高学歴と言えるのはどの大学までですか？｜掲示板スレッド

２）　私大

　帝大、官立高等専門学校が出来のいいボンボンたちだったのに対して、私立は大学ではなく、私立専門学校扱いであり、バカボンが集まるところでした。旧制中学を出ても、どこの旧制高校に受からないバカがモラトリアムのためにお金さえ払えば入学できる私塾に入ったわけです。

　慶応義塾は文字通りに私塾であり、他の私大も著名人設立の私塾、キリスト教宣教師設立の教会学校に過ぎなかったわけです。これはこれで何の問題もなく、金持ちの家に生まれた人間は生活のために働く必要もないので、しばらくプラプラして、親の家業を継ぐなり、コネでどこかに放り込んでもらうなりして、いずれは相続が出来るので、誰に迷惑をかけることもなく、タラタラ暮らしていたということです。

　第二次世界大戦中の将校が死を覚悟して、戦地から妻に子供の教育を託すために書いた手紙を読んでいて笑ったのが、まずは陸軍幼年学校を狙って受からない、本人に合わないなら、官立学校に進むこと。それでもダメなら、私立学校なんかに進学させずにそのまま就職しろ！っと書いていましたｗ

　戦前の将校は二種類いて、皇族、華族の特権階級、たたき上げエリートの二手に別れます。上記の将校は後者のパターンで、変えれは旧制中学出た後、進学先は陸軍士官学校、海軍兵学校しか選択肢がなかったそうです。タダで勉強できて、お金までもらえる学校なんてそうはないからです。

　要するにその将校は実家に資産のない人間は私大文系なんか行ってプラプラするのは言語道断だって言っているわけです。特にその当時の私立専門学校は理系はほとんどなく、文系メインの虚業をちんたらやる学校に過ぎなかったので、まったくごもっともな意見だと思います。理科大は漱石の小説にも物理学校として出てくるので、例外でしょうか？

３）　商業化

　高度経済成長期に入り、高等教育が庶民の憧れになると、国はお手軽高等教育を用意しなければならないので、駅弁大学が竹の子のように誕生し、私立学校は大学昇格し、定員をバンバン増やしていき、理系学部の設置にはお金がかかるので、あまり積極的ではなく、増えるのは文系だらけになるのは当然です。

　国、私立大学が具体的な出口は考えてあげなくとも、大卒って言うブランドだけでいくらでも就職口がある時代がしばらく続いたので、学生が何を学び、何をして生きていくのかを考えて学校を運営していないのです。そして、バブルが終わり、IT革命が発生し、産業構造はがらっと変わったのに、旧来のお手軽高等教育は何も変わりません。

　結果として、企業側が欲しい人材である理系専門を持った人間は取り立てて問題なく就職していくが、企業側が幹部社員しか必要としていない文系事務系社員はあぶれてくるのは当然だと言っていいでしょう。それにIT革命による事務の作業化、単純作業者の非正規雇用が進むので、社会に必要とされていないことを学んでいた文系が悲鳴を上げるわけです。

　私立大学は高校生に何学部も併願させて、入試手数料で荒稼ぎして、合格通知を出し、入学が決まれば、学資ローンで学生に借金をさせて、収入を確保し、マスプロ授業を提供して、レジャーランドで4年過ごしてもらって、叩き出しているのでウハウハなんですよｗ　特に東京にある私大は東京志向の地方のバカがなだれ込んでくるので、少子化でも何とかなります。苦しむのは情弱どもで、既得権益は高笑いですｗ

　英語圏はもっと露骨で、グローバルな搾取を進めており、発展途上国の小金持ちのガキを集めて、ろくに入学審査もせず、文系学位と言う紙切れを与えて、がっぽり搾取をし続けています。酷い大学になると、本国のみならず、各地にキャンパスを作り、バカをかき集め、紙切れ乱発して、とんでもない荒稼ぎをしているのが現状です。こういった大学を私は「英語圏Fラン」と呼ぶのは当然でしょう？ｗ

