【日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校】ソーセージ作りに挑戦! 食品加工実習
日本大学生物資源科学部に隣接する日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校(以下、日大藤沢)では、中学生が大学施設を利用したフィールドワークを行います。1年次には農場実習を、2年次には食品加工実習と畜産機械実習を実施。6月に取材した農場実習に続き、今回は食品加工実習のようすをレポートします。
■1日がかりの実習
実習はクラスごとに1日がかりで行われます。
内容は
1 骨付き豚肩肉の骨抜き・整形
2 粗びきソーセージの製造
3 レトルト製品(豚角煮)の製造
生徒は班のメンバーと協力して全工程に挑みます。
■実習スタート
まずは加工場の職員が道具の使い方を説明し、作業の手本を見せます。現場にある包丁や専門器具は使い方を誤れば大けがをしてしまうので注意が必要。
職員は包丁を巧みに操り、肉をそぎ、骨抜きをしていきます。その間、「ここがスペアリブで使われる部分だよ」「この角度で包丁を使ってはいけない」など、説明や注意が続きます。
■班に分かれて作業開始
生徒は5つの班に分かれ、作業に当たります。生物資源科学部・動物資源科学科の大学生が各班に1人ずつ付いて生徒をサポートしてくれます。
どの班でも骨抜きには苦戦していたようす。
挑戦した男子生徒に感想を聞くと「骨を避けて肉を切る作業が難しかったです。家で肉を切ったときと比べると、包丁の切れ味は違うし、骨があって切りにくいし、大変でした」「こんなに大きい肉を切ったのは初めて。最初は少し怖かったけど、料理に興味があるので楽しかったです。プロの技を見て、すごいなと思いました」と答えてくれました。
■粗びきソーセージ作り
カットした肉をミートチョッパーに入れて粗びきします。
ソーセージは肉の味を活かしたものと、レモンやパセリで味付けしたものの2種類を作ります。粗びき肉に香辛料を混ぜて小型ミキサーにかけると、いい匂いが加工場に漂い始めました。
終盤に差し掛かってきたソーセージ作り。ミキサーで練った肉を充填機で羊腸(ようちょう)に詰めていきます。
充填機のハンドルをゆっくり回す係と、羊腸に詰まった肉棒をそっとおさえる係に分かれ、息を合わせて作業します。
1本の長いソーセージを捻って小さく分けると作業終了。
加熱処理をしてソーセージの完成です!
■待ちに待った試食タイム
「試食が楽しみ!」
声をかけたほとんどの生徒から返ってきた言葉です。
エデュ編集部の取材後に行われた試食会では、“美味しい”の声が飛び交い、みんなが“うちの班のソーセージが一番美味しい”と言い合っていたそうです。
食品加工実習について、ある女子生徒は「家庭科の調理実習とは全然違った」としみじみ語っていました。
冬には、牛や豚の世話、牛舎・豚舎の掃除、乳絞りをする畜産機械実習が控えています。食育をテーマとする日大藤沢のフィールドワーク。冬の実習も、生徒にたくさんの刺激を与えてくれることでしょう。
【あわせて読みたい!】
中学1年生の農場実習レポート≫
★日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校
■入試説明会
第1回 11月10日(土) 14:00~15:30
第2回 11月24日(土) 14:00~15:30
場所:中学棟大教室
予約不要。説明会後、学校見学ができます。個別相談もあります。
説明会イベントに参加します。
私学私塾フェア2018 私立中高進学相談会
<横浜地区>
9月30日(日) 10:30~16:00
場所:パシフィコ横浜
<町田地区>
10月7日(日) 10:30~16:00
場所:ベストウェスタンレンブラントホテル東京町田
<小田原地区>
10月7日(日) 10:30~16:00
場所:川東タウンセンターマロニエ