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【1169086】CM料激減?

投稿者: 視聴者   (ID:FUoEZWM7wMQ) 投稿日時:2009年 02月 02日 16:28

このところの大手企業の収益下方修正。
トヨタをはじめとするCM削減宣言。

本当のところテレビ業界の様子はどうなんでしょう?
青色吐息というほどはないにしても、
怪しい雰囲気も出始めているのではないでしょうか。
永らく続いた独占体質も崩壊の方向へ進む気配はありませんか。


単なる興味本位ですが、昨今のお粗末な番組ばかりの状況に
腹を立てていた者として、何か業界の様子を垣間見たくて
スレ立てしてみました。嫌な方はスルーしてください。
スレ主は、業界にまったく詳しくないので何も反応レスは
出来ませんが情報がありましたらよろしくお願いします。

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  1. 【1169172】 投稿者: TVウォッチャー  (ID:pgPiNWQFirw) 投稿日時:2009年 02月 02日 17:32

    そうですね、最近の民放テレビ番組って
    安っぽいというか制作費かけてなさそうな安直な感じがします。
    売り出し中とか、いかにもギャラの安そ~なタレントさんが
    無知を売りにして大はしゃぎ。
    さらにタレント化した局アナ交えて内輪ネタで盛り上がる。
    かつて、私が子どもの頃は年末年始になると民放でも
    大型時代劇のような大作をやっていてそれなりに
    楽しみにしていたのですが、
    今の子どもたちはちょっとかわいそう。


    でも、テレビ局や広告代理店っていまだ
    高収入な業界ですよね。

  2. 【1169185】 投稿者: 友達のご主人が…  (ID:xG1UBq.pif2) 投稿日時:2009年 02月 02日 17:44

    某キー局で某番組制作をしていますが、
    昨年の秋頃より製作費カット命令が出ていると話してました。
    また友人が某広告会社に勤めていますが、
    「社の方針で昔の様に簡単に経費(接待費かと)を切れなくなり厳しくなった」
    とも話してました。(と言っても、以前が普通では無かったのかもしれませんが…)
    1/31付発行の週刊東洋経済で「テレビ・新聞の陥落!」と大々的に特集を組んでます。
    一読されてみてはどうでしょうか?

  3. 【1169199】 投稿者: 埼玉県民  (ID:fvkFLzVqVuA) 投稿日時:2009年 02月 02日 17:55

    最近、テレビを見ていて思うのはCMが「パ[削除しました]業界ばっかり!」ということです。
    それと、年末年始の「再放送」の多さです。大晦日や正月二日に再放送なんて・・・。
    景気が悪いと言っても、丸裸なわけじゃない。
    会社が社員や消費者じゃなく、株主の方ばかり向いているからでしょうか?
    まぁ、多少景気が良くなっても、国の将来に向けてのビジョンがしっかりしないと、貯蓄だけが増えるのでしょうね。

  4. 【1169237】 投稿者: 事情通  (ID:UUOr5VfSp6w) 投稿日時:2009年 02月 02日 18:18

    宗教関係のCMは局でそれぞれ自粛しているけれど、はっきり言って「宗教」は
    お金がある。だから、「そのもの」ではなく「○○大学」とか
    その関連のCM増えてます。
     
    派手で有名な某局が、お弁当をはじめ経費削減始めました。
    他局は「あそこが節約しはじめるなら、うちはもっとか」と
    戦々恐々。
     
    企業CMが減っているため、自社CMが増えてますね。
    それから、「これって地方のCM!?」的なものも
    東京で増えてきました。
     
    報道、クイズ、ドラマの順でお金がかからないそうです。
    報道バラエティ的な番組も増えてますね。
     
    そのうち通販番組がもっと増えてくるかも。
    通販って局にとっても儲かるらしいですから。

  5. 【1169320】 投稿者: 週刊誌  (ID:uUtlnUwcdek) 投稿日時:2009年 02月 02日 19:17

    事情通さん


    事情通さんのレス内容がそのまま載ってた雑誌、私も読みましたよ(笑)。
    お弁当のことに関しては、テレビで某タレントも言っていました。
    以前は楽屋にたくさんお菓子とか用意されていたのに、
    今はハッ○ーターンぐらいしかないとか。

  6. 【1169615】 投稿者: 視聴者  (ID:WhMu3yuaLe.) 投稿日時:2009年 02月 02日 22:53

    渡鬼の楽屋には溢れんばかりのお菓子の差し入れがあると
    ピン子さんがテレビで言っていました。番組によっても
    勢力が違いそうですね。
    我が家はハードディスクにダウンしてから(録画状態)
    好みの番組を見ています。CMはほとんど見ないです。
    そんな方、他にも大勢いらっしゃると思いますので
    これからテレビCM自体がナンセンスになってくるのではと
    思います。というか、見たい番組もなくなっちゃいました。
    本当にいつの間にか、束でナンボのうるさい芸人の安い番組ばかりが
    目立つようになりましたね。

    ご紹介くださった雑誌読んでみます。ありがとうございます。

  7. 【1171120】 投稿者: 広告費削減の加速、不適者生存、粗悪プログラム再生産と視聴者不在  (ID:8kQ.V.Vs.N6) 投稿日時:2009年 02月 03日 23:52

    テレビ業界や広告業界の商習慣が今後根底から覆るほどの経済的なショックが日本に到来する可能性はゼロではないでしょう。そうなったときに業界がよりより番組が作れる理想的な構造に生まれ変わればよいのでしょうが、期待薄でしょうね。下請けに製作させてがっぽり儲けているところと、仕事に四六時中追われるけれども低賃金なところに二極分化し続けるので、好循環するような構造への脱却は不可能でしょう。いわゆる既得権益というものに関連業界はいつまでも固執することになるでしょうし、視聴者はどんどんテレビから離れていくことになるでしょう。本当はそうした方向は視聴者を失う悪い方向であると認識していても業界全体が方向転換できる可能性は低いでしょう。海外の関連業界は好循環していても指をくわえてみているしかないのではないでしょうか。世界標準から離れてどんどんガラパゴス化していく日本は愚かでしょうが、誰も本当に必要な改革を行えないのではないでしょうか。利益配分を見直せない業界ではいつまでたっても優れたプログラムやコマーシャルが製作できないでしょう。
     
    現実にこの時期に求められているのは、極めて優れた番組やコマーシャルをローコストで大量に制作して放送することなのですが、番組やコマーシャルはどんどん質的に低下して、視聴率もどんどん低下していくことになるのでしょう。そうした悪循環が続けば業界関係者に相当多くの失業者が発生することになるでしょう。淘汰されれば淘汰されるほど関連業界が一層強くなるとも思えません。より優秀な人材が最後まで業界に残るとは限りません。優秀な人材ほど見切りをつけるのが速いかもしれません。
     
    そうなったときは、いまでさえひどい番組ばかりなのがどのようになるのかですね。報道番組・クイズ・バラエティ番組ばかりになるのか、ドラマなどの再放送ばかりになるのか、通販番組ばかりになるのか。いずれにせよ、おばか番組や観たくない番組が一層増えることはあっても減ることはなさそうですね。つまらない商品の通販番組や通販コマーシャルなんか個人的には全く不用です。特に高齢者の年金に的を絞ったような通販番組や通販コマーシャルは宣伝文句がださくて観ていて不快になりがちです。通販番組や通販コマーシャルで放送局や企業が利益を相当上げていても、一般的なプログラムに対する要求に十分答えられないようでは明るい未来は待っていないでしょう。
     
    本当に今年の新春番組の編成内容には驚きました。これまでにテレビ視聴に使っていた時間を埋めるための何か新しい勉強や趣味を早急に見つける必要がありそうです。再放送を新春の昼間から堂々と行うのはどういう神経なのでしょうか。もう視聴者のことなんか二の次、三の次なのでしょうか。新春の初夢が再放送ですか。あきれてしまいました。以前はどんなチャンネルでももっともらしかったのですが、そうした新春向け番組を制作するためのスポンサーすら見つからない状態では日本の経済状況は深刻すぎます。それとも製作陣がひとなみの年末年始を確保するために今年からルールが変更になったのでしょうか。まさかそんなことが許される業界ではないでしょう。新春番組編成は日本経済が報道されているよりもはるかに重篤であることを物語っているのでしょう。このままではチャンネル数が減少してしまうような事態にならないとも限らないのではないでしょうか。テレビ番組欄を通して新春から悪夢を見させていただきました。
     
    来るべき暗黒の未来が新年早々そこに見えてしまったのです。相当大規模な経済対策を緊急に実施しないといけないでしょう。深刻さがいつもと違うということがテレビ番組欄からわかるなんて近年にないことです。最近の企業の決算発表が事実を裏付けているということでしょう。
     
    悲しいことですが、経済状況がどんなに悪くなっても関連業界が一度味わった利益の甘い汁は絶対に忘れないでしょう。低料金でこき使われている底辺の番組制作スタッフは、ハリウッドのさまざまな映画製作組合のようにそろそろ本格的なストライキを検討されれば、状況が少しは改善するかもしれないですね。生活が苦しくなったり、首切りされたりするような事態に実際になっているでしょうから。放送局や広告代理店を中心とした利益配分構造では最底辺の制作会社に一番しわ寄せがいくでしょう。今の利益配分構造では優れたプログラムやコマーシャルは製作できませんよ、と誰かが声を上げない限りどんどん製作レベルが下がるばかりになって、視聴者がもう戻ってこなくなってもよいのでしょうか。経済が回復したころには優秀な製作陣が誰も残っていなかったなどという悲劇的な事態も想定できるのではないでしょうか。
     
    個人的にはもう民放の番組にはほとんど期待していません。受信料に頼っているNHKですら外部の制作会社に依存する比率が高くなればなるほど、どんどんだめになるでしょう。NHKもご他聞にもれず現実に、過去の番組とは大幅に異なる、情報量の乏しい、誇張した演出が目立つだけの質的に著しく低い番組がやたらに増えているように感じます。かつては優秀であったNHKのドキュメンタリーでさえだめなのが多すぎます。予算が極端に減少していないというのに一体どうなってしまったのでしょうか。
     
    NHK BSも過去の映像を特集した放送がゴールデンタイムにあったりして驚かされます。そうした放送は深夜時間帯などでもよいと思うのは私だけでしょうか。NHK BSは別の受信料金体系なのですが、そうした料金体系に見合った充実した放送プログラムかどうか問われると首を傾けてしまいます。衛星の維持管理にコストがかかって番組作りまでは予算が十分に行き渡らないのでしょうか。地上放送に比べて見劣りが著しいです。経営の仕方の問題なのでしょうか。あるいは製作能力の低さの問題なのでしょうか。予算配分の問題なのでしょうか。やる気の問題なのでしょうか。受信料と番組を検討すればNHK BSはコストパフォーマンスの悪い放送波のひとつであることは明らかでしょう。もっともらしい受信料金に見合う質的改善が早急に必要ではないでしょうか。
     
    NHK教育テレビももっと高度なレベルの番組をどんどん増やせばよいものを初心者向きのものばかりいつもいつも繰り返すから陳腐化して魅力を失ってしまっているのです。NHK教育テレビの放送電波という、民放からすれば非常に貴重な資産を有効活用していないNHKの責任は極めて重いでしょう。義務教育をこれから受ける、または現在受けている子供のためだけではなく、高度な生涯教育を受ける成年のためのものでもあるでしょう。そうしたことが番組を通して十分に実感できているかといえば、全く否定的な回答しかできないのではないでしょうか。NHK教育テレビはやろうと思えば専門性の高い分野などどんどんプログラムを開拓できます。つまりNHK教育テレビは未開拓の分野が極めて多すぎます。現在ではそうした高度な未開拓分野についても新しい充実したプログラムをどんどん放送すべきでしょう。歌舞伎や日本舞踊、長唄、三味線、落語などで番組表の時間つぶしばかりしていると本当に失望してしまいます。一体こうした古典芸能プログラムではどれほどの視聴者を獲得できるのでしょうか。このご時勢に古典芸能を重視しているかのごとく受け取れてしまいます。NHK教育テレビはすごく右傾化しているのでしょうか。こうした視聴者の極めて少ないと思われるプログラムは深夜帯などに移行させて、もっと需要のあるプログラムを優先させるべきでしょう。高度な大学や大学院レベルの教養番組など皆無に近いのではないでしょうか。こうしたプログラムのほうが古典芸能よりもはるかに多くの視聴者を獲得できるのではないでしょうか。しかもこうしたプログラムのうちのほとんどはそんなに製作予算を必要としないでしょう。テキストは必ずしも印刷物で配布しなくても、インターネットのPDFファイルを視聴者に無料ダウンロードさせればいいいではないですか。生涯学習という言葉は存在しても、その言葉を実践できるプログラムがNHK教育テレビにははなはだしく欠乏しています。こんなことなら放送大学のプログラムの一部でも放送されているほうがはるかに有意義でしょう。NHKは地上波を2チャンネルも所有していることの意義を根本的に考え直すべきでしょう。
     
    経済的に問題の発生していないNHKですら、スポンサーがどんどん離れていく現在の民放と同じ低次元でさまよっていては何をかいわんやです。そうした低次元でさまよっている民放の番組を参考に番組を制作したり、同一放送時間帯の民放番組の視聴率や番組内容を気にしたりするようでは、絶望的です。どうして民放を参考に番組レベルを下げなければならないのでしょう。とってもとっても愚かです。こうしたことがNHKの方針(国策?)だとすれば国民は相当なめられているのでしょう。
     
