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私立中学の価値

【1934980】
スレッド作成者: 自然体 (ID:KR1jc1G02kE)
2010年 11月 28日 08:25

この不景気の中、希望しない私立中学へ無理して行かせる道理がないと思います。
公立中学という保険もあることだし。
皆さんどう思われますか?
我が家の場合、子供はまだ小4ですが、受験希望は以下の通りで、それ以外の学校なら公立中学へ行かせるつもりです。
新興系、成り上がり系、スパルタ系、予備校風系は基本的にパスです。
希望の私立中学に合格しなかった場合は、公立中学から県立トップ高校を目指します。


2/1 麻布か開成(武蔵もOK)
2/2 なし(栄光、聖光は良い学校だけど遠いので)
2/3 早稲田か暁星(筑駒は学区外なので)
2/4 芝

【2024217】 投稿者: 通りすがりの企業人   (ID:ea53pHQHlVg)
投稿日時:2011年 02月 16日 20:48

適性さま、みなさま

船に乗れ!読了。ご紹介ほんとうにありがとうございます。

たぶん、みなさまの想像以上に、ハマりました。
やはり一気読みになり、感想を数行のつもりで書きだしたら、止まらなくなりました。

音楽を語る小説ではないのでしょうけれど、どうしても、音楽のディーテイルに、目が行ってしまいます。どうしても、自己体験に重なってしまう。超長文ですが、お暇な方がいらしたら、おつきあいください。
最初にお断りしておきますが、皆様のお役に立つようなことは、何も書いてありません。キモチワルイ感傷にあふれております。もし、ご興味おありでしたら。

====私のオーケストラと合奏の体験====

私の高校は、もちろん普通科ですが、音楽のできる奴はたくさんいたし、割合、音楽には好意的な学生が多かったように思います。もう少し言うと、自分の才能にはさっさと見切りをつけながら、音楽高校受験をかなりしつこく勧められたりして、かなり天狗になって入学した、天狗の鼻をへし折られた、という感じでした。

国立の高校の義務として、「研究授業」というのがあるんですが、ここで、音楽選択の学生全員で、オーケストラととに、モーツアルトの、小さい、ハ長調ミサをやりました。視察に来た全国の音楽の先生は、出来栄えとかではなく、男子学生がみんな立ちあがって大声で「きりええれーそん、くりすてえれーそん」などと叫ぶ?こと自体に、腰をぬかさんばかりに驚いていて、私は、そんなものなんだろうな、と思ったのでした。

白状しますと、私は、当時、ピアノ以外にもうひとつ楽器を並行して練習しており、そっちの楽器で、高校のポンコツオーケストラのパートリーダーをやっておりました。中にはとんでもない名手も居て、その頃は、東大オーケストラのパートリーダー生産工場、みたいに呼ばれていたのですが、人数は少ないし、下手な奴も練習しない奴も居るし、慶應の高校合同(塾高、女子高、志木高の合同、今は無いんじゃないかな)オーケストラを聴きに行って、彼らとのあまりのレベル差に暗澹たる気持ちになったりしました。

オーケストラの音程やリズムを合わせるのは難しいんです。ぴったり合わないと、周波数のずれが、ビート音になって、ハエが飛んでいるように、ブーン、と耳に聞こえてきます(感覚ではなく、ほんとうに聞こえます)。一人で演奏する分には気にならない、自分の音程の悪さが、クローズアップされてきました。ピアノは、音程は関係ありませんし、音程に関しては、ピアノと合わせる分には、弦も管も、けっこう幅があるんです。

室内楽も、さかんにやりました。そのころの経験は、現在の音楽にも生きていると考えています。弦のトップグループは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の傑作にして難曲「ラズモフスキー2番」なんていうのをやって、それが結構さまになっていました。

ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ「春」
バッハ フルートソナタ h-moll
モーツアルト 交響曲41番 ジュピター
ラフマニノフ ヴォカリース

これらの曲は、本書に出てきますが、私も、高校時代に、なんらかの形で、真面目にさらい、ステージにあげたものです。その後、ベートーヴェンの28番ソナタには、ずいぶんと入れ込みました。この曲は、一瞬だけ、3巻に出てきます。

メンデルスゾーンに関しては、ピアノ譜が死ぬほど難しく、私が挫折して、ステージに乗せるまでは行きませんでした。

よく合わせたヴァイオリニストは、その後、東大オケのコンサートマスターをやり、普通に、たしか、公認会計士になりました。絶対音感の無い私は、彼にぼやいたことがあるのですが、俺にだって絶対音感なんか無い、その日の体調によって、平気で0.2Hzくらいずれて聞こえる、と言われて、目の前が暗くなりました。私にとっての絶対音感はドかソか、というレベル、彼は、音叉への温度変化の影響、というレベル。

