左利きの矯正｜掲示板スレッド

最近、左利きの息子が小受いたしました。

息子については、ハサミだけは右手、それ以外は左手のままで受験いたしました。

実は私自身も左利きですが、幼稚園の頃から何度も大人たちから「右手への矯正」について言われ、子供心に「左利きの自分の尊厳」を軽んじられたように感じた記憶が今も強く残っています。私は海外経験がある両親の方針で矯正は一切されず、左利きで生きてきましたが、生きていて左利きが支障になるという経験は、書道以外ではほぼありません。

ついては、息子についてはハサミも含めて全て「左手」で通す気持ちでおりましたが、最終的にハサミだけは、お教室の先生と相談し検討した結果、右手に矯正しました。
他の方もおっしゃっていたように、私も右利き用ハサミしか使ったことがなく育ち、左手で右利き用ハサミを使えるようになりました。ただ稀に、あまり質の良くない学童用ハサミだと、右利き用でうまく切れないことがあります。またビニールなど薄い物も稀に切りにくいことがあります。一方で右利きハサミできるクセが身に付いてしまったためか、左利き用のハサミではうまく切れません。

たしかに考査では「左利きのハサミ」を望めば提供されると思います。ただ考査の会場の状況次第では子供がそのように自主的に対応できるかわかりません。また、一般的にどこにでもあるハサミは「右利き用」なので、長い人生を考えると右利き用を使えるようにしておいた方が都合がよいように思います。
さらに、考査ではどのような質のハサミが提供されるかも分からず、左手のまま右利き用のハサミを使えるようになっていたとしても、前述のように質が悪い右利用ハサミだった場所や、切る物の質次第では、対処できないリスクがある…そういった諸々を考え、ハサミは右手に矯正することにいたしました。

なお食事や書くことについては、あまり無理強いはしないほうがよいと思います。生きるのにもお受験にも困りませんし、4歳であればペーパー学習も本格的になってくる中、ただでさえ頭を使っていっぱいいっぱいのお子さんに矯正までさせたら、容量オーバーになってしまう心配があります。
右利きの方は、右利き前提の世の中で左利きで生きることの支障などについて色々と心配なさいますが、左利きは、きちんと順応して何事も遜色なくやっていきますので、あまり矯正は無理強いなさらないでください。

左利き矯正は非常に有害であり、はっきり言って「児童虐待」なので絶対にしないでください。これは近年の研究でも確かめられています。小児科医に聞いてみればわかるでしょう。

右利きでも左利きでも長い目で見ればそれほど支障は無いと思います。