【奨学金最新事情】第3回:志望校決めたら要チェック!大学独自の給付型奨学金(3ページ目)

入学後に申請できる在学生向け給付型奨学金

採用規模の大きい明治大学の奨学金

1,440名(150名は未来サポーター給費奨学生)という採用規模の大きい奨学金制度を設けているのが、明治大学「明治大学給費奨学金」です。取得単位と学業成績評価、父母の合算所得金額の上限指定がありますが、在学生向け返還不要の給費奨学金で、困窮度が高ければ授業料年額1/2相当額が給付される未来サポーター給費奨学生に採用されます。給費奨学金も、出身地や文理の別によって、年間20万円~40万円が給付されます。単年度募集のため、引き続き給付を必要とする場合は、都度の申請が必要です。

明治大学 給費奨学金

私財の寄付で設立された神奈川大学の奨学金

豊富な奨学金で知られる神奈川大学では、学部1・2年次を対象に「村橋・フロンティア奨学金」(文系40万円、理系50万円)が毎年9名に給付されています。この奨学金は、卒業生で名誉博士でもある故村橋三好氏の私財の寄付で設立されたものだそうです。

神奈川大学 奨学金制度

企業・団体からの寄付による京都大学の奨学金

京都大学でも、卒業生をはじめ保護者や地域、企業・団体からの寄付に基づいて、「京都大学修学支援基金給付奨学金」が始まりました。対象は、京都大学の正規の教育課程に在籍する大学院生、学部2年次以上の学部生。採用予定人数は20名程度とし、給付金額は年額24万円、給付期間は1年間です。

京都大学修学支援基金給付奨学金

私大のみならず、国公立大学でも、OB・OGや地域の企業・団体の寄付を基金とし、後進の育成のためにさまざまな給付型奨学金を設けています。経済的な理由で進学を諦めることがないように、必要なときは、ぜひこの応援を受け取ってください。

奨学金は申請期間が限られているものがほとんどです。申請期限にはくれぐれも注意してください。

※状況により、奨学金制度、条件が変わる可能性があります。最新の情報は各大学のホームページをご参照ください。