    民放と同一レベルの番組を目指すことがNHKに求められていると考えているのであれば、それは根本的に誤っているでしょう。無料放送の民放と同じような思考方法では、受信料収入は一向に増えないでしょう。一方で古典芸能などの視聴率を完全に無視したプログラムを堂々と放送しているのに、民放の番組作りを参考にゴールデンタイム等は積極的な高視聴率を獲得する戦略をとっています。本当はもっと充実したプログラムを視聴率の数字に拘泥しないで製作、放送すべき唯一の存在であるべきでしょう。NHKは視聴率フリーだとしても、その自由の意味を根本的にはき違えています。
     
    NHKも含めて、もうどの放送局で流れるプログラムも魅力が著しく乏しくなっています。その中で非常に輝くものがたとえ存在していても多くの視聴者に気づいてもらえなくなっているでしょう。
     
    特にドキュメンタリー番組では製作陣に高い教養が求められます。コマーシャルなどでも本当に消費者に受けるためには製作陣の教養が高ければ高いほどよいでしょう。おばか番組を中心にしているから、製作陣もそうしたレベルで揃えとけば制作費が削減できて経営に資するのでしょうか。視聴者をおばかにしてばかりいると、地上放送に関しては早晩本当に危機的な状況に至ることでしょう。その象徴的な出来事はこの年末年始のプログラムに現れていたのかもしれません。つまり民放もNHKも時間的な猶予はそれほど残されていないのかも知れないということです。危機感が欠落したままでよいのでしょうか。
     
    現在では製作陣の教養のなさが番組づくりに如実に反映しているにもかかわらず、視聴者もいっしょに喜んでいるようでは一向に番組のレベルは改善しないでしょう。視聴率を測定されている家庭の視聴動向で国民全員を同じように評価されているのは根本的に誤っているでしょうが、そうした評価法から一歩も脱却できないと、視聴率はこのままどんどん低下していくでしょう。時々刻々変化する視聴率の数字にのみ固執し、中長期的に視聴率がどんどん低下していく真の原因を把握しようとしないようでは衰退の一途でしょう。業界の構造や商習慣とともに、視聴率や番組内容の評価方法も大きな問題を含んでいて劇的に改善することが求められるということでしょう。視聴率の低下は視聴者の価値観の多様化でしかたないと諦めるのは固定観念であり、時代遅れであって、誤った判断でしょう。関連業界は迅速な構造改革が迫られているということです。
     
    現在、テレビ・コマーシャルは莫大な広告費を投入したにもかかわらず期待したほどの購買につながらない事態に成り易いでしょう。たしかにHDDレコーダに記録してから視聴するスタイルが普及すれば、不要な番組やコマーシャルなどはすべて飛ばし観されてしまいます。つまらないコマーシャルだと、たとえそうしたコマーシャルを視聴したとしても購買動機をほとんど喚起しないでしょうし、逆に商品や企業のイメージダウンになる可能性も孕んでいます。視聴者のコマーシャルに対する目は年々厳しくなっているにもかかわらず、あいかわらず不快なイメージ等が流され続ければ、一層飛ばし観されるだけです。つまり一私企業のたった一つのコマーシャルだけがだめであっても、視聴者はすべてのコマーシャルに対して拒絶反応を起こして、すべてのコマーシャルを飛ばしてしまうことになるということです。こうなってしまっては、もう後戻りはされないでしょう。
     
    番組すべてを始めから終わりまで視聴者がリアルタイムで視聴していると期待できない番組には有力なスポンサーが付かないでしょう。コマーシャル終了まで引っ張ってばかりいると視聴者は戻ってこないでしょう。一時の姑息な手段の積み重ねや、うるさい音楽、わざとらしい後付の拍手や歓声などでごまかしてきたことがすべて裏目にでかねません。そんな陳腐な手法は視聴者にはもはやすべてお見通しでしょう。番組中に拍手や歓声が突然入っても、スタジオには観衆が誰もいなかったではないですか。それでは、不自然でおかしいでしょう。煽り行為の行きすぎは確実に視聴者を失うでしょう。
     
