日大の学部訪問で広がる将来の選択肢
これからの時代、中学受験で「理系に進める学校」を選ぶ意味
中学受験で学校を選ぶとき、大学合格実績や偏差値だけでなく、「将来、理系に進みたいと思ったときに、その選択肢を十分に残せる学校か」という視点も大切なのではないでしょうか。
AI、半導体、ロボット、医療、エネルギー、データサイエンスなど、これから拡大が期待される分野では、数学・理科を基礎にした人材への需要が続いています。
もちろん、全員が理系に進む必要はありません。文系にも多くの進路があります。
ただ、中学・高校の段階で数学や理科を十分に学べる環境がなければ、後から理系へ進路変更するのは簡単ではありません。
だからこそ中学受験では、
・数学・理科の授業時間や内容
・理系大学・学部への進学実績
・理系選択者の割合
・高校での文理選択の時期
・理系に進みたい生徒へのサポート
・探究、実験、情報教育などの環境
なども見ておいたほうがいいのでは?
「うちの子は文系」と今から決めてしまうより、将来どちらにも進める学校を選ぶ。
これからの時代、中学受験における学校選びでも、そんな視点があっていいと思います。
AI・ロボットが普及すると、AIそのものの開発だけでなく、半導体、製造、設備、ロボティクス、制御、材料、保守、現場導入などの技術人材需要が増える可能性により、
経産省の2040年就業構造推計では、
・AI・ロボット等の利活用人材
約339万人不足
・事務職
約437万人余剰
という推計があります。
日本の経産省の推計だけでなく、アメリカのデータも見てみましょう。
米国BLS(労働統計局)の最新データでは、フィジカルAIに関連する工学系職種は、少なくとも「AI・ロボットが進歩するから消えていく」という数字にはなっていません。
例えば2025年の雇用規模は、
・機械エンジニア:約29.9万人
・産業エンジニア:約35.1万人
・電気・電子エンジニア:約28.8万人
・コンピュータ・ハードウェアエンジニア:約7.7万人
・材料エンジニア:約2.3万人
・航空宇宙エンジニア:約7.2万人
など。
そしてBLSの2025~35年予測では、
・機械エンジニア:+11%
・産業エンジニア:+11%
・コンピュータ・ハードウェアエンジニア:+7.3%
・電気・電子エンジニア:+6.9%
・材料エンジニア:+5.7%
・航空宇宙エンジニア:+6.1%
となっています。
BLSは機械エンジニアについて、製造工程への複雑な自動化機械の導入が進むことで、こうした設備の設計・開発・試験・統合などを担う人材への需要が生じると説明しています。
生徒の理解度に対してカリキュラムが速すぎる学校も、少し注意したほうがいいかもしれません。
特に数学は積み上げ型の科目なので、一度「わからない」が積み重なると、その後の内容もわからなくなり、挽回するのが難しくなります。
「進度が速い=良い学校」とは限らない。
その進度についていける仕組みがあるかも、学校選びでは見ておきたいところですね。
高大連携って、実際のところどうなっているのでしょうか?
単に大学の先生の講義を聞く機会があるだけなのか、高校での学びや大学での専門教育・研究につながる仕組みまであるのか。
このあたりも学校選びでは気になるところです。






























