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【740659】東大附属と、海洋研の移転について

投稿者: ちょっと心配   (ID:WJ8DCiA/Nnw) 投稿日時:2007年 10月 21日 17:56

 東大附属中等教育学校の隣地に東大の海洋研があり、同校での特別講義も行われているそうですが、同研究所は2009年度までに柏キャンパスに移転するとのこと。
 跡地がどうなるのか気になったのでネットで調べてみたところ、wikiでは防災公園として整備されると。
 実施主体は誰かと思い、さらに検索をすると中野区の都市計画で「南部防災公園」として同地域が位置づけられており、驚いたことに中野区の区議会や住民集会では海洋研の跡地ではなく東大附属の校地の南側を防災公園として整備するよう働きかけていると。
 海洋研の跡地に防災公園を整備すると、周辺の防災計画(道路計画等)と整合性がとれなくなるとかで、あちこちで東大附属の南側に防災公園を整備するよう意見が出ています。
 
 広いキャンパスで恵まれていると思っていましたが、もし海洋研の移転や防災公園の整備で、校地の切り売りやグラウンドの移設等というようなことになると、せっかくの良い環境を在校時期に活用できなくなってしまう心配があります。(騒音、工事車両、校地が狭小等々)
 
 どなたか、この件について詳しい方はいらっしゃらないでしょうか?

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  1. 【743287】 投稿者: 横ですが  (ID:VzBNPiw2PFA) 投稿日時:2007年 10月 24日 14:58

     先日の学校説明会で、『(公立一貫のモデルである)東大附属と都立一貫校の違いは?』という質問に対して『都立は卒業後に良い大学へ進学することをはっきり打ち出しているが、東大附属はまず6年間をしっかり過ごすことを重視している』、また。『都立では明言している補習や先取り等の進学指導はどうか?』に対して『東大附属は個を重視する。進路を見つけだすところからはじめ、大学以外も含め、群としてではなく個の進路指導を実践している』とのこと。
     本も出たりしているので興味をもったのですが、公立型一貫校と一口に言っても、最近流行の進学重視型の都立一貫とはだいぶことなるのだなぁ、という印象を受けました。
     また、入学者と卒業者の数に十数人の差がある点についても、転勤等のほか、進学を第一に重視されて高校から他出してしまう方が居られるとのこと。この学校の個性をよく理解し、都立と同じ意識で見てはいけないのだなとも思いました。
     ちなみに、工事計画等の話はまだありませんでした。

  2. 【746090】 投稿者: 受験エリートの否定  (ID:LumTgaSwUhw) 投稿日時:2007年 10月 27日 09:05

     東大附属は、生徒さん個人の意思で良い大学へ進学することは否定しないものの、学校として難関大学を目指したり、そのための指導をするということは明確に否定されています。
     先日の学校説明会でも、パワーポイント資料で、はっきりと「受験エリート」を否定されていました。
     
     いただいた学校案内パンフレットには、東大総長のことばという形で「中学に入ることが・・優れた大学に入るための一つの手段に過ぎなくなってしまっている。・・・この空洞化に対してこの附属学校は、最も優れた、最も創造的なやり方で抵抗しています」と教育方針が力説されています。(これを始めとする、この学校の独特な教育方針に合致する方にとっては、とても良い学校だと思います)
     
     こういうことを考えると、大学進学という側面を重視して公立一貫校を考えている方には東大附属は合わない学校だと思います。
     他の掲示板にもありましたが、最近、入試での偏差値に比べてMARCHレベルへの合格者数が安定しているので「お買い得」という書き方をした本が出たそうです。ただし、東大附属からの大学合格者は、その殆どがAO入試です。もし同じ数(や卒業生比率等)のMARCH合格者を出している私立学校があったとしても、東大附属とそれらの学校では教育内容が全く異なるので、中堅私立中学校にでも行くつもりで入学すると、「え〜? 進学に関して補習とか面倒みてくれないの?」「行事ばかりで塾にも行けない」「総合学習って削減されたんじゃないの?」「AO入試の無い学校に行くにはどうしたらいいの?」というようなことにもなりかねません。
     
     先日の説明会では、東大附属としても、その辺(進学を重視している都立一貫校や中堅進学校と勘違いして受検を検討すること)をたいへん心配しておられる様子でした。

  3. 【746486】 投稿者: 新しい教育観  (ID:LSpMDDSR95c) 投稿日時:2007年 10月 27日 18:35

    受験エリートの否定 さんへ




    まったくその通りです。



    付け加えますと、AO入試は、来年度の入試から定員枠規制が5割まで(従来は3割まで)となったので、東附のように、結果として「AO入試向け」教育を受けている場合、ますます大学受験において有利になると思います。


    国立大学でも、旧帝大と呼ばれるような大学を含め、AO入試の導入拡大が進んでいます。今はまだ、AO入試は、国公立大の38%(定員の2%)しか導入されていませんが、これでも過去数年で実施校数・定員とも一桁アップしています。
    東附の進学実績が、ここ数年良くなっているように見えるのは、こうした大学側の入試制度の変更によるところが少なくないと思われます。



    また、将来的には、AO入試の定員枠規制そのものが完全撤廃されるでしょう。



    加えて、進学実績の比較対象の私立中高一貫校の情報公開のあり方も変化を求められています。
    これまでのような「重複を含む合格者のべ人数」のみならず「進学者実数」も併記されなければならなくなる方向です。
    すると、如何に、大学受験指導をしていない東附の進学状況と、私立中高一貫校との進学実績の差がないかが、明らかになります。



    数年後、東附は、ますます「お得な学校」という評価が高まっていくものと予想しています。



    ただし、総合学習で、自分のテーマを見つけ、じっくりと研究に取り組む、という全く新しい教育観・教育内容に向いていないと、「学校が合わない」ということになりかねないと思います。
    知識を吸収するだけでなく、如何に利用するか?考えるか?ということに向いているかどうかがポイントです。
    保護者・受検生とも、上記のポイントをふまえ、学校の教育内容に対して十分に理解し、子供の適正を見極めて進学の是非を検討すべきです。



    先般公表された文部科学省の学力テストの結果を見ても解るとおり、従来型?の受験教育重視スタイルが向いている子供の方が、総数としてはかなり多いのは確かです。
    また、中学・高校・大学の受験でも、未だにマジョリティの一般入試は、知識力を問われる問題で確実に得点することが基本であることも確かです。

  4. 【746530】 投稿者: 受験エリートの否定  (ID:LumTgaSwUhw) 投稿日時:2007年 10月 27日 19:47

    新しい教育観 さんへ:

    > ただし、総合学習で、自分のテーマを見つけ、じっくりと研究に取り組む、という全く新しい教育観・教育内容に向いていないと、「学校が合わない」ということになりかねないと思います。
    > 知識を吸収するだけでなく、如何に利用するか?考えるか?ということに向いているかどうかがポイントです。
    > 保護者・受検生とも、上記のポイントをふまえ、学校の教育内容に対して十分に理解し、子供の適正を見極めて進学の是非を検討すべきです。
    >
     
     説明会でも、ここの部分は念を押されてました。
     
     特に、受検者である子供達に対して「お父さん、お母さんが行きなさい、というよりも、君たちが見て、聞いて、そして行きたいと思ったら、どんどん来てください」と直接呼びかけておられたのも、そこにつながるのかな、と思います。
     
     この学校はとても個性があるが故に、ここ独自の本当に「お得」な内容を、大学進学実績だけをもって判断して勘違い入学をすると、お得どころか、6年間はむしろ地獄になるのではないでしょうか。
     学習指導要領の上では、ゆとり教育や総合的な学習の見直しが行われるようですが、東大附属では「総合的な学習の割合を減らす方針は全くありません」というだけに、そういうミスマッチ(勘違い入学)をとても警戒しているようです(せっかくの大切な中高6年間が、生徒本人、保護者、学校の三者いずれにとっても苦難の道になってしまう)。
     
     他の掲示板にもありましたが、この学校ばかりは一回も見聞せずに受検を考えるべきではないなぁ、と痛感しています。
     
     当初のスレ主旨からずいぶんずれてしまってすみません m(__)m

  5. 【746840】 投稿者: い  (ID:/UGuDIhw4eU) 投稿日時:2007年 10月 28日 03:22

  6. 【746841】 投稿者: い  (ID:/UGuDIhw4eU) 投稿日時:2007年 10月 28日 03:22

    すいません、間違えました。

  7. 【747181】 投稿者: ゆとり教育の総括と  (ID:cgHepxrWPNk) 投稿日時:2007年 10月 28日 17:01

    >>> ただし、総合学習で、自分のテーマを見つけ、じっくりと研究に取り組む、という全く新しい教育観・教育内容に向いていないと、「学校が合わない」ということになりかねないと思います。
     
    >>> 知識を吸収するだけでなく、如何に利用するか?考えるか?ということに向いているかどうかがポイントです。
     
    >>> 保護者・受検生とも、上記のポイントをふまえ、学校の教育内容に対して十分に理解し、子供の適正を見極めて進学の是非を検討すべきです。
     
    >  学習指導要領の上では、ゆとり教育や総合的な学習の見直しが行われるようですが、東大附属では「総合的な学習の割合を減らす方針は全くありません」というだけに、そういうミスマッチ(勘違い入学)をとても警戒しているようです(せっかくの大切な中高6年間が、生徒本人、保護者、学校の三者いずれにとっても苦難の道になってしまう)。
      
     
     新聞にはちょうど「ゆとり教育」に関する文部科学省の総括が載っていて、今回のことは、この学校で行われている「ゆとり教育」や「総合的な学習」の考え方を全国に広めようとしたものの、現場での説明不足や理解不足で消化不良に陥り、結局は失敗してしまったという感じですね。
     物を学ぶということの根底はそうあるべきだと思いますが、現実には知識重視が中心になっている中学・高校・大学受験の実態や、教育以前に人対人という関係が崩壊している現場とのギャップがありすぎたなかで、いきなり違った視点の考え方を持ち込んだことに無理があったような気がします。
     
     ということになると、少しでも大学合格実績の良い一貫校に行かせたい方とか、習熟度別や先取り学習や補習等の「面倒見の良い」一貫校を求めている方とか、周囲がみんな難関大学を目指している雰囲気に我が子を置かせたい方とか、そういう考え方のご家庭には全く合わないということになりましょうか。つまり、中学・高校を選ぶ最も大事な条件が大学進学であるという方にとっては全くのお門違いと。

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