■　まとめ

　本来の社会構造は１）に当てはまる1%エリートにしか高等教育は必要ないし、２）に当てはまるボンボン、オジョーでもないなら、私大文系なんか進んでも何の意味もないのは当然です。戦後、日本は高度成長して、国民は一億総中流化したので、本質が見えなくなっていますが、人間社会は産業構造は変わっても、1％エリート、1％アッパーミドル以上、10％エリート補助者っていうのがスタンダードなんだと思います。

　今では貧乏人でも東大に入れるので、死ぬ気で東大に入るのもいいし、無理ならエリート補助者として専門を身につけてエリートを支えて行くもいいですし、アッパーミドルなら、遊び狂っているのもいいでしょう。一番ダメなのが、エリートでもないし、専門もない、手に職もない、大卒と言う紙切れしか持っていない文系だって言うことです。

　非エリート貧乏人文系はそれを理解して、大企業に就職して、利権、待遇を守るために必死に動き回るもいいし、手に職を身につけるもいいし、公務員になって不測の事態が起こらないことを祈りながら、しがみついているのもいいですが、何かしらの指針を持たずにタラタラやっていて、結果的に下流に落ちぶれても、それは国が悪いのではなく、自己責任だと思いますｗ　格差反対デモとかやっているクソどもが私立文系なのには笑いますよｗ　思いっきり自己責任だろうが！ｗ

じゃあ、文系に進む前に

　安易に文系に進む前にいくつかの点を自己分析すべきです。何も考えずに文系進学すれば、その後の人生が確実に苦しくなります。大学での専攻はキャリア形成に最も大きな影響を与えます。新卒時に選んだ仕事がベースになって、それを完全にひっくり返すのは大変です。

　文系を選んだ時点で、専門を持つことが困難になり、就活するときに四苦八苦しながら、自分の将来を考える必要があります。また、こんなご時勢なので、簡単に内定はもらえませんし、やりたい仕事でなく、採用してくれる仕事にいつの間にかなっていることが多いです。結果、3年以内に退職、職を転々、何の力もついておらず、気がつけば若くない、という、キャリアが詰み状態に陥ることも多いです。

１）　学力

　「あなたは東大京大文系を目指せる力がありますか？」　あるのならいいと思います。東大京大は戦前の一高三高時代からの長い歴史を持つ名門なので、日本で働く、日本に関係あることをしている限りはエリートとして扱われます。学歴を言うだけで、内容も確かめずに「おお！」っというイメージを他人に植え付けられるのです。世の中に情弱が多いので、こういうブランドイメージを持っておくと、何をするのも本当に便利です。

　私は東早慶、と言うように早慶が東大と一緒に扱われるのにはかなり違和感を感じます。ホリエモンは「東大合格、早慶合格では難易度、必要時間がまるで違うのに、一緒くたにされたら迷惑だ！」とはっきり言っていましたが、ごもっともで、文系3教科入試どころか、推薦、英語一科目入試すら存在する早慶を東大と並べるなんて変な話です。そういう意味では早慶文系ってお買い得な気がしますが、就職実績を見てみると、やはり東大京大には大きく後れを取っています。採用側からすれば、完全に別物だと判断されているのでしょう。

　つまり、きちんとセンター試験で９割とって、二次試験対策もできる人くらいずば抜けた学力を持っているなら、別に文系にいってもいいじゃないかと思います。しかし、文系で多浪するとか、凄まじいがり勉で無理やり入ると後が大変なのでお勧めしません。適当に力を抜いて東大京大に合格できる人が文系に行くべきだと思います。

２）　リア充

　リア充で要領がよく、何でも手を抜きながら、ある程度の結果をサクサク出していくようなタイプは文系でもいいと思います。こういう勘所を肌で理解しているタイプは政治闘争に非常に強いからです。どんな局面でも、標的にされることは無く、上手く逃げ切ってしまうので、出世するからです。

