和歌山の高校について｜掲示板スレッド

かなり以前の質問に答えるのもどうかと思いつつ、たまたま見つけましたので。

基本的に、教師の質は、公立の進学校ではあまり差はないと思います。
私は教師ではありませんので、教師か教師経験者のコメントが必要ですが、やっぱり、教師の人物評価をもとにしつつ、しかし、公立ですから、あまり進学校に優秀な先生が集中しないように配慮しつつ、人事異動がなされていると思いますよ。どこでも一緒でしょ。

はっきり言ってカリキュラムに正解はないと思います。
カリキュラムは試行錯誤です。向陽は、今年からやり方を変えましたね。土曜日を積極的に使うやり方に変えてきてます。おそらく、がんばっている割には、19年度の国公立大学の合格者が伸びなかったからかもしれません。でも、今年のやり方が功を奏するかどうかは、結局わかりません。
逆に、桐蔭は、向陽と比べて卒業者数が1クラス分少ないのに、2クラス分弱の差をつけて国公立の現役合格者を伸ばしてます。

生徒の質ですが、これはある程度違いはあるかと思いますが、私立が君臨する和歌山で、公立に入ってくる生徒は、「放っておいても勉強する」生徒は少ないと思います。だから、結構、学校の雰囲気、みんなの雰囲気、先生のレベルっていうのが影響する、いわゆる一般の生徒が多いと思います。

しかし、先生のレベルもさっき言ったようなことだと思いますし、カリキュラムも正解がないと思いますので、カリキュラムがたまたまあっているのか、それ以外の進学校、伝統校独特の雰囲気の影響を知らぬ間に受けているのか、なんともいいようがないと思います。
どうしても生徒の質を見極めようとするならば、たとえば、それぞれの高校は、どの私立を受けた生徒が併願しているかということがひとつの目安として挙げられるのではないかなと思います。和智弁との併願は少ないと思いますが、近大付属と併願か、開智と併願かなど。

まあ、結局はその高校の「結果」、すなわち「どのような大学に何人合格しているか」がどうかで、生徒の流れも大きく変わります。

要は、私立が君臨する地域で、それなりに国公立大学に合格者を出している公立の進学校では、先生の質とか、カリキュラムとか、生徒の質とかはあまり指標にはならないと思います。

すべては、「結果」が物語ります。

親が、いらぬ噂を真に受けず、慎重に分析し、1本筋の通った考えを示す姿勢を子供に見せないと、子供もいらぬ不安を抱くし、しまいには子供に馬鹿にされますよ。ひいては、「どうでもいいや」状態になって、運よく進学校に合格できても、「どうでもいいや」で3年間を過ごす子供になりますよ。

親の質がもっとも影響を与えますから・・・。

言っておきますが、私は教師ではありません。

はっきり言って「結果」でしょう。
「どの大学に何人合格したか」がすべてというのは賛同です。

結果が出なければ評価も下せない。
生徒か先生どちらが良いというものでもなく、そこは相乗効果というものが働くものと考えられ、どちらがどう、ということはいえないと思います。

平成19年度の国公立大学の合格者数を見ても、卒業生数に対する現役合格者の割合が桐蔭は7割近く、向陽は4割近くといった状況でしょうか（両校のH.P.より）。
桐蔭は、特に早稲田の合格者数が劇的に増えたのでしょうか、あまり見たことない数字があがってます。

両校とも、相変わらず、京大、阪大の合格者数が、低いところでうろうろしていますが、この数字をどちらが先に劇的に変えるかが勝負で、それによって、一気に受験生の流れが変わるでしょうね。

今のところ、徐々に盛り返してきているのは、桐蔭といえそうですが、盛り返すなら一気に盛り返して欲しいところですが、ちびちび状態ですから、完全に軌道に乗ったというところまではいってないでしょう。

両校勝負の行方は、まだまだ不透明といえるのではないでしょうか。