併願校で輝く!在校生インタビュー

宝仙学園中学校・高等学校共学部 理数インター

2023年度大学入試で医学部合格者を23名輩出するなど、高い実績を誇る宝仙学園中学校・高等学校共学部 理数インター(以下、宝仙学園)。2人の兄も宝仙学園出身という渡邊さんに、学校生活についてうかがいました。

木渡邊さん
渡邊さん

渡邊わたなべさんプロフィール

学年中学3年

所属部活硬式テニス部

好きな教科理科(生物)、社会(歴史)

通学時間約40分

通っていた塾市進学院

選択した入試方式4科、適性検査型

公立受検校東京大学教育学部附属

教科「理数インター」が楽しい 中学1年のときはみんなでドミノ

エデュ:宝仙学園を受験した理由を教えてください。

渡邊さん文化祭へ遊びに行ったとき学校の雰囲気をいいなと思ったことや、家から近いこと、兄が通っていたことが理由です。私の周りにも、兄や姉が在校生や卒業生だという生徒はたくさんいます。

エデュ:入学して、どんなところに魅力を感じていますか?

渡邊さん教科「理数インター」という授業です。中学2年のときは企業からの課題にグループで取り組みました。グループワークは楽しくもあり難しくもあります。意見を出し合うのは楽しいですが、食い違いも生じるし、自分の意見と周りの意見が全然違うとき、どうやって解決案を導き出すか悩むからです。私は頑固なところがあるので、自分の意見を主張しつつ、周りの意見も取り入れて、新しい案を生み出せるようにしました。

エデュ:入学してからすぐ話し合いをするのですか?

渡邊さん中学1年のときはグループになってドミノをしました。当時は「この授業は遊べてラッキー」としか考えていませんでしたが、振り返ってみると、入学したばかりでお互いのことを知らないクラスメイトと、感情を出しながら交流を深めるために取り組んでいたことが分かります。どのグループでもドミノがバーッと倒れるたびに「わああ!」「何するんだよ!」と盛り上がっていましたから。そこから少しずつ内容が変わって、話し合いやプレゼンテーションが増えていきました。

経験が自信につながった 英語プレゼンテーションコンテスト

エデュ:好きな行事や楽しみな行事はありますか?

渡邊さん好きな行事は、体育祭や、入学のきっかけになった文化祭です。文化祭は中高合同で、各クラスがゲームやお化け屋敷など出し物をします。去年は、カジノをやったクラスの出し物が面白くて、その教室で3時間くらい過ごしました。私は中学1年でも中学2年でもクラスで劇を披露しました。中学2年のときは本番前日に劇に必要なデータが消失するハプニングがあって、本番ではNG集の映像だけを流すことに…。でも、大道具が素晴らしい出来だったので、その作品を見に来てくれる人がたくさんいました。体育祭は、今年は武蔵野の森総合スポーツプラザで開催しました。最後の種目がソーラン節で、センターで踊るメンバーのオーディションに挑みましたが、19人の枠に対して50人の応募があり、落ちてしまいました。センターのメンバーに与えられる黒い法被は着られませんでしたが、みんなおそろいの赤い法被を着て全力で踊りました。

エデュ:思い出深い行事はありますか?

渡邊さん英語プレゼンテーションコンテストです。中学の全学年が参加する行事で、クラス代表者が3学年の生徒の前で発表します。私は中学2年のとき、代表として登壇しました。

エデュ:どんなことを英語で話したのですか?

