連載インタビュー 第2回 浅野中学校・高等学校
inter-edu's eye
神奈川県有数の男子進学校として高い評価を得ている浅野学園。90余年の歴史と伝統がありながら選抜クラスを立ち上げたのが約30年前。以降、東京大学をはじめ、国公立大学や私立難関大学などの合格者を輩出し、進学校として急成長を遂げている。躍進を見せる同学園の教育にインターエデュが迫った。
【第2回】進学校として急成長を遂げるその秘訣とは?
エデュ:進学校として約30年間で多くの実績を残していますが、短期間で急成長を遂げている秘訣はありますか?
阿部校長:本校は約30年前に、本校の卒業生でもあった4代校長が選抜クラスを立ち上げ、大学進学指導を本格化させました。
進学指導をしていく中で一貫しているのは、枷をはめないことでした。高校2年生の秋に面談を行うのですが、その時点での成績に合った大学を薦めるということは一切しません。生徒の希望を聞き、その意志を尊重しています。
生徒一人ひとりの個性を尊重した結果、東大、国公立、とりわけ早慶などの難関私大への合格者数が伸びてきていると自負しています。東京大学の合格者数を増やすというより、生徒全員が希望の大学に合格するように指導してきた結果であると思っています。
エデュ:生徒と先生の距離が近いことも特色とうかがっていますがいかがでしょうか?
阿部校長:中学校3年間は同じ担任、6年間同じ担任だったという生徒もいます。部活動も6年間同じ顧問ですから長い時間を共有する中で生徒と先生の距離が縮まっていきます。教員のモチベーションも高く、とにかく面倒見が良いですね。
先生と同じようにOBとの距離も近いです。特にクラブ活動では、クラブの成績を気にして指導しに来るOBもいます。そのときに技術面の指導だけでなく、受験の相談に乗ったり、使っていた参考書まで具体的に伝えたりしているようです。
⇒第3回「部活、学習面ともに優秀な成績を収める『文武両道』の実現」
12/17更新予定!
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