ジャーナリスト山本美香さん｜掲示板スレッド

山本さんは最初は、どちらかの新聞記者としてスタートされたのでしょうか？

記者魂を全うされたのでしょうね。正義感の強い方だったのだろうと想像し、
涙があふれました。
どうぞ、やすらかに･･･

過去に､彼女のアフガニスタンでの取材のレポートを何度かテレビで見ました。
命がけですばらしい仕事をされていたと感じました。
それを､一般人の感覚で､

>個人的には、生き方を理解しがたいですね……。
>禁止している区域に、入国する事態、無謀でしょう……。
>邦人が亡くなれば、外交の問題にもなります。
>４５歳の女性が、正しい行動・判断を出来ていない。

と､単純に断じてしまう人の感覚がわかりません。
ジャーナリストとして､自分の才能を生かし､
使命を全うされたのではないですか。

原発も重要な問題ですが､シリアで亡くなっている
国連にも見放された反政府主義者の方たちの問題も､
重みに違いはありません。
助けがないという意味では､福島よりもさらに悲惨なのかも。
福島の取材をするジャーナリストはたくさんいても､
シリアに行く人はほとんどいないわけですし。
それこそが､希少性のある仕事なのではないですか。

保守色の強いイスラム教の地域では､
女性記者でないと女性にインタビューができないと聞きます。
彼女らが行かねば、女性や子供の置かれた状況がわからないのです。
（米国人の女性記者も亡くなっています。）

同年代の者として､山本さんに敬意を表し冥福を祈るだけです。

私が、
「山本さんが母親になることはなかったでしょうね。」
と言ったのは、別に、母親にならなかった山本さんを下に見るとかそういう意図ではありません。

山本さんが実直でまっすぐな人であっただろうことを考えると、
子供がもしいた場合に、子供を置いて戦地に（しかも両親揃って）赴くという無責任なことは絶対しなかったと思うのです。

山本さんは、戦地で虐げられている人々を世界に知らしめて紛争を少しでも少なくしたいと強く願い続けていたのですから、
自分が子供を産むという選択肢はとうの昔に捨て去っていたはずです。

山本さんが母親だったらと想像して楽しむといっていた方がおりましたが、
私からすると、あまり趣味がいいとは思えません。
想像するのはもちろん個人の自由ですので、それを止めるつもりは全くありませんが。

⇒“今日の焦点”はズバリ：


　「日本人女性記者・山本美香さんがシリアで殺害される」です。


⇒その理由は……：

　─「現在進行中の金融メルトダウンは金融的な手段によってはもはや止める
　　ことが出来ない」
　　これが今、認識し続けるべき基本的な分析ラインです。

　─それではどうするのか？
　　そう考えた時に残された2つの手段の一つが「戦争経済への移行」
　　なのです。

　─なぜこれが問題の解決につながるのかというと、供給に対して需要
　　（軍需）を高めることを意味するからです。そしてここに重大な論点が
　　あります。

　─つまり軍需が高まるのはともかく、それではその「代金」を一体誰が
　　支払うのか、という点です。
　　実はここで登場するのが我が国・日本なのです。

　─湾岸戦争の時、「小切手外交」と言われながらも支払ったのは日本
　　でした。
　　イラクに対する武力行使の際も、ODAとして支払ったのは日本でした。

　─そうである以上、これから始まる中東大戦争についても全く同じ構図
　　なのです。「歴史の鑑」に照らせばそのことはよく分かります。

しかしどうしても中東地域は我が国から遠く、私たち日本人はそこでの
出来事に無関心になりがちです。だからこそ時に「生贄」を演出までする。

そして関心をそちらに向けさせ、最終的には「国際社会に対する責任論」を
叫ぶことで日本人を納得させる。大量のお見舞い金を支払わせる……。

いよいよ「本当の構図」が明らかになりつつあります。
いつまでこの構図を続けるべきなのかは……我が国が最終的に判断すべき
です。

尊い犠牲を前にして考えるべきこと。
それは我が国が主体的に「戦争の無い世界構造」を創るべき、という
ことなのです。


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●「今日の言葉」
　～不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を～
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“西洋諸国を文明というといえども、正しく今の世界にありてこの名を下す
　べきのみ。

　細にこれを論ずれば足らざるもの甚だ多し。戦争は世界無上の禍いなれども、
　西欧諸国、常に戦争を事とせり。

　盗賊殺人は人間の一大悪事なれども、西洋諸国にて物を盗む者あり人を
　殺す者あり。

　国内に党与を結て権を争う者あり、権を失うて不平を唱る者あり。いわんや
　その外国交際の法の如きは、権謀術数至らざる所なしというも可なり。

　ただ一般にこれを見渡して善盛に赴くの勢あるのみにて、決して今の有様を
　見て直にこれを至善というべからず。

　今後数千百年にして、世界人民の智徳大に進み、太平安楽の極度に至る
　ことあらば、今の西洋諸国の有様を見て、

愍然たる野蛮の歎を為すこともあるべし。

これに由てこれを観れば、文明には限なきものにて、今の西洋諸国を以て
満足すべきにあらざるなり。”

（福沢諭吉『文明論之概略』（岩波文庫）より抜粋）


……IISIA代表・原田武夫のコメント：

─かつて我が国の知識人たちは「二つの眼」を持っていた。
　一つは「西洋に遅れている自ら」を冷静に見つめる厳しい眼である。

─この眼を通じて、彼らは文明開化を進め、維新の大業を成し遂げた。
　徹底した自己反省能力、それを導き出した眼である。

─しかし同時にもう一つの眼を彼らは持っていた。
　それは「今」を覆う支配的な事共に対する批判的な眼である。

─それは健全な相対主義といっても良いものなのかもしれない。
　支配者は「絶対」を主張するが、実はそうではなく移ろうのだ、と。

─「諸行無常」の野太い思想がその背景にはある。
　「絶対」を主張するものほど危うく、その最後は近いのである。

─だが、当座の間はその「絶対」に寄りそうしか選択肢はない。
　その時、彼らはこれら「二つの眼」を持ち続けるべしと語ったのである。

─そして現代日本。
　明らかにこの「二つの眼」を私たちは失ってしまっている。

─「絶対」を主張する事共にばかり眼を奪われ、その度に失っていく始末。
　これを「文明」、いや「民族」の劣化と言わず、何と言おうか。

本当に必要なものは二つ。
それは自己に対する厳しい眼差しと、「絶対」を主張するものへの批判の眼。

この二つがあるところに進歩があり、未来がある。
そして今の我が国において最も涵養されるべきはこの二つなのだ。

そのことを、福翁は教えてくれる。
たった数行の言葉ではあるが……真実を語る言葉はやはり強く、重苦しい。

軍需産業で設けている輩は、戦争経済への移行を画策しているでしょうから、恐ろしいですね。
それにしても、山本さんの願い通りに、紛争が少しでも減るといいですね。

世の中に人の為に危険な仕事をしている方々は大勢いる。

この手の事故が起こるとメディアの過激報道に疑問。

同業だからか。

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ご冥福をお祈りすします。志し半ばで倒れた無念も悲しい思いです。

ありますよ
何故危険な場所に自ら進んで（しかも女性で）
命を落とすのも当然だ・・・
みたいな心無い事言う人達もいます。
それもジャーナリストだから言われてしまう事ではないですか？

山本さんが撃たれたとき、佐藤さんというパートナーはどこにいらしたのでしょうか。
一緒にいなかったのでしょうか。