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8 コメント 最終更新:

阪大学科選び~工学部と基礎工

【7831975】
スレッド作成者: みかんん (ID:2yKFTiria0Q)
2026年 08月 12日 12:14

工学部の応用理工学科(機械)と基礎工・システム科(機械)の違いについて。
高2の息子がオープンキャンパスに参加しましたが、機械工の模擬授業は抽選に外れ、受けることが出来ず
もしこちらで詳しい方がいらっしゃればご教示お願いします。
基礎工の方が理学部の要素が強いらしいのですが、

・授業内容がどのような違いがあるか
・それぞれのメリットデメリット
・システム科の方がパソコンを使う授業が多いか
・研究の大変さに違いがあるか(実験・研究は工学部ならどこも徹夜があるのでしょうか)
そのほか、アルバイトをする余裕があるかなど、生活に関する情報もあればお願いします。

【7832128】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 22:51

どなたからも返信がないようなので、参考までに…

以前、子どもが受験生だった頃、予備校主催の大学説明会で阪大のブースにも立ち寄りました。そのときに伺った話と、子どもの友人から聞いた情報をもとにしています。
あくまで私が聞いた範囲での話で、私自身の主観や偏見も多少入っていますので、話半分くらいで参考にしていただければと思います。


授業内容の違いとしては、次のように捉えると分かりやすいと思います。

◆工学部・応用理工学科(機械)
「ものづくり」や産業への応用を意識した、王道の機械工学を幅広く学ぶ構成です。
1年次は数学・物理などの基礎を含めて幅広く学び、2年次以降は機械工学の専門科目を本格的に学びます。伝統的な4力学(機械力学・材料力学・流体力学・熱力学)を基盤に、機械の設計、加工、生産、材料、計測・制御など、実際の工業製品や製造業につながる領域を幅広く深く学ぶイメージです。

◆基礎工学部・システム科学科(機械科学コース)
「科学と技術の融合」を掲げ、機械工学を基盤としながら、数学・物理・情報・制御などとの結びつきを重視します。
「基礎工=理学部寄り」と言われるのは、個々の技術を学ぶだけでなく、その背景にある現象を数理的に捉え、モデル化・解析することを重視する側面があるためでしょう。

そのため、機械工学に加えて、非線形力学などの数理的なアプローチ、ロボティクス、制御、シミュレーション、生体工学など、機械を他分野と融合させた学際領域にも展開しやすいのが特徴だと思います。


かなり大雑把に言えば、応用理工は「機械工学を軸に、ものを設計・製造する方向」、基礎工・機械科学は「機械工学を軸に、現象を理解・解析し、情報・制御などを組み合わせてシステムとして扱う方向」と考えるとイメージしやすいと思います。

ただし、両者を「応用理工=実学、基礎工=理学」と完全に分けて考えるのは適切ではなく、どちらも4力学を含む本格的な機械工学を学びますし、応用理工でも制御・情報・シミュレーションなどを扱います。

最終的には、どの研究室で何を研究したいかまで見て選ぶのがよいかと思います。

【7832129】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 22:52

>システム科の方がパソコンを使う授業が多いか

どちらの学科でも、現在の機械工学においてパソコンは不可欠なツールです。

プログラミング、CAD、数値解析、シミュレーション、データ処理など、PCを使う機会はかなりあります。

違いが出やすいのは、PCを何のために使うかという点でしょう。
基礎工学部のシステム科学科では、「システム」「制御」「情報処理」などとの結びつきが強く、計算機を使ったモデリングやプログラミング、シミュレーションなどに触れる機会が比較的多いと考えられます。

一方、工学部の機械系でも、3D-CADによる設計やCAEによる解析、数値シミュレーション、プログラミングなどを使います。

そのため、「基礎工はPCを使うけれど、工学部はあまり使わない」という違いではありません。

【7832131】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 22:55

>・研究の大変さに違いがあるか(実験・研究は工学部ならどこも徹夜があるのでしょうか)


どちらの学科も、4年次には研究室に配属され、卒業研究に取り組むことになります。

実験装置の立ち上げやデータ取得にどの程度苦労するかは、学科の違いというより、配属される研究室の研究内容や雰囲気、指導教員の方針によるところが大きいでしょう。

徹夜になるケースがあるとすれば、実験のスケジュール管理の問題に加え、実験が思うように進まず、データを取り直したり、卒論提出前に作業が集中したりする場合などが考えられます。

