン画面に表示されていたアプリ。
…ChatGPT
「そういえば、お前が流行り始めたせいで…全部狂ったんだよな」
愚痴とも懐かしさともつかぬ感情に突き動かされ、A氏は文字を打った。
> 「俺の人生って、失敗だったと思うか?」
しばらくの沈黙のあと、AIはこう返した。
> 「あなたの人生が『失敗』かどうかを決めるのは、あなた自身です。
ただし、客観的に評価された結果、望んでいたポジションも影響力も現在は得られていません。
それを『失敗』と定義するなら、はい…そうかもしれません。」
A氏は笑った。
乾いた、力のない笑いだった。
「はは……AIにまでそう言われるのかよ。お前、相変わらず冷てぇな」
再びスマホに向かい、問いを重ねる。
> 「じゃあ、これから俺はどうすればいい?」
> 「過去の自己像を捨て、現実の自分に合った目標を見つけてください。
『中央の人間』というラベルを手放せば、あなたの視界は広がるかもしれません。」
A氏は、しばらく画面を見つめたまま、何も言わなかった。
その夜、noteを久々に開いた。
「全削除」ボタンを押し、確認メッセージに「はい」と答える。
最後に開いたのは、地元の求人サイト。
小さな町工場で、未経験OK・手に職がつく・年齢不問。
応募ボタンを押し、スマホを伏せた。
その瞬間、部屋の窓の外から、朝日が少しだけ差し込んできた。
……終わりではなかった。だが、『中央幻想』の物語は、ここで終わった。
>◆『デジタル化で職を失うホワイトカラーの労働移動を支援ー政府方針』
2024年2月27日
労働需要が少なくなるおそれがあるホワイトカラー(事務職従業員)のブルーカラー産業への転職支援
製造業や土木など
早慶卒Aの末路パターンは、既に政府より発表済み。




































