看護師の給与が高騰。看護大学・学部進学人気がさらに高まるか。｜掲示板スレッド

夜勤あり、疲れている女性同士の
ぴりぴりした中での仕事。
そもそも向き不向きがあるので。

コロナ報道見ていて、危険な職業と再認識しました。
大変勇気ある行動と思いますが、愛娘に勧めません。
命あっての人生ですから。

看護大学で教鞭を取っている友人が上記のように嘆いていました。看護師の地位向上や専門教育は喜ばしいことだけれど、それに胡座をかいて本来の使命を忘れる人が少なからずいると。ひと昔の看護師さんなら、コロナは専門と違うと辞めることなどまずないだろうとのことでしま。

ちょっと違うかも。

今は看護師も医学と共に専門化しているので、自分の仕事しかやらないのではなく、現実的にトレーニングしないと自信を持って出来ない人が多いんだと思います。
その為の研修などは常にしています。

本来の使命から逃げてるわけでもなく、患者の身も自分の身も守れなければ仕事を遂行するどころか、現場で足手纏いになるだけでしょう。

記事はデイリー新潮オンラインのものではないかと思います。
これはかなり若干タイトルがミスリードと考えます。

タイトルは、
月給50万円でも看護師が集まらず…　医療崩壊が叫ばれる本当の理由

となっています。中身は、大阪で新設された、大阪コロナ重症センターの看護師募集で、月給50万でもなかなか集まらない、という話です。

・もっぱらコロナの重症患者のケアにあたる新設組織の最前線の看護師であること
・人工呼吸器装着時のケア経験のある方

という条件があります。
人工呼吸器って何？ということですが、エクモを想定すると、相当に高度かつ特殊な技術が必要で、募集要項の条件を満たす看護師は、呼吸器系の相当のベテランということになりそうですね。

募集要項は下記
http://www.osaka-kangokyokai.or.jp/CMS/01205.html

本件の例をもって、看護師の給与一般が急騰している、と結論付けるのは早計かと存じます。

春には、東京女子医大病院で看護師に夏季賞与不支給を決め、看護師700名が辞職を希望しました。
このときに、経営側代理人の弁護士は、
「かわりはいくらもいる。補充すればいいだけの話。組合が四の五の言うことではない。」
「看護師の賞与を支給するために資金調達する、などという経営は非常識で考えられない。」
と発言しました（その後、１か月分、支給）
そのとき対象となる看護師の手取りは、１５～２０万と報道されました。

こういう世界もある、ということです。
大学病院は若手看護師で修業の場であり、看護師の平均給与をあらわしているわけではありません。
しかし、登場女子医大が近隣の大学病院より突出して安い、というわけでもないようです。

いえ、一般的です。

医療界にいる人なら、医療従事者のうち看護師が足りないことは、実感しているはずです。

そうでしょうか？

人手不足であることは認めますが、過去５年、給与上昇に直結したかというと、そうでもないようです。

中にはそういう病院もあるかも知れませんが、少なくともここ数年、看護師の給与は平均値としては高騰しておりません。
下記、二次情報ですが、政府統計などをよく分析してあり、信頼できる数値かと思います。

https://www.kango-roo.com/work/306/

これによると、過去５年間で、看護師の平均年収は478.3万から482.9万に上昇しておりますが、全職種平均、女性平均の伸びを大きく下回っています。

2020年度については、コロナ禍でどちらの方向に行っているかわかりませんが。

なお、人手不足が急よ
高騰に結びついていない職業に情報処理エンジニアがあります。
３０年前、すでにソフトウェアエンジニアの不足が叫ばれ、現在もIT技術者は枯渇状態が続いています。
それではIT技術者の処遇があがったか、というと、一部のきわめて高スキルの人を除いてそんなことはなく、かわりにブラック化（非合法な長時間労働など）が進みました。