ただ、現在では、よほど特殊な研究室でもない限り、「工学部の研究室だから徹夜が当たり前」「体調を崩すほど研究させられる」と一括りに考える必要はないと思います。

むしろ、研究室選びの際には、研究テーマだけでなく、実験中心なのかシミュレーション中心なのか、コアタイムがあるのか、学生の研究室滞在時間はどの程度なのかといった「研究室のカラー」を確認することの方が重要です。

【7832133】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 22:56

>アルバイトをする余裕はあるか


結論としては、アルバイトとの両立は十分可能ですが、学年や時期によって忙しさは変わります。

低学年(1~2年次)は、比較的時間割の自由度もあり、サークル活動やアルバイトをする学生も多いでしょう。

一方、3~4年次になると専門科目の難易度が上がり、実験・実習やレポート、卒業研究などで忙しくなります。そのため、低学年の頃と同じペースでアルバイトを続けるのは難しくなる場合があります。

ただし、「工学部だからアルバイトができない」というほどではありません。 週に数回程度であれば、十分両立可能だと思います。

最終的には、授業や研究の忙しさだけでなく、本人の時間管理や要領、アルバイトの勤務時間・頻度によるところが大きいでしょう。

【7832135】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 22:57

>進路・就職面での違い

どちらの学科を選んでも、卒業時の資格や就職先の選択肢に決定的な差がつくわけではありません。

したがって、現時点でやりたいことが明確に決まっていないのであれば、どちらを選んでも十分に軌道修正が可能だと思います。

大学で学ぶ中で自分の興味や適性が見えてきて、研究室配属や大学院進学の段階で専門分野を変える学生もいます。

大学院では、工学部からは「工学研究科」、基礎工学部からは「基礎工学研究科」へ進むのが基本的なルートですが、両者が完全に分断されているわけではありません。研究内容によっては研究科をまたいだ共同研究や教育プログラムもありますし、大学院入試を経て別の研究科へ進学することも可能です。

そのため、学部選びの段階で「一度選んだら、その後の専門分野まで固定される」と考える必要はありません。

むしろ、学部では幅広く機械工学の基礎を身につけ、その中で興味のある分野を見つけ、研究室や大学院で専門性を深めていくという考え方でよいと思います。

就職についても、両者とも機械系の技術者として、自動車、重工業、電機、精密機器、ロボット、半導体、ITなど幅広い業界を目指せます。

最終的には学部名そのものより、大学院で何を研究し、どのような専門性を身につけたかの方が重要になってきます。

【7832138】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 23:01

「阪大は単位が大阪湾に沈んでいる」
つまり、阪大の単位取得は比較的大変、という意味の学生側のジョークですが…

両学部の違いをあえて表現するなら、応用理工は機械工学という具体的な対象を軸に学ぶのに対し、基礎工・システム科学は数学・物理・情報・制御などを組み合わせて、現象やシステムをより抽象的・数理的に捉える場面が多いということでしょう。

そのため、基礎工では「数学や物理が得意で、理論を掘り下げることが好き」という学生には面白い一方、逆に「何のためにこの数学をやっているのか分からない」と感じてしまうと、勉強についていくのが大変になる可能性があります。

【7832142】 投稿者: 参考までに、   (ID:V6hEOVeW7y2)
投稿日時:2026年 08月 12日 23:06

余談ですが…

子どもの高校時代、人気YouTuberの「はなおでんがん」(はなおさん・でんがんさん)をよく観ていました。お二人とも大阪大学基礎工学部の出身です。
(現在は、解散されています)

理系の面白い実験や検証企画で知られていましたが、基礎工学部で培った理系・数理系のバックグラウンドを、あえて身近な題材に応用してみせるところが面白く、私もよく観ていました。

例えば、松岡修造さんの熱量を物理学的に算出して、それが何人分の代謝エネルギーに相当するのかを考え、松岡さんが滞在中のメルボルンの気温上昇を、空気の比熱や密度などからジュール換算し、人間の代謝熱と比較したり。

普通なら「暑い」「熱い」で終わる話を、物理の式に落として定量化してしまうんですよね。

こういう、一見くだらないことを本気で数学や物理を使って検証する発想が、いかにも理系らしくて、基礎工学部出身者ならではの面白さだなと思っていました。

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