　文系の多くがフロントに立つこと、間に入るコーディネーションが求められるので、仕切り、根回し、空気読み、ムードメーク、と言った仕事が得意じゃないと、使いようが無いからです。専門家である理系は変人でも、他に知っている人間がいなければ、嫌でもその人に頼むしかないですが、何の専門性も無い文系がブスっと突っ立れば張った押されますｗ

　つまり、学生時代はずっとスクールカースト最上位に位置して、遊びから勉強まで、何でも要領よくこなしてきたタイプの人じゃないと生き残れないわけです。キョロ充、サイドキックスのような無理して、要領よく振舞っているタイプでなく、何の無理も無く要領よくないと駄目です。

　自分が早慶、マーチ文系に入って、新入生歓迎コンパからバンバン盛り上がっていけるようなタイプで、そのまま女の子を持ち帰れる姿が想像できるなら、まったく問題ないでしょう。そういう人間は優良企業の事務系職種枠にさくっと入って、持ち前の政治力を持ってのし上がっていけるからです。

３）　金持ち

　実家の純資産が10億円超えているような家に生まれている人も自由にしてください。さすがに二桁億を越える純資産がある家なら、インカムゲインだけで遊んで暮らせますし、それなりのコネはあるので、就活が上手くいかなければ、コネ入社すればいいし、上手く経験をつめていなくて、働くのが飽きたら、実家に戻って、資産管理でもしながら、暇つぶしの軽い仕事でもして遊んで暮らせばいいのです。

　まあ、「金持ち喧嘩せず。」って言うでしょ？　金持ちは競争しなくても、勝てるようになっているんです。相続で3億円相当が得られるなら、大企業で部長まで上り詰めること人よりも裕福に暮らせることが生まれた時点で決まっているわけです。金持ちがなんで嫌なことを我慢しながら、生活のために続けなければならないのでしょうか？ｗ

　なんで、金持ちのガキが苦労して、得意でもない数学、物理に頭を悩ませ、留年におびえ、むさくるしい男ばかりの機電学科で生活しなきゃならんのですか？ｗ　当たり前ですが、テクニックで早慶文系にでも入って、ド楽勝科目、ゼミを選択して、コンパ、ナンパに勤しんでいるほうが楽しいに決まっているでしょ？ｗ

　真面目な金持ちのガキなら、趣味同然の文系学問を究めたっていいじゃないですか？　例えば、歴史なんて面白くないわけないでしょ？　私も大好きですよｗ　でも、金にならないからそんなこと大学でやっていられないのです。でも、金持ちのガキなら、大学に残って、博士、ポスドク、と「アカポス取れたらいいなぁｗ」くらいの軽いのりでやればいいのです。そして、そういう余裕のある人間はアカポス取れたりするものですｗ　余裕のある人間は幸運なものなんですｗ

■　まとめ

　自分がどれにも当てはまらないなら、文系進学は諦めたほうがいいです。その後の人生がかなり困難になります。でも、私がどれだけ行っても、安易な文系進学はなくならないし、そういう人たちの多くが転落していくわけです。文系が一度足を踏み外すと、バンバン転落しますよ。盛大なリストラを推進しているパナソニックの事務系って地獄を見ているでしょうｗ　一部の人間を除いてバンバン業務を外に出しているし、他社の引き取り手も多くないでしょう。

　今、Fラン文系に所属するガキの多くが下流に落ちぶれるだろうし、その中にはナマポを受け取って暮らす人間も沢山出るでしょう。この辺は将来の課題だと思います。自己責任による負け組を切り捨てないと、社会が「働いたら負け！」になってしまいますし、国の社会保障が崩壊します。それがベーシックインカム、自己責任社会への変化するか、は私にはわかりませんが、今のシステムが通用しないのは確定的です。

　というわけで、これだけぼろ糞に言っても安易に文系に行くなら、好きにしてください。価値観の押し付けをしたくないので、自己責任で下流に落ちぶれてくださいｗ　ナマポ受け取るのも嬉しくないですが、法律に適っているなら、それもいいんでしょうｗ