日大の学部訪問で広がる将来の選択肢
これからの時代、中学受験で「理系に進める学校」を選ぶ意味
中学受験で学校を選ぶとき、大学合格実績や偏差値だけでなく、「将来、理系に進みたいと思ったときに、その選択肢を十分に残せる学校か」という視点も大切なのではないでしょうか。
AI、半導体、ロボット、医療、エネルギー、データサイエンスなど、これから拡大が期待される分野では、数学・理科を基礎にした人材への需要が続いています。
もちろん、全員が理系に進む必要はありません。文系にも多くの進路があります。
ただ、中学・高校の段階で数学や理科を十分に学べる環境がなければ、後から理系へ進路変更するのは簡単ではありません。
だからこそ中学受験では、
・数学・理科の授業時間や内容
・理系大学・学部への進学実績
・理系選択者の割合
・高校での文理選択の時期
・理系に進みたい生徒へのサポート
・探究、実験、情報教育などの環境
なども見ておいたほうがいいのでは?
「うちの子は文系」と今から決めてしまうより、将来どちらにも進める学校を選ぶ。
これからの時代、中学受験における学校選びでも、そんな視点があっていいと思います。
開成高校
開成は、一般的な「高2から文系コース・理系コースに完全分離」という形ではありません。高2の途中から文理を意識した授業になりますが、国語・英語などは文理共通です。学校公式資料では、高3は文系でも理科を1~2科目履修する仕組みになっています。
公式サイトで。
高3・文系で必修となる主要科目
国語
現代文
古文
漢文
開成では国語は文系・理系で分けず、全員が現代文・古文・漢文を学びます。高3は漢文が週2時間になります。
数学
文系でも数学の授業があります。
ただし、
数Ⅲが文系必修という形ではありません。
高2までに大学受験に必要な数学範囲を全員が修得するカリキュラムになっており、高3は入試問題演習が中心です。
英語
英語は高1~高3まで、文理共通で週6時間。
社会 高1までに
地理総合
歴史総合
公共
などの基礎を履修し、高2・高3で
日本史探究
世界史探究
地理探究
政治・経済
倫理
などから選択します。
理科 ここが開成の特徴です。
高3文系でも、
理科1科目または2科目を選択。
高1では化学+物理・生物・地学から2科目、高2でその3科目中2科目を選択し、高3もその2科目を継続します。
つまり、「文系だから高3の理科はゼロ」ではありません。
麻布高校
麻布は、さらに特徴的です。
麻布は高2から選択制を取り入れ、文系・理系をかなり柔軟に組み合わせる方式です。学校公式説明でも、高2・高3は選択制になっています。
高2・高3の文系で基本となる必修
国語
国語系科目
古典系科目
麻布は国語について独自教材を使ったカリキュラムを組んでいます。
英語
英語系科目
英語は文系・理系とも継続して履修します。
数学
麻布では高2から進路を考慮した数学の選択制が入ります。学校公式に「高校2年次から将来の進路を配慮して選択制」と明記されています。
したがって、
文系=数学Ⅲまで必修ではありません。
実際、麻布生向けの現在のカリキュラム解説でも、文系は数学Ⅱ・B・Cまでを高2の途中までに終了して入試演習へ進むとされています。
つまり麻布の文系では、
数ⅠA → 数ⅡBCを中心に履修し、数ⅢCは文系必修ではないという理解が適切です。
社会
高1までは「基礎課程」で全員必修。
高2以降は、
日本史
世界史
地理
が2年間継続履修、
さらに
倫理(高2)
政治・経済(高3)
哲学(高3)
などの選択があります。
理科
麻布は、
高1まで理科4分野を必修
高2では
物理
化学
生物
地学
から2科目を選択必修。
高3は、高2で選んだ科目を自由選択する形です。
したがって、麻布も文系だから理科が完全になくなるわけではありません。
桐朋高校
高校3年間、ホームルームは文系・理系混在。
高1は芸術以外ほぼすべて必修。高2から数学・理科・社会の選択が増え、高3では必修が10時間だけになります。
高1・必修
国語
現代の国語
言語文化
地歴
地理総合
歴史総合
数学
数学Ⅰ
数学A
理科
化学基礎
生物基礎
保健体育
体育
保健
英語
英語コミュニケーションⅠ
論理・表現Ⅰ
情報
情報Ⅰ
総合
総合的な探究
ホームルーム
芸術は
音楽Ⅰ
美術Ⅰ
工芸Ⅰ
書道Ⅰ
から1科目選択必修です。
高2・文系の場合
必修は、
国語
文学国語
古典探究
公民
公共
数学
数学Ⅱ
数学B
体育
体育
英語
英語コミュニケーションⅡ
論理・表現Ⅱ
家庭
家庭基礎
総合
総合的な探究
HR。
地歴・理科から選択。
高2の地歴
地理探究
日本史探究
世界史探究
のうち1科目必選。
高2の理科
物理基礎
物理
化学
生物
地学基礎
地学
などから条件に従って選択します。
高3桐朋の文系
数学Ⅲ・数学Cは文系には必修ではありません。
文系数学として、
数学演習甲 2単位
数学演習乙 2単位
が任意選択として用意されています。
一方、
数学Ⅲ
数学C
は理系向けです。
つまり桐朋では、
文系だから数Ⅲをやるということはない。
さらに高3の必修は、
文学国語 2 体育 3 保健 1
英語コミュニケーションⅢ 4
総合的な探究 1 ホームルーム 1
合計10時間。
そこに地歴・公民・理科などの選択科目を組み合わせます。
以上。
開成
麻布
桐朋 3校とも。
高3の数学Ⅲは
文系の必修科目ではない。
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・首都圏私立大学
4位 慶應義塾大学
6位 東京理科大学
8位 芝浦工業大学
9位 早稲田大学
15位 上智大学
20位 明治大学
今や、理科大や芝浦工大が早稲田より上にくる時代です。
>中学受験で学校を選ぶとき、大学合格実績や偏差値だけでなく、「将来、理系に進みたいと思ったときに、その選択肢を十分に残せる学校か」という視点も大切なのではないでしょうか。
男子の場合、中学受験に向く子の多くは理系教科が得意なケースが多いでしょう。
中学受験の時点で理系に強みがあれば、どこの学校に行ったとしても大学受験で理系を狙えるはずです。
逆に、中学受験に向かない子は、算数が苦手なことが多いので、どんな学校を選んだとしても、大学は私大文系になる可能性が高いと思います。
基本的に、中学受験に成功する=理系大学が狙えるだと思います。
女子は少し傾向は違いますが、様々な研究により、女子が理系分野が苦手であることは完全に否定されています。
日本の女子の理系率の低さは、学校の問題というより、周囲の(特に親の)「女の子だから理系でなくていい」という固定観念が生み出しているのだと思いますよ。
知り合いのお子さんで、小中高一貫に通っていたお嬢さんは、親がフラットに接していたら、結局東大理系に合格しました。
その学校は一般的には文系色が強いと言われている学校でした。
小学校の頃から、知的好奇心が旺盛で、特に理科・算数が好きだったそうです。






























