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【5858803】コロナ禍の大手塾から 上位層は強くなる一方です

投稿者: 塾の現場から   (ID:TUHnGkdBsO6) 投稿日時:2020年 04月 29日 13:14

首都圏の某大手進学塾で教室長を勤める教師です。現場で教えている生徒は上位層の生徒たち(開成、日比谷、西、早慶)です。高校入試という世界のごく一部しか関わりを持ちませんが、コロナ渦での変化を感じますので、ぜひ皆さんに知っていただきたいと書き込みをする次第です。

こちらの塾では、映像授業+大量の課題を生徒が連日こなしています。部活動も中学校もないので、勉強し放題です。Zoomで面談したところ、1日7~8時間が彼らの平均勉強時間のようです。GW中は1日10時間が目安だと話しています。

進度の進みが異常に速いです。他塾の先生とも情報交換しました。我が塾だけかと思ったら、同様に「今年は例年の1.5倍から2倍のペースで進んでいる」と話します。

皆さん「今年の上位層は今までで一番強くなりそう」と話します。私も同意見です。「コロナのせいで学力がつかない」とも言われます。上位層は逆だと思ったほうが良いです。コロナ渦で、暇を持て余した中3生が勉強しかやることがなくなり、塾も好機と映像授業でどんどん進め大量の演習課題を出して、こなしているのが現状です。

志望校状況について少し漏らしますと、大方予想通り、進学校人気になりそうです。早慶か進学校かと悩まれていたご家庭が、続々と進学校から国立大コースに舵を切っています。経済情勢が芳しくない予測で、一般のサラリーマン家庭が多い高校入試は、だいぶ潮流が変わるのではないでしょうか。筑駒、日比谷、西、筑附、戸山、国立あたりの国公立の進学校に上位層が例年以上に集まる気配を感じます。この代は大学入試でも例年異常に強い世代になると思います。

個人的には、開成の人気復活を期待しています。昨年度の応募人数が(塾内で記録がある)昭和50年以後で最少人数。人気がなくなってしまうのは、中学入試の隆盛を知っているだけに歯がゆい思いがします。ただ経済状況が悪化しているので、来年はもっと厳しいかもしれません。私立の進学校にとっては生徒が集まらない冬の時代。熱望組にはチャンスです。

塾では夏期講習の稼ぎ時が消えることに戦々恐々としておりますが、受験生を抱える皆さんにとっては、そんなことは気にせず、ただひたすらに勉強に勤しみ、目標に向かって欲しいと、画面越しの生徒に話しています。

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  1. 【5864951】 投稿者: 誤字にはお気を付けください  (ID:BuEzbcV42/I) 投稿日時:2020年 05月 03日 20:21

    大手進学塾の教室長様、「禍」と「渦」。
    間違えやすいからこそ、注意していただきたいです。
    タイトルは正しく「禍」でしたが、文中は「渦」。
    「鍋」でなくてよかったですが、子供を信頼してお願いできる教室であってほしいです。
    我が子の教室の室長さんでないことを祈ります。

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