2025年度の算数入試問題総括

配点と問題数
従来通り
5点×8問、6点×10問 で合計100点(学校配点)
出題分野
直近5年間の出題分野から外れた出題はありません。
第1回:[1]計算問題と小問集合、[2]小問集合、[3]数と規則、[4]点の移動、[5]平面図形、[6]立体図形
第2回[1]計算問題と小問集合、[2]小問集合、[3]数と規則・場合の数、[4]平面図形、[5]立体図形、[6]数と規則・場合の数
第3回[1]計算問題と小問集合、[2]小問集合、[3]点の移動、[4]場合の数、[5]平面図形、[6]立体図形
難易度
第1回の入試問題は難化傾向にあります。2024年度で一気に難化し2025年度は2023年度までの水準に戻りました。
また第1回から第3回の入試問題については、年度によって多少のばらつきはあるものの、難易度に大きな差は見られません。
2025年度も、第1回と第2回がほぼ同じ難易度で、第3回が他の2回と比べて難易度はやや抑え目となりました。
2026年度入試に向けた算数対策
極端に難化、易化した回次を除き、合格者平均がおおよそ7割強で推移しているので、7割強を目標点として以下の対策を取りましょう。
[1][2]の小問集合は、平面図形、数の性質、和差比の文章題が頻出であるものの、どの分野からも出題可能性があります。標準レベルの典型題に穴を作らないことが重要です。
[3]以降の大問での頻出分野は①立体図形、②数と規則・場合の数、③平面図形、④速さです。以下、詳しく解説します。
【①立体図形】 海城、城北第3回の過去問を演習素材に!
大部分は立体切断。近年の難易度は女子校では群を抜きます。
複数回切断の演習を行う際に、本校頻出のポイント「2回切断した後に直線と面との交点をとらえる」必要がある問題の演習量を充分に確保すること。このポイントを克服すると、立体切断での得点力が一気に上がります。
本校の過去問以外に切断の演習素材として活用できるのは、海城の過去問。切断が苦手な受験生であれば、城北第3回入試の過去問に取り組むとよいでしょう。
【②数と規則・場合の数】 調べあげるタイプの問題演習を
数と規則の問題、場合の数の問題、双方の融合問題、いずれであっても、典型題のまま出題されることはほぼなく、長めの問題文になることが多いです。問題文や設問の誘導に乗って、きちんと調べあげるタイプの問題演習を行いましょう。
【③平面図形】筑駒、渋幕の問題で難問対策
平面図形は、小問集合でも大問でも出題されます。大問での出題の場合は、設問の誘導に乗って解き進める意識を忘れずに。なお、小問集合[2](3)(4)で高難度の平面図形が出題されることがあるので、想定以上の時間を費やして時間配分を乱さないようにしましょう。
等高や相似が絡む平面図形と比の問題は、標準問題から応用問題までのレベルでどれだけ演習を重ねたかで、本番での所要時間に差がつくので、演習量を確保すること。特に、本校を併願する桜蔭志望の受験生は、桜蔭対策に注力すると平面図形の演習量が手薄になるので注意が必要です。
平面図形が得意な受験生で、2024年度第1回[5]のような難問の出題に備えるのであれば、筑駒のパズル的な平面図形、渋幕の着眼勝負の平面図形の問題まで手を広げましょう。
【④速さ】合格に近づくカギ!「差の比例関係」の対策を
近年は難化傾向。ゆえに、ここでアドバンテージがとれれば合格に近づきます。距離一定、時間一定に着目する速さと比の大問は応用レベルまで取り扱います。そのほか、一般的な塾のカリキュラムでは重点的に取り扱わない「差の比例関係」については対策をとる必要があります。また、作図ツールとして、直線の進行図とダイヤグラムを問題に応じて使い分けられるように仕上げましょう。
株式会社日本教育指導総合研究所JET/受験Dr.

受験Dr.(受験ドクター)は、中学受験に特化し、“目の前の1人を勝たせろ!”をモットーに、お子さま一人ひとりに合わせた“オーダーメイド”にて、「個別指導塾」「プロ家庭教師の派遣」「東大生家庭教師の派遣」のサービスを提供しています。