チェロとトランペットは、そろって一浪して理IIIに合格しました。チェロは大学では音楽をやめてしまったけれど、トランペットは、今は、トランペットではないけれど、少しづつ音楽活動をしているようです。

男女関係だって、いろいろありました。女性では、あまりに過激奔放でトラブルをまき散らしながら自分は決して崩れない人、清純可憐無垢に見えて、一気に泥沼に突入する人、両極端を見てきました。
飛びきり上手いトロンボーンは、清純可憐真面目一方でありながら超絶的に下手なクラリネット(才女なのにあのセンスと音程と呑み込みの悪さは何だったのでしょう)と、割無い仲になって、トロンボーンは、何を思ったか、東大志望を藝大志望に変えて、必死でレッスンに通っていました。当然、藝大を落ち、藝大にも受からないような情けない男はイヤだ、と、クラリネットに振られてしまいました。話が逆、というか、理不尽というか、他人事ながら、世の無常を感じたものでした。彼は無事に翌年に東大に復帰?し、某社幹部になっています。

====そして、感想めいたもの====

どう見ても、ここに登場する高校生たちは、レベルが低く、とても、生き馬の目を抜くようなプロの世界でやっていけるとは思えない。私のポンコツオケの話かと思う場面も多い。主人公も、南も、です。作者は、ちゃんとわかっていて、フルートの伊藤だけが、プロになる素質を感じさせる書き方をされていますね。

音楽は、練習しない奴は例外なく駄目ですが、努力すればいいというものではない、遺伝子なのか、音楽をはじめるまでの環境なのか、両方なのか、特に早期教育が必要なピアノやヴァイオリンは、高校のときには、決定的な差がついてしまうのです。

主人公も、鮎川も、長い間、専門の楽器を弾かずに、中年になって、ようやく、アマチュアとして再開しました。挫折が大きいほど、ブランクは長いのかも知れません。

自分は、小学校のときに才能の限界に気付いて、さっさと退場してしまいましたが、それでも、ここに描かれているような、音楽漬けの何年かを送ってみたかった、という気持ちもあります。ステージに立つクラシックのプロにはなれなくても、どっかで何かの音楽で食えたんじゃないかとは思わないではないのです。
しかし、さっさと退場したから、ずっと音楽をやって来られた、というのは、厳然たる事実だと考えています。

友人に、○○さん(私のことね)、音大に行ったら、どうだったかしらね?と聞かれたときに、とっさに、上野公園に青いテントを張って住んでいて、目の前を通る藝大教授に向かって、おまえよりも俺のほうがまともなんだぞ、と心の中で毒ついていたと思う、と答えました。テントはたぶん誇張ですが、相当に本音です。

南というヒロインのキャラクターは、どうしても好きになれないけれど、彼女は、知っていたのだと思う。自分が藝大に行ける才能は無いし、まして、オーケストラの後ろのほうで弾くポジションにも、たぶん到達できない。主人公が、血筋と財力で、そんな壁を破ろうとしているように、見えた。これは、当然、幻想にすぎないと思いますけれど。それで、自分から、全部、壊したんだろうと思う。「私が間違えて死なせてしまったヴァイオリン(3巻、南の手紙)」では、決して、ない。こういう壊し方は、少なくとも、自分の音楽的才能と無関係に見える幕引きだから。ほとんど確信を持って、考えています。妊娠はアクシデントだけれど、結局、そういうことなんだろうと。
未練、はあるんだろうけれど、合奏への飛び入り参加くらいで断ち切るのは、やはり女性の強さかな。

====センチメンタル ハイデルベルク====

この話、アルト ハイデルベルク(マイヤーフェルスター)を、一部下敷きにしていますね。主人公が留学するのもハイデルベルグですし。この小説(戯曲)、本国ドイツでは忘れ去られ、日本でもほとんど読まれなくなってしまいました。私は、たぶん、中学のときに読みました。
主人公が一瞬だけハイデルベルグで昔を回想し、もとの世界に帰っていきます。南にとってハイデルベルグは高校だったのだろうと。

ザクセンの皇太子ハインリッヒは、ハイデルベルクへの留学を許され、自由な学生生活を送り、宿で働く、ケティと恋仲になります。しかし、大公の危篤により、急遽帰国。大公の後を継ぎ、政略結婚の準備も着々と進みます。大公は、政略結婚を2週間後に控え、やむにやまれず、2年ぶりにハイデルベルグを訪れるが、学生街も友人たちも様変わり、ケティも結婚が決まっていました。