    テレビ朝日の大相撲ダイジェストを例にすれば、相撲というやや高齢の視聴者が多いプログラムに、ソニーのテレビ・コマーシャルで使われていた音楽ばかりを音量レベルを上げて流して視聴率を失ってしまった事実があるでしょう。音楽、つまり音響効果のスタッフが選択した素材に誤りがあって長寿番組を終了させてしまったのではないでしょうか。こうした視聴者を逃してしまうような番組製作手法が、いまだにあちこちで観かけられるにもかかわらず、ほとんど改善されていない事実があります。これでは視聴者もどんどん逃げ出すことでしょう。
     
    知識教養番組の中にヤラセが頻発したことを契機に、バラエティ化やクイズ化が進んだのかもしれませんが、こんな番組ばかりではどんな人でも食傷気味になります。クイズ番組出演者が最近どんどん知識を身につけているのはとても興味深い傾向ですが、すべての視聴者も同時に高い知識を身につけるようになったかといえば、そうではないでしょうから、いつまでこの形態で視聴率が稼げるかは、誰にもわからないでしょう。すでに大半のクイズ番組が長期化、マンネリ化しています。
     
    どの報道番組のコメンテータも紋切り型の解説をしているだけでは、魅力に乏しいです。踏み込んだ発言を誰もしなくなれば、だらだらと長時間続く報道番組なんか不用です。実際にこの春から報道番組が短縮されたり、打ち切られたりするそうですが、当然の結果でしょう。スポンサー収入の低下には原因があるということです。以前のコメンテータは今よりも踏み込んだ発言をしていましたし、そうした発言の中に新しい発見がありました。たしかにそうした発言でコメンテータや放送局は訴訟沙汰に巻き込まれたりもしていましたが、そうしたマイナス要素を除外しても社会的な意義が十分にありました。長時間の報道番組にはコメンテータのそうした踏み込んだ発言を視聴者は現在でも渇望しているのでしょう。コメンテータですらものが自由に言えないのはマスコミの危機です。スポンサー収入の金額にかかわらず報道の姿勢が問われています。
     
    新聞の文字が大きくなって目に優しいとかいっているのは、文字数、つまり情報量を減らすことになって、自らの首を絞めている愚かな行為になっています。同様にテレビ局も報道姿勢が厳しく問われています。
     
    テレビ・コマーシャルの削減が急激に進んでいるのが目に見えるのは事実ですね。トヨタ・レクサスのコマーシャルはいまいずこですから。こうした特定商品のコマーシャルが急激に減少することは、商品のブランドイメージ等にとって深刻なダメージを伴わないのか心配にはなります。テレビ・コマーシャルを継続することが求められていたはずの一般的な商品でさえ、いつのまにか消えてしまっていては消費を喚起できないでしょう。本当に日本経済の将来は大丈夫でしょうか。
     
    テレビ・コマーシャルの減少に伴いスポットCMの広告料金が低下しているそうですが、そうした価格破壊によって、これまでに広告していなかった業界のコマーシャルがさかんに流れるようになっています。パ[削除しました]や中古ピアノ買い取り、健康食品、通販、高金利金融被害救済の弁護士事務所などのコマーシャルばかりでは、テレビ番組を観ようとする動機が向上しないかもしれません。そうした業界に全く興味のない人にとっては、テレビ放送全体のイメージがダウンしてしまうかも知れないということです。パ[削除しました]やサラ金などは依然としてイメージが決してよくないでしょう。放送禁止用語に近い音もかつては問題になったかもしれません。以前はすべての放送局でサラ金などのコマーシャルは流れていませんでしたが、いまやサラ金は大手金融機関の一部となって放送局も拒絶しにくのでしょう。一部のUHF局などはラブホテルのコマーシャルまで流していますが全国放送局ではさすがに行っていませんね。ものには程度があるということでしょうが、今後全国放送でこれまでに流れていなかった業界のテレビ・コマーシャルも流れることになるのでしょうか。もしそうならば子供のいる家庭では心配の種が増えるかもしれません。マイナーな商品やサービス、そうしたものを提供する企業には関心がないばかりか、そうしたコマーシャルに付き合わされる時間も節約したいのが人情でしょう。高金利金融被害救済の弁護士事務所のCMなんかがどんどん流されても個人的に関係ないので観るのに苦痛なだけです。大抵の場合、新参者のコマーシャルは低料金で製作されているために質が低く見ていられないものが多くなりますから、視聴者離れの大きな原因になるでしょうし、ますますHDDレコーダで一旦録画してから視聴するスタイルに移行してしまうでしょう。テレビ局にとってスポットCM価格破壊は、本当にプラスとなるかどうか、きわどいことになりかねないでしょう。報道番組までHDDレコーダで一旦録画してから視聴されてしまえば、マスコミの発言力低下にも直結します。
     
