将来の選択肢が広がる学部合同説明会
リストラされた事務員は、何にリスキリングするのか?
>投稿者: 空間経済学
投稿日時:2026年 08月 18日 17:33
新産業は東京圏で勃興します。
そして、リストラされる事務員は、リスキリングの後、地域移動なしで、東京圏に留まります。
これが一番経済合理的な結末です。
本当に、そんな簡単な話でしょうか。
2040年には、一都三県で約193万人の人材余剰が見込まれる一方、地域・職種・専門性の間には大きな需給ミスマッチが生じるとされています。
そこで、このスレでは論点を一つに絞ります。
「リストラされる事務員は、リスキリングの後、東京圏に留まります」
この「リスキリング」とは、具体的に何を身につけることを想定しているのでしょうか。
どのようなスキルを、どの程度の水準まで習得し、どのような職種・産業で活用するのでしょうか。
単に「リスキリングする」と言うだけで、現在の事務系人材が、AI・データ・DXなどの成長分野で必要とされる人材へ転換できるのでしょうか。
「リスキリング」の具体像を確認してみたいと思います。
2040年の就業構造推計(改訂版)と
人材需給ミスマッチを踏まえた取組について
2040年に十分な国内投資や産業構造転換が実現する場合(注)、人口減少により就業者数は約6700万人(2022年)から約6300万人となるが、AI・ロボット等の利活用やリスキリング等により労働需要が効率化され、全体で大きな不足は生じない。
• 一方で、職種・学歴・地域間では需給ミスマッチが生じるリスクがあり、事務職(約440万人)や文系人材(約80万人)が余剰、
AI・ロボット等利活用人材(約340万人)を含む専門職や現場人材(約260万人)、理系人材(約120万人)が不足する可能性。
↑
経産省が出したこの文書がすべてのネタもとなのじゃないかと思う。
また、「地方では現場人材も大きく不足する」との文言も見え、ここから、国は東京の余剰事務員を大量に地方の現業につかせるべく動いている、との風説が広まったのだと思う。
でも、これは解決が困難な恒常的なミスマッチです。
また、ここで言う「ミスマッチ」とは、単に、不釣り合い、非対称の配置、を意味しているにすぎず、特に、東京と地方の人材配置の不釣り合いだけを意味しているわけではない。
むしろ、未来の新産業に必要な人材と余剰事務員のミスマッチこそ本命のミスマッチとして挙げられている。
すなわち、未来の産業を予見したときに見えてくる、現在と未来の人材配置のミスマッチである。
ここで言う「AI・ロボット等利活用人材(約340万人)を含む専門職」とは、多かれ少なかれ、AIやロボットを利活用する、これから勃興するであろう新産業で仕事をする人材を意味しており、必ずしも理系の技術者だけを意味していない。
人々の多様なニーズを、AIロボットを利活用して満足させる新しいビジネスを創出するには、理系の技術だけでなく、人々の多様なニーズに精通するための実際的な人間学という文系の能力が要求される。
オフィスのAI化によってリストラされる事務員の再就職先として期待されている、AI・ロボット等利活用する新しい産業はどこで興されていくかを考えたとき、一番有望な地域は、多様性選好があり、規模の経済が働き、低額の輸送費で済む、大量のリストラが起こる当該地域経済市場である、東京圏であるというのは、誰の目にも明らかである。
新産業は東京圏で勃興します。
そして、リストラされる事務員は、リスキリングの後、地域移動なしで、東京圏に留まります。
これが一番経済合理的な結末です。
「AI・ロボット等を利活用する新しい産業」が、リストラされた事務員の再就職先として想定されているということですね。
では、そのために必要となる「リスキリング」の具体像を知りたいところです。
AI・ロボットを利活用するのであれば、少なくともデータを読む、統計を理解する、AIの出力を検証する、データを使って意思決定するといった基礎的なデータ・AIリテラシーは必要になると思います。
現在の事務系人材が、そこからどのような教育・訓練を経て、AI・ロボットを利活用する新産業で必要とされる人材へ転換する想定なのでしょうか。
「東京圏に留まる」という一辺倒の結論の前に、ここが知りたいところです。
>ここで言う「AI・ロボット等利活用人材(約340万人)を含む専門職」とは、多かれ少なかれ、AIやロボットを利活用する、これから勃興するであろう新産業で仕事をする人材を意味しており、必ずしも理系の技術者だけを意味していない。
人々の多様なニーズを、AIロボットを利活用して満足させる新しいビジネスを創出するには、理系の技術だけでなく、人々の多様なニーズに精通するための実際的な人間学という文系の能力が要求される。
「東京でAI・ロボット等利活用人材が不足する」という推計はある。
しかし、空間経済学さんが言う「文系の人間学的能力を持つ人材が東京で不足する」という推計ではない。
経産省の2026年3月の推計を見ると、東京都の2040年の需要数は、
専門職:約256.9万人
うち「AI・ロボット等の利活用を担う人材」:約120.7万人
事務職:約132.4万人
現場人材:約348.5万人
となっている。
ただし、ここが決定的。
経産省は「AI・ロボット等利活用を担う人材」について、機械技術者やその他の情報処理通信技術者等の職種を集計したものと明記している。
つまり、「人々の多様なニーズを理解する文系人材」一般を意味しているわけではない。
そして全国については、
AI・ロボット等利活用人材:約340万人不足
という数字が出ている。これは「専門職」の中の職種として集計された数字。
> 経産省の2026年3月の推計を見ると、東京都の2040年の需要数は、
専門職:約256.9万人
うち「AI・ロボット等の利活用を担う人材」:約120.7万人
事務職:約132.4万人
現場人材:約348.5万人
となっている。
↑これ、新たな需要ではありませんね。
2040年に必要な需要数です。
因みに、2040年の首都圏の学歴別のミスマッチは、「文系学部卒・文系院卒」合わせて約80万人のミスマッチ。
リスキリングしないと、ヤバい。
>2040年の需要数は、
専門職:約256.9万人
うち「AI・ロボット等の利活用を担う人材」:約120.7万人
ということは、残りの専門職、136.2万人は理系技術者以外の専門職ということでしょう。ここに人間学に基づき人々のニーズを探る文系専門職が含まれる、というわけです。
このへんが、今あるものをファクトとして計算し、推計するのが習わしの役人の限界なのでしょうね。役人にしては上出来です。
ですが、起業家は、この習わしにとどまっていたら、新しい産業を興していくのに必要な人々の新しいニーズは見えてこない。
起業家に寄り添うコンサルも同じことです。
ファクトに閉じ込められた三流理系には、コンサルは務まらない。
むしろ、ファクトというよりもファルスですね。笑
「専門職256.9万人-AI・ロボット等利活用人材120.7万人=136.2万人。
だから残りは文系の人間学です」って、ただの引き算から妄想を足しているだけですよね。
引き算の残差を「文系の人間学」と読み替えるとは。
それこそファクトではなく、ファルス……いや、ファンタジーですね◯笑






























