中学受験塾の先生方による座談会!〜オンライン授業は集中力が続きにくい!?

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自宅での勉強は集中力が続きにくい。オンライン授業のやり方に工夫を

エデュ: 今回の事態に際して、生徒や保護者からはどのような相談や悩みがあったでしょうか。

長谷川先生: 毎日のようにメールで何十件と相談が来ます。特に多いのが「学校がない分、勉強量が足りない」という相談です。いつもの塾の宿題だけでは、本来あるはずの学校で行う6~8時間分の勉強量を補うほどの量を担保できません。そこで2週間に1度程度、教材を作成して塾生のご自宅に郵送するということをしました。教材のボリュームは3段階まであり、1段階目までは必須とし、残りの分量をやるかどうかは、学校の課題もあるので、各生徒の判断に任せています。

柏原先生: やはり、動画の場合「集中力が続かない」というご相談が多かったですね。各ご家庭での受講となるため、教室の環境と異なり、集中力が続きにくいようです。たとえば、親御さんがお仕事で家にいない場合、子どもが1人で参加するのでどうしてもYouTubeや他サイトを見て、遊び始めてしまうというご相談もありました。これは今でも対策すべき課題の一つです。

そのほか、「学校見学に行けない」という相談もありました。特に5・6年生は通常この時期に見学に行きます。ですが、今は学校説明会が中止になるところも多く、そういったご相談が増えています。

田口先生: 集中力も問題ですが、家で他にすることもなく、一時期は外にも遊びに行けないということで、精神的に参ってしまう子も少なくなかったですね。そのため、私どもではZoomを使って、積極的にコミュニケーションを取りました。

またオンライン授業中に遊びだしてしまうということもありましたので、その対策として、あらかじめZoomの設定で、勝手に音声を入れられないようにしたり、画面の共有ができないようにしたりしています。