渡邊さんテーマは共通で「将来の夢」です。私は薬剤師になりたいので、薬剤師がいかに魅力的な職業であるかや、兄が医学部に進学したので、医療関係に興味を持ったことなどを原稿にまとめました。1学年7クラスあるので、会場には700人近くの生徒が集まります。本番前は緊張で心臓がバクバク、体はガチガチでしたが、無事発表を終えることができました。

「中3で卒業論文を作成するため、図書室をよく利用するようになりました。司書さんが優しいので、調べもので必要な本を探すときに相談しやすいです」と渡邊さん。
「中3で卒業論文を作成するため、図書室をよく利用するようになりました。司書さんが優しいので、調べもので必要な本を探すときに相談しやすいです」と渡邊さん
在校生の憩いの場となっている「生徒ホール」。天井が高く、開放感あふれる空間です。
在校生の憩いの場となっている「生徒ホール」。天井が高く、開放感あふれる空間です

生徒が多いから友達もたくさんできる 昼休みは親友と過ごす大切な時間

エデュ:クラスにはどんな生徒が多いですか?

渡邊さん好奇心旺盛で、賢い生徒が多いです。一人ではできないことがたくさんあるけれど、そうした課題を前にしたとき「みんなで手を取り合って前に進もう」と協力する雰囲気があります。あと、今いるクラスはテストの平均点がすごく高いんです。学年平均より上にいることができても、クラス平均には届かない状況なので、ちょっと焦っていて、部活動の前に教室で友達と勉強しています。

エデュ:入学後、友達はすぐにできましたか?

渡邊さん入学式の日から友達ができました。中学2年のとき、同じクラスの3人と趣味をきっかけに仲良くなって、中学3年になってさらにメンバーが加わり、6人で毎日一緒にお昼ご飯を食べています。優しくて、真剣に私の話を聞いてくれる親友ができたことは、宝仙学園に入学して一番うれしかったことかもしれません。学年7クラスで生徒が多く、友達をたくさんつくることができるところも宝仙学園の魅力です。

渡邊さんが憧れた黒法被。「赤法被を着て踊ったことも素敵な思い出」だそうです
渡邊さんが憧れた黒法被。「赤法被を着て踊ったことも素敵な思い出」だそうです

後輩へのメッセージ

受験期、読売新聞の編集手帳(コラム)を5分くらいで100字に要約することを習慣にしていました。この習慣を1年ほど続けたところ、文章の読解や記述のスピードが上がったので、適性検査の対策におすすめです。通塾で毎日忙しいと思いますが、睡眠を大切にし、運動して体力をつけて、後悔のない入試になるよう頑張ってください。

PICK UP SCHOOL LIFE

教科『理数インター』

中学では週1時間、教科『理数インター』を実施。中学1年では「コラボレーション」、中学2年では「プレゼンテーション」、中学3年では「ラーニング」をテーマに、段階を踏みながら他者と協働する力や物事を深く探究して発表する力などを育みます。
中学では週1時間、教科『理数インター』を実施。中学1年では「コラボレーション」、中学2年では「プレゼンテーション」、中学3年では「ラーニング」をテーマに、段階を踏みながら他者と協働する力や物事を深く探究して発表する力などを育みます

宝仙学園での過ごし方

行事や部活動は生徒主体。体育祭の競技内容や文化祭の運営方法、部活動の練習メニューも全て生徒が決めて運営していきます。行事は他学年との交流の機会になっており、困ったときは先生が全力でサポートします。
行事や部活動は生徒主体。体育祭の競技内容や文化祭の運営方法、部活動の練習メニューも全て生徒が決めて運営していきます。行事は他学年との交流の機会になっており、困ったときは先生が全力でサポートします
中学3年間は先取り学習をせず、深掘りを大切に、ゆっくりと学んでいきます。主要5教科の授業時間数は週27時間、中学3年間の授業時間数は学習指導要領と比較して約1000時間も多くなっています。首都圏の私立中学と比べて、多くの授業数を確保しています。
中学3年間は先取り学習をせず、深掘りを大切に、ゆっくりと学んでいきます。主要5教科の授業時間数は週27時間、中学3年間の授業時間数は学習指導要領と比較して約1000時間も多くなっています。首都圏の私立中学と比べて、多くの授業数を確保しています

学校 DATA

住所〒164-8628 東京都中野区中央2-28-3

TEL03-3371-7103(代)

アクセス東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅より徒歩5分

学校公式サイト