    インターネットで検索してくださいとテレビ・コマーシャルで言われてもコンピュータや携帯電話が別の場所に置いてあればまず検索しないでしょう。いちいち検索してもらうための動機が十分ではない商品までいちいちキーをタイプしないでしょう。もうすこしインターネット検索や会社のホームページがテレビの子画面で連動表示していればなんとかなるでしょうが、そうした機構は最近のテレビにはすべて備えられているのでしょうか。そうでなければ、ちょっとそうした検索を要求する画面ばかり流れるのに付き合わされるのはさすがに疲れてしまいます。テレビのスイッチを切りがちになるということです。企業のテレビ・コマーシャルにおいて最近では検索を要求することは常識かもしれませんが、視聴者にとってはワンパターンで食傷ぎみです。もうそろそろいい加減にしてほしいです。
     
    テレビがハイビジョン化されたにもかかわらず、そうした画質や音質の改善を享受できる優れた番組は、そう簡単に製作できないのはわかりますが、たとえそうであっても国際間格差は広がる一方ではないでしょうか。ハイビジョン化により番組制作費が以前よりも高騰しているのはわかりますが、どのようなメディア・フォーマットであっても伝えたい情報や熱意が全く感じられないようなどうでもよい番組ばかりではだめでしょうし、視聴者は二度とテレビの前に帰ってこないでしょう。もう一度視聴者を呼び戻すためには国際競争力のあるプログラムを製作できるスキルが各方面に求められるということです。限られた予算内でも十分魅力的なプログラムを製作できる優れた能力が要求されています。湯水のように予算を使える時代ではないのですから、そうした時代に適合した予算配分や番組制作方法が当然必要になるでしょう。
     
    海外の番組に比べると、番組の情報量やレベルが大きく違いすぎてどうしようもない状態ですね。CSやケーブルテレビ等でしか観ることの出来ない番組しか視聴者がもはや期待できないようでは、当然民放各局のCM収入が激減するでしょう。もう少し業界関係者は海外のテレビ局の番組を参考にすべきではないでしょうか。特に製作陣に高い教養が求められるドキュメンタリー番組ではそう感じてしまいます。
     
    それと同時に、現在ではCSやケーブルテレビ等でしか観ることの出来ない優秀な有料プログラムを地上波で無料放送することしか、視聴者をもう一度振り向かせる手法はないかもしれません。これは地上波放送局の経営判断や権利関係でどうにかなるのではないでしょうか。実現できれば最も即効性のある改善策のひとつでしょうし、電波の有効利用の観点からも喜ばしいことでしょう。ディスカバリー・チャンネルやナショナル・ジオグラフィックが地上波で放送されれば画期的で魅力的です。本当は現在の日本の製作陣でこうしたレベルのプログラムを製作すべきことなのですが現状では望めないのならば、海外からこうしたプログラムを購入するしかないでしょう。つまり地上波放送のCS化、ケーブルテレビ化は即効性のある優れた方法であるということです。視聴率も稼げるであろうし、有力なスポンサーも付くであろうということです。CSやケーブルテレビ等でかなり前に流れた古いプログラムでも地上波の視聴者には新鮮かもしれません。古いプログラムですと安いので、コスト負担になることなく放送できるのではないでしょうか。
     
    どのような番組やコマーシャルを製作するにせよ、製作陣にもっと教養の高い人材を大量に採用しないとこの業界は絶望的でしょうね。自虐的ギャグやおばかばかりでは消費者に購買意欲や視聴意欲を全く喚起できないでしょうし、高い番組視聴率を稼ぐことも困難でしょう。たとえば大学院卒を大量に採用すれば将来ある程度改善するかもしれないでしょう。しかしこうした改善方針は必要条件であっても十分条件ではないので、必ず改善される保証はないですが。羞恥心の欠如したような番組ばかりを公共の電波を使って流さないでほしいです。製作陣や出演者の無知や無関心をひけらかすことを旨とする番組ばかりではお寒いばかりです。視聴者はそうしたプログラムでいつまでも笑ってばかりはいられないでしょう。視聴者にそっぽを向かれたときに放送局はどうするのでしょう。
     