最後の部分、暗記するほど何度も読んだのだけれど、さすがにすっかり忘れています。ネットから拾った、日本語と、あやしいドイツ語のセリフをつなげてみます。

「みんな昔のままだったよ、ケティ。マイン川も、ネッカー川もそれからハイデルベルクも。ただ人間だけが変わってしまった。昔のままの人は一人も見つからなかった。変わらないのは君だけだ。ケティ君一人だ」
「私たち二人は、どうしようもなかったのよ。そうでしょう。私たちはいつもそのことを知っていたわね」
「この夜を、君のためにとっておいた。僕は君を忘れないし、君は僕を忘れない。お互い二度と会えないけれど、忘れない。ぼくのハイデルベルクへの憧れは、君への憧れだった」
「お別れだ、ケティ」
ハインリッヒ、去りながら、ふりかえって。
「愛している。誰よりも、君だけを愛している」
ケティは、動かなかった。何秒か、じっと立って、黙って彼を見送った。そして、両手を顔に叩きつけて、激しくすすり泣いた。


====

最後に、正誤表
作者、合奏と弦には非常に詳しいけれど、ピアノへの興味はいまいちなのかな。

ホルショフスキーという無名のピアニスト(カザルスのトリオ)
>無名なんてとんでもない、19世紀から20世紀を生き抜き、90代で演奏を続けた巨匠、大ピアニストです。

ルドルフ・ケンプのベートーヴェンのピアノソナタ全集
>ウィルヘルム ケンプでしょう。ドイツ音楽、特にベートーヴェンとシューベルトを得意とした、20世紀を代表する名ピアニスト。メカニカルには大家のなかでは劣るほうですが、あふれる音楽性で世界を魅了しました。
ルドルフ・ケンペは、これまた、ドイツ音楽を得意とした名指揮者ですが、自分の楽器はオーボエでした。

ヴェーゼンドルファーのピアノ
>Boesendolfer(oeはoウムラウトですが、こう表記するのも間違いではないはず)ですから、ベーゼンドルファーですね。

【2024240】 投稿者: 通りすがりの企業人   (ID:ea53pHQHlVg)
投稿日時:2011年 02月 16日 21:00

根本的さま

ベートーヴェンとバッハにご興味がおありとおこと。また長くなってしまいますが、ご返事します。

>一番好きな31番のフーガ(押しつけがましい曲?)を練習しましたが、

押しつけがましさの対極にある、ベートーヴェンの人間的に優しい側面の出た曲と考えており、私も大好きです。このフーガは3声ですし、とっつきにくいだけで、やさしくはありませんが、弾けないことはないと思いますよ。「嘆きの歌」が再現され、二度目のフーガが反転音型ではじまり、だんだん崩れて、ポリフォニーからモノフォニーになって昇華していく、ベートーヴェンのピアノ曲の中の、最良の瞬間と考えています。

32番のソナタは、異常に凝縮された悲劇的な1楽章と、天に昇るような長大な2楽章から構成されています。瞬間的な難易度では1楽章が難しいのですが、演奏するときは、勝負は2楽章です。
平均的演奏で20分弱かかるのですが、左右の手を同時に止める休符が一か所も無い、切れ目なく延々と大きなうねりになって盛り上がり、また静かに消えていきます。この大きさを表現することは、正直、素人でも、平凡なピアニストでも、無理。レヴェルの低い話をすると、ハ長調という、きわめて演奏しにくい調性であるところもいやらしいです(ピアノは、フラットが4つか5つ、というのが、いちばん弾きやすいのです)。
私の楽譜には、節目ごとに、6分28秒、とか、16分48秒、とか、経過時間が記入されています。こんなことをしたのは、後にも先にもこの曲しかありません。こうでもしないと、千鳥足みたいになってしまう。せめて、剛直なテンポで通そう、と悪戦苦闘した跡です。
数年前、1年かけてさらって、何か所かで弾く機会を持ちました。相当にへろへろになり、まだ、ベートーヴェンに疲れたかな、という感覚を持っています。

師匠には、70になって、お互いにピアノがまだ弾けていたら、また、この曲を一緒に勉強しよう、と言っていただきました。

グールドのバッハは、時代をかえた天才の、演奏そのものを作品と言ってよい演奏ですが、特殊すぎて、少なくとも素人の練習や演奏の参考になりません。ピアノも、アクションを極めて軽く敏感に改造してあるはずです。彼の最良の瞬間は、Youtubeにもあります。たとえばