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【979930】伊藤長七先生と小石川

投稿者: 小石川ファン   (ID:j.f30pS6j3M) 投稿日時:2008年 07月 14日 01:31

創立者である伊藤長七先生とは、どのような方だったのでしょうか?

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  1. 【1007128】 投稿者: 引用情報  (ID:KDOH.VyibHQ) 投稿日時:2008年 08月 22日 00:27

    小石川ファン さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 創立者である伊藤長七先生とは、どのような方だったのでしょうか?


    「都立高校・都立中高一貫校についての情報まとめサイト」より、以下引用です。


    創立は1918年。当時の名称は府立五中といいました。今につながる小石川の基礎を作ったのが、創立者である伊藤長七先生です。大正デモクラシーの風潮のなか、自由主義的な教育を理想としていた伊藤長七先生は、故郷長野から東京へ出て高等師範学校で教鞭ととっていました。伊藤長七先生の転機となったのが、知り合いの勧めで、新聞に「現代教育観」といわれる教育論を掲載したことです。この記事が反響を呼び、伊藤長七先生は新設の府立五中の校長に大抜擢されたのです。


     伊藤長七先生は、当時としては珍しく理数教育に重点を置く教育をおこないました。理数教育の名門として知られる小石川の教育のルーツは、ここにあるのです。また、女性教師を積極的に採用したり、英会話の授業の重視、ブレザー制服の導入など、大変画期的な教育者でありました。伊藤長七先生がいつも熱弁していたというのが、「立志・開拓・創作」の三校是です。以下は伊藤長七先生の語った言葉の引用です。


    「立志とは、昔、支那周代の大聖人、孔子が十有五で志を立て、学問を始められたように、それとほとんど同じ年頃の日本の男子が、高等普通教育を受けるために中学校に入学する志を立てることである」


    「かのマゼランの世界一周、かの博士ヘディンの中央アジア探究、あるいはナンセン博士の極地探検、いずれが開拓の精神の発露にあらざらん。しかり、しかれども、我らのいわゆる開拓者は、決して遠征家に限れるにあらず。キュリー夫妻のごとく、マルコニーのごとき者、齢八十にしてさらに新たなる大発明を企てるエジソン博士のごとき、さては高峰譲吉博士、野口英世博士のごとき、これを真の開拓者という」


    「創作とは、自分の力でできるだけの仕事を、自分でなし、自分で考え、自分で工夫し、他人のまねでない、何かを作り出すということである」


    この「立志・開拓・創作」の三校是は、今なお大切に受け継がれています。小石川の教育理念は、伊藤長七先生の教育理念そのものなのです。


     伊藤長七先生は、海外への視野がとても広い人だったといいます。生徒たちに、熱心に外国語の必要性を説いたといいます。国際的な視野の必要性を主張した伊藤長七先生を表す2つのエピソードがあります。伊藤長七先生は生徒の目を海外に向かわせるため、紙で作った鯉のぼりを作らせ「アメリカまで飛んでゆけ」と唱え飛ばしたといいます。のちに埼玉で鯉のぼりが落ちたことが分かると、生徒には「アメリカから埼玉に帰ってきた」と言ったといいます。


     2つめのエピソードが、伊藤長七先生とアメリカのハーディング大統領との単独会見です。教育に関する出張でアメリカにいた伊藤長七先生は、ワシントン会議の公開会議があることを知ると突然ワシントンに向かい、なんと大統領との面会を実現させてしまうのです。伊藤長七先生の破天荒な性格を表す有名エピソードです。


     このとき、伊藤長七先生はヨーロッパとアメリカを訪れ、さらに5年後には台湾、翌年にはカナダ、そしてカナダから帰国の際、「船を間違えた」と言ってブラジル、シベリア、朝鮮を回りました。「船を間違えた」の一言で界各地を回ってしまう伊藤長七先生は開拓心に溢れているこが想像できます。


     国際人の育成を唱え、自らも国際感覚を養うために世界各国を回った伊藤長七先生の思想は、小石川高校で行われていた海外への語学研修に表れています。今でこそ増えていますが、数年前まで、都立高校の普通科で海外語学研修を実施する学校は小石川ぐらいでした。中高一貫校化した今では、中等3年生で全員がオーストラリアにホームステイし現地の学校の授業を受けます。中等5年では、集大成として海外への修学旅行に行きます。中高一貫校化によって、小石川の国際人になるための教育は一層強化されたといっていいでしょう。


     伊藤長七先生が唱えたもうひとつの教育理念が、「全人的教養主義」です。国際人になるためには幅広い教養が必要不可欠として、教養人の育成を主張しました。これが、現在の小石川中等教育学校のカリキュラム、いわゆる「小石川教養主義」につながっています。たとえば、小石川中等教育学校では、化学、生物、物理、地学のすべてが必修です。すべてをしっかり学ぶ高校は、とても少ないのが現状です。特に地学は、大学受験ではあまり使えないため、昨今のほとんどの高校では学ばれません。しかし、小石川では地学の素養の重要性を考え、必修科目としているのです。

  2. 【1007336】 投稿者: オーストラリア  (ID:K5hmjnzPdU.) 投稿日時:2008年 08月 22日 11:52

    わが家のことでもないのに、小石川中等のサイトの毎日更新される「オーストラリア通信」をドキドキしながら見ています。本当に今向こうは冬なのですね。明日、みんな元気に帰国されることを祈っています。

  3. 【1021264】 投稿者: 帰国後の子供の父  (ID:o0WRb7IATeY) 投稿日時:2008年 09月 08日 20:27

    オーストラリアでオリンピック ソフトボール・オーストラリア戦での上野選手の力投を
    あちらの家族と楽しんだそうです。
    メールで今もホームステイの続きを楽しんでいるようです。

    良い家庭に恵まれました!!

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