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【7196122】Qさまのレベル

投稿者: さつき   (ID:mnCpcPrzZL.) 投稿日時:2023年 05月 01日 21:24

1年ぶりぐらいにQさまを視ています。
先ほど、川端康成「雪国」の冒頭の一文、
国境の長いトンネルを抜けると、というフレーズを
こっきょうの、とテレビ朝日の解答で読んでいましたが、これは、くにざかいと、読むのではないでしょうか?
日本にはくにざかい、はありますが、島国なのでこっきょうはないと私は思っていたのですが。
家族でしばし話していて、どっちでもいいじゃんと子どもには言われました。

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  1. 【7196282】 投稿者: Pさま  (ID:29MNCvsH2w6) 投稿日時:2023年 05月 02日 01:10

    読んだ事ありますか?

    この小説の舞台となる場所は「上越国境」は「じょうえつこっきょう」と読みます

    更に
    川端康成の弟さんが、「あの美意識の高い兄が、冒頭の一語を訓読にして、濁音を入れるわけがない」と言っています
    文語表現では音読、漢語読が格調が高い表現です

    川端康成本人はどう考えていたのか記録はないようですが「こっきょう」が音的にも表現的にも、学のある日本人ならしっくりくると思います

  2. 【7196287】 投稿者: やっぱり  (ID:29MNCvsH2w6) 投稿日時:2023年 05月 02日 01:25

    こっきょう だよ

    上越国境 じょうえつこっきょう だし

    ここは関越トンネル 新清水トンネルができるまで、まさに国境としか表現ができない険しい山
    今でも関越トンネル新清水トンネル抜けると、冬は一面の銀世界
    まさに異国の地

    国境越えを、くにさかい超えとは読まんでしょ

  3. 【7196291】 投稿者: ポンタ  (ID:ZFskNsElx0U) 投稿日時:2023年 05月 02日 01:35

    私も「くにざかい」が正しいと思っておりますが、どうもそうでもないようです。
    検索しますといくつか出てきますが、下記のブログがうまくまとまっているようですので貼り付けます。
    2009年のものです。

     11月15日、日曜日の夕方、『笑点』という番組で、司会者、桂歌丸が「日本文学の冒頭、たとえば、『くにざかいの長いトンネルを抜けると雪国であった。』などと言ってください。私が『それで』と言いますから、その後に続けて一言言ってください」という問題を出しました。
     解答者の三遊亭楽太郎が「こっきょうの長いトンネルを抜けると雪国であった。」と言って、「それで」以下、何か答えました。
     私はやってるなと思いました。司会者は誰かの書いた台本通りに読んだのでしょう。楽太郎師匠は自分の思い通りの読みをしたのでしょう。
     川端康成の『雪国』の冒頭は「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」とあります。この「国境」にはルビが振ってありません。この読み方をめぐって二つの主張があるわけです。
     このそれぞれの主張をまとめたのは、恐らく、岩波アクティブ新書『遊ぶ日本語 不思議な日本語』(2003年)ー飯間浩明ーが最初だろうと思われます。
     続いて、文芸春秋社『お言葉ですが…』(2005年)ー高島俊男ーがほとんど同じ視点からまとめました。
     そのまとめをみると、長谷川泉教授、武田勝彦教授などは『クニザカイ』派、そして、羽鳥徹哉教授などは『コッキョウ』派、平山三男氏は、「この二説はともに納得でき、互いに他を凌駕するものではなく、読者それぞれの語感に従って読めばよかろう」と述べているそうです。
     たしかに、両説わかれています。ほとんどはルビを振っていませんが、偕成社版「現代日本文学全集」の中、『川端康成名作集』(福田清人)は「こっきょう」とルビを振っています。
     角川書店版『鑑賞日本現代文学』(林武志)は、その[注]で、「国境(くにざかい)の長いトンネル 上野国(群馬県)と越後国(新潟県)との国境(くにざかい)にある清水トンネル。」としています。
     当の本人川端さんはどうか、「川端さんご本人は、それほど意識的ではないながら漠然と『コッキョーの』のつもりだったようで、『国境(こっきょう)と読んでいるでしょうね、みんな』『いや、でもあれは国境(くにざかい)のほうが……読む方も多いと思います』『そうですかしら』と、武田先生の自信溢れる論断にタジタジの態である。」(『お言葉ですが』第9巻)
    https://ameblo.jp/muridai80/entry-10395931063.html(出典はこちらです。)長い引用ですみません。
    というわけで、ご本人もどちらが正しいと断じてはいないようですね。
    余談ですが、その次のフレーズ「夜の底が白くなった。」という表現に、すごいな・・・とずっと感動しております。

  4. 【7196294】 投稿者: ポンタ  (ID:ZFskNsElx0U) 投稿日時:2023年 05月 02日 02:06

    もう一つ見つけました。
    同支社女子大学の吉海 直人教授(日本語日本文学科 特任教授)の2022年2月のコラムです。
    長いので下記をご参照ください。
    https://www.dwc.doshisha.ac.jp/research/faculty_column/14890
    また余談ですが、国境(くにざかい)と言って思い出す歌が有ります。
    東海林太郎さんの「国境(こっきょう)の町」という歌謡曲です。
    タイトルはこっきょうですが、1番の歌詞の終わりは「凍りつくよな国境(くにざかい)」と歌われています。
    この歌が昭和9年の大ヒット曲で、雪国の連載が始まったのが昭和10年という事ですので、吉海教授のコラムも踏まえて、くにざかいと読む人がたくさんいることも納得できますね。

  5. 【7201559】 投稿者: 国司、国守、国分寺  (ID:uspCHtsaCvY) 投稿日時:2023年 05月 07日 10:53

    全部、クニではなく、コクと読む。漢文の素養がある男性はコクと音読みし、和文に親しむ女性はクニと訓読みするのでは。

  6. 【7202048】 投稿者: 川端康成が生きていた時代  (ID:WgYmJUk7alE) 投稿日時:2023年 05月 07日 17:13

    小学校の頃、『雪国』を取り上げて冒頭を朗読した男性教師は、川端康成が生きていた同じ時代の空気を吸ってきた人。

    叙情的な響きが、作品を より格調高いものにしていた。

    時代が進むに合わせて文学的作品の捉え方も当時とは変わってくるのは仕方なく、今でこそ新幹線や航空機でひとっ飛びの地も、当時は『こっきょう』を越えるに値する 地理・気候・文化的要素以上に、心情の隔たりが大きかったかと。

    それでも、今、YouTubeなどでの朗読が「こっきょう」になっているのは、当時の空気感のまま後世に伝えられていくのだろう。

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