だんだん顔が母に似てきました。｜掲示板スレッド

私の母は家柄は良かったけど貧しい家で育ちました。
17の時父の見初められ女学校を中退し嫁ぎました。嫁ぐ条件、実家への支援、兄妹姉妹への学資支援でした。
父は戦前から上手に商売をし戦後、土地を買いあさり富を得た人でした。
父は大正生まれ、母は昭和の戦前生まれです。
父は家を顧みず愛人を囲い母は散在と実家にお金を渡す事で憂さを晴らす人でした。

母は美貌だけが売りの人でした。教養もなく何時もタバコを吸い綺麗な宝石を身に纏う。
家事もせずソファにいるだけの人でした。
よくデパートの外商が来て勧められるままに服や宝石、着物と買ってました。
私は母に似たのは、鷲鼻だけでした。目も一重で地味な顔立ちです。
よく「どうして私の子供なのにこんな顔なの。父親に似て品の無い顔」と言われてそだちました。
似てなくて良かった、母の様な人生は歩みたくないが私の幼い頃からの思いでした。
なので進学校に中学から通い大学も国立で薬剤師の資格を取得しました。
実家は都内でしたが就職と同時に一人暮らしを始め疎遠になりました。
母が癌で倒れた頃、父は愛人に入れあげて入院しても見舞いにはきませんでした。
見捨てる事は出来ず毎日見舞いに行きました。
最後まで悪態をつきながら亡くなりました。
母が亡くなり10年、私も40の声が聞こえ鏡を見るとそこに母の顔があります。
その日暮らしで好きな様にお金を使い遊び生きていた母。
私は反面教師となり地道に勉強し就職し真面目で誠実な夫と結婚し堅実に生きてきたつもりです。今は子供達に手が掛かる為パート勤務ですが、いずれはフルタイム勤務する予定です。
30過ぎれば生き方が顔に出ると言いますが私は母に似て来てショックを受けています。
鏡を見るのがキライになり写真も撮ってません。
呪縛から逃れるのはいつでしょうか？
長文を読んで下さりありがとうございました。