    NHK紅白歌合戦に現在のテレビ番組の縮図が観てとれるかもしれません。バラエティ、おばか、同性愛、一発芸人、さまざまなジャンルのごった煮、過剰な演出、豪華で奇想天外な衣装・セット、無数の紙ふぶき・風船、多数の電球・LED、コンピュータ制御された奇抜な照明、意味のない中継、受けないギャグ、さまざまなあおり行為、出演者だけの異様な盛り上がり、出演者や歌曲に関するマンネリ、ださいバックダンサー、各界著名人の審査員、視聴者参加の審査、陳腐なスモーク・レーザー光・クラッカー、詰め込みすぎの内容、形式的な番組進行・台詞、間の悪い司会進行などなどです。目を逸らしたくなるような出演者や演出ばかりでは当然視聴率を過去の栄光の時代ほど高くは獲得できないでしょう。さまざまなジャンルの音楽をごった煮されても視聴者に関心のない他のジャンルはどうでもよいのです。当然視聴チャンネルがどんどん変わっていくでしょう。教育的に問題のあるようなシーンもこれまでにいろいろありました。ゲイやレズな人たちを堂々とこの時間帯に出さないでほしいです。子供も観ている国民的なプログラムで大晦日にわざわざ性同一性問題解消を主張しなくてもよいでしょう。こういう人たちの存在を否定はしませんが、個人的に大晦日のNHK紅白歌合戦でも観ていたいとは全然思いません。
     
    本当は海外テレビ局の番組が国境を超えて毎日24時間視聴できる環境がほしいです。高度に情報化が進歩しても、インターネットがブロードバンド化しても、いまだに海外テレビ局の番組がリアルタイムで視聴できないのはどうにかしてほしいです。コマーシャルも含めてノーカットでテレビ放送を海外からインターネット中継できる機器は確かに世の中に存在していますが、まだまだマイナーな存在ですし、設置に制限がありますし、高画質も期待できないでしょう。インターネット・サービスでも一部海外テレビ番組の視聴は可能ですが、まだまだ特定の国の特定のチャンネルしか視聴できません。だれでもいつでも手軽に格安で海外のすべてテレビ局の番組がハイビジョンも含めて現地の画質のままリアルタイムで視聴や録画ができる環境を提供されることを強く望みます。権利関係等で地域的なしばりが当然あるでしょうが、現実にはそうしたサービスがぜひとも必要です。日本国内でも他地域の放送はほとんど視聴できていない現状では法律的に極めて困難でしょうが、県境や国境を超越して自由に視聴したいです。そもそも首都圏に比べて地方は視聴できるチャンネル数が少ないといった放送行政は、もういい加減に止めてほしいです。現在では関所が存在していた時代ではないのです。地域間の情報格差を放置したままの現状は、次期民主党政権に改善を求めないといけないのでしょうか。テレビ番組の地域間格差なんかブロードバンド・インターネットの時代に放置しているほうがおかしいのではないでしょうか。テレビ・コマーシャルの需要と供給のバランスで放送局数が制限されていなくてもよいではないですか。関所を設けているような、情報を遮断する政策は即刻止めてほしいです。21世紀にもなって江戸時代かと思われるような政策は要らないでしょう。
     
    居住地域で決められたチャンネルのみ視聴しなさいという放送行政とは別に、海外も含めたテレビ放送の視聴を可能にすることに、既存のテレビ業界や広告業界は猛反発するでしょうが、情報化時代のあり方として地域に縛られた放送波しか享受できない時代はそろそろ決別すべきではないでしょうか。高度情報化された21世紀においてまで、インターネットの存在していなかった20世紀中ごろに確立された時代遅れの放送行政によって国民がアクセスできる情報を制限すべきではないでしょう。現実にインターネットを通して抜け穴が開いている状況をすべて塞ぐつもりなのでしょうか。
     
    日本で提供されているケーブルテレビは諸外国に比べて高すぎます。同時に観られるチャンネルはひとつなのにチャンネル数が多いプランはとっても高額な料金設定で日本の消費者がなめられているのでしょう。同時に視聴できるチャンネルがひとつならば、選択できるチャンネルがたとえ数百あっても低価格な同一料金でよいではないですか。ケーブルテレビ視聴料金も、音楽データのダウンロード販売料金もともに日本の消費者は海外に比べて高額な利用料を請求されています。ガラパゴス料金体系では困ります。そろそろ本当の意味での国際化が必要です。島国日本はもう少し風通しが良くならないものでしょうか。日本は少子化が進行しているといってもまだ1億人以上が住んでいるのですから、個々の料金設定を高めにとって少しでも利益を得ようとするせこい商売から、国際標準なみの料金による薄利多売のほうが誰にとってもよりよいと思いませんか。薄利多売すればトータルで得られる利益はかえって増加するのではないでしょうか。現実にこれだけ粗悪プログラムが増加してしまった地上波に比較して優秀なプログラムの多いケーブルテレビやCSはいまこそ顧客を大量に獲得できるチャンスなのですから。日本映画とハリウッド映画の違いと同じで市場規模が違うことを口実にいつまでも日本だけ特別割り増し料金なのは止めていただけないでしょうか。迷惑です。あなたも私も日本に生まれ育ったのが間違いなのでしょうか。
     
    日本では地上デジタル放送を観るためや番組を保存するためだけに大型テレビやブルーレイレコーダなんて全く購入不用かもしれないですね。こうした機器の消費拡大策としては、機器の単なる値下げよりも優秀な放送プログラムを増やすことや、有料衛星放送・ケーブルテレビ等の料金の値下げがまず先決でしょう。地上デジタルにするとチャンネル切り替えが遅くなるのは、個人的にすごく不満です。もうあまりチャンネルを切り替えるなという関連業界の意思が強く働いているかのごとく感じてしまいます。チャンネル切り替えや外部入力切り替えがアナログテレビと同等のスピードで出来るように設計された機種があれば早速そちらに乗り換えたいです。技術的にも複数のチューナ等を搭載すればチャンネル切り替えは相当高速化できるでしょう。家電メーカ技術者のやる気やスキルが最近は低下しているのでしょうか。テレビ番組制作側とともに家電メーカ側の姿勢も最近あまり好感度が高くないのがとっても気になります。デジタル化で著作権等の規制強化は進みましたが、消費者の使いにくい機器ばかり増えた現状は由々しきことであります。アナログテレビ並みの操作性すら確保できていないデジタル機器で未来を描かれても消費者は興ざめしてしまいます。すべての視聴者が著作権侵害を犯していると仮定しているような強力なコピーガードやさまざまな機能制限ではユーザーはよい気分ではないでしょう。
     
    デジタル化されてよくなったことは画質だけで、その他のコピーや編集などについては全くマイナスな方向に動いてしまった現状は消費者不在です。コピー回数は緩和されましたが、編集や次期メディアへの移行などにまだまだ問題や不安が残っています。そうしたことは当然テレビ放送の視聴にもマイナスになるでしょう。画質や音質が良くなったといっても地上デジタルのデータ圧縮率が高すぎて良質なプログラムのブルーレイ・パッケージ・ソフトには完全に負けています。もっとフォーマットを検討してからデジタル化すればよかったのに地上デジタル放送はいまさら規格変更は効かないでしょう。せっかくのチャンスだったのに規格策定が拙速だったのは愚かな行為でした。出来ることならば衛星デジタル放送、ケーブル放送、インターネット中継、光ファイバー中継等ではもっと情報圧縮率の低い優秀なフォーマットで享受できるようにしてほしいです。つまり大画面テレビでは地上デジタル放送といえども画質的、音質的に不十分であるということがネックになっています。改善するには地上デジタル放送波とともに別の伝送手段も併用すればよいということです。現在ではさまざまな伝送方法が選択可能なのですから、伝送方法によってデジタル圧縮率やフォーマットの異なる同一プログラムを同時に流してもよいのではないでしょうか。デジタルならではの自由度をもっと活用してもそれほどコストアップにはならないでしょう。大画面テレビには現在の地上デジタル放送フォーマットでは画質、音質ともに十分ではありません。技術的に大幅に改善できる方法がすでに存在しているのでそうした伝送手段も活用してほしいということです。
     
    放送局や広告会社、番組制作会社などにおいて業界再編の嵐が今後吹き荒れるかもしれませんが、視聴者によりよいプログラムを提供することを最優先にする態度を失ってしまっては、どんなに業界を再編してもジリ貧業界が二度と立ち直れないかもしれません。要は視聴者を最優先にした改革が必要なのではないでしょうか。
     
    本日の朝日新聞朝刊には20代の26%の男性、17%の女性が一日中一度もテレビを観ないとの記事が掲載されていました。これはNHKにとっても将来の受信料収入が激減することを意味します。放送の完全デジタル化はこうした世代にテレビ放送からの決定的な決別をもたらすのでしょうか。このようなテレビ番組からの完全な脱却状況は、将来報道番組ですらまともに提供されなくなる恐ろしい事態になりうるということなのでしょうか。民放もNHKも共倒れになるのでしょうか。フジテレビとNHKの急接近は非常に危ないものを感じます。
     
    もう日本から脱出したほうがよいなんてことにならないように祈ります。

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