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投稿者: ばら (ID:td9DM0AeWg.) 投稿日時:2010年 09月 01日 23:50
皆さんは、どのような印象を持たれましたか?
小説というよりもマンガみたいな印象を受けました。
(マンガの方が、まだ、真剣な印象を受けるかも。)
何か、一言、言わずにいられなくなったくらい、
ちょっと不愉快な読後感です、私個人は・・・。
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【1838295】 投稿者: えっと (ID:N8fz04FBlnk) 投稿日時:2010年 09月 02日 07:43
わたしも確かにマンガにありそうな設定だと思いました。題材についてもいろいろ思うところ(主に反対意見)もありますし、地元民なので大学の書かれ方にも思うところがありました。さらっと読めて面白い部分もありましたが。
出勤前なので短い文ですが、また議論に加わりたいので、スレがのびてるといいなと思います。 -
【1838600】 投稿者: ばら (ID:td9DM0AeWg.) 投稿日時:2010年 09月 02日 13:31
えっとさま
題材でしょう?なんだか、言いたいこととの必然性に弱い気がしましたし、
そんなに軽いノリで扱うものなのか・・・、とちょっとびっくりでした。
別に、思想的にどうとか言おうとは思いませんが、
山田詠美さんのように手放しに褒めることはできません。
京都にお住まいですか?外からしか存じませんが、
外語大の乙女さんたち、描写されているような感じなのですか?
登場人物の描写で使われているデフォルメの仕方が、絵にするならば面白い気がしました。
そのせいもあってマンガを読んでいるような印象を受けたのかもしれません。
えっとさまの具体的なご感想をお聞かせいただければ嬉しいです。 -
【1838634】 投稿者: 読んでみます (ID:rmLHBRJNqSw) 投稿日時:2010年 09月 02日 14:15
京都外大ではありませんでしたが、ずっと京都在住の、
かつてドイツ語を大学で学び暗誦大会に出たこともある身としては
読んでみたい本ですね。
そんなに読後感が悪いなんて。
この方舞鶴出身なんですね。
京都の家はとても暗くて、電気を点けても冷蔵庫の中が一番明るいなんて
誤解を招くようなことは書いて欲しくないなあ。 -
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【1838846】 投稿者: えっと (ID:N8fz04FBlnk) 投稿日時:2010年 09月 02日 18:08
仕事から帰るのが遅くなってすみません。芥川賞作品とかめったに読んだことがないのですが、父親が先に読んで「すぐ読めた」とか言っていたので読んでみました。ので、これまでどういう類の作品が受賞作や候補になっていたか知らず、今回の『乙女の密告』だけを読んだ感想です。
どこまでネタバレしていいのか、わかりませんが・・・。
題材、せっかくそれを謎として持ってきたのに、答えがそれなの?という肩すかし感が大きかったです。それと、アンネが自分の国籍についてどう思っていたかに対する作者の考えに共感出来ませんでした。(私が不勉強なだけで、作者の考えというより通説なのでしょうか?)私も山田詠美さんが絶讃していたことが意外で、好きな作家さんだったのでちょっとショックでした。
大学について、誤解を招く書き方してすみません。
私は京都外大の学生だったり、外大の学生さんのことをよく知っているのではなくて、あの本の冒頭に「外大の乙女は女子大の乙女とは違う」みたいなことが書いてあるのを読んで、違和感だったんです。作者とほぼ同世代ですが、私が行ってた女子大の学生は、作者や世間のイメージよりは「男前」だったので・・・ちょっと私怨入ってました。ごめんなさい。
私が一番疑問だったのは、あの「乙女」たち、あれはユーモアとしてではなく、作者としてはリアルに書いたつもりだったのだろうか・・・ということです。作者自身が学生だった頃にせよ、今にせよ、あんな乙女たちって周りにいます?乙女の概念もよくわかりませんが、
あれだけの状況で男性と噂になるのも、そのことをこの世の終りのように嘆くのもなんか時代錯誤に思います。だから、たぶんデフォルメというか、ああいう世界観を面白いと思って書いたのだろうとは思うのですが、それと扱っている題材の重さとが私の中では結びつきませんでした。
長々書いた割には中身無くてすみません。 -
【1838980】 投稿者: ばら (ID:td9DM0AeWg.) 投稿日時:2010年 09月 02日 20:43
えっとさま
お忙しい中、お返事ありがとうございました。
読んでみますさまがこれからご感想を書いてくださることを期待させていただいて、
あまり詳細にお返事をいたしませんが、お許しくださいませ。
いろいろと同感です。
更に、教授の主人公への指導、彼の弁論大会での主人公に向けた頷きから、
この物語の結論に学術的帰結のような印象も受けましたので、
今日図書館にでも行って、そのような説が存在するのか調べてこようと思っていました。
(もしご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えくださると幸いです。)
・・・なんというか、物語云々というよりも、
「このお話が芥川賞を受賞するのか・・・。」
という衝撃のほうが大きかった・・・のが、正直な感想です。
もちろん、良いところもありますし、お好きな方もいらっしゃると思います。
「いやいや、ここが良いのだ。」と教えていただければ、それも嬉しく存じます。 -
【1839001】 投稿者: えっと (ID:N8fz04FBlnk) 投稿日時:2010年 09月 02日 21:11
とりとめもない感想に対し、コメントありがとうございました。
私も、読後にずいぶん前に完訳ではない版で読んでいた『アンネの日記』を読み直そうと思いました。
共感出来る作品とは違ったのですが、いろいろ考えることが出来たという意味では読んで良かったと思います。 -
【1839082】 投稿者: 羊が丘 (ID:dacMAtnQkpg) 投稿日時:2010年 09月 02日 22:33
未だ狭い世界にいる、
乙女たちの自分探し・・・
という、古今東西描かれ続けているテーマを、
アンネの日記を題材にしつつもユーモアたっぷりに読みやすく表現した
というその試みが、評価に値する・・・とかなのでしょうか。
(今海外にいるため講評まではまだ読んでおらず、自分の勝手な幼稚な解釈ですみません。)
私も、読んでいる前半~中盤あたりは、なんとなく楽しく読めていたのですが、
(それでも、乙女たちの年齢設定は、せめて女子高生くらいにしてあった方が、のめりこみやすかったかも)
読後感は、なんか小馬鹿にされたような後味の悪さが残りましたねー。
原因はやはり、アンネの日記の取り扱い方、なような気がします。
作者が、アンネの日記からアンネ個人の自己の目覚めというような部分だけを抽出して、それを乙女たちとシンクロさせてるのは分かるのですが、
アンネの日記が、アンネの日記たる理由である時代背景や状況の深刻さ自体がほぼ無視された状態で扱われていて
(外語教材として登場しているわけだから仕方がないかもしれませんが、実際には、
単なる語学のテキストみたいにしてしかこの本を眺めたことがない人って、きっとあまりいないですよね)、
その上、シンクロしている乙女たちとその環境の描写は、ユーモアテイストというよりももはや喜劇・・・
多くの人に不快感を与えてしまうのは、必然かも。
ただ、後味の悪さはあったものの、確かに
アンネの日記をもう一度、今度は時代背景等への同情感に惑わされすぎないように、
読んでみたいなぁと思わせてくれたので、
(また取り寄せないと。。。)
そういう意味では、この本も悪くない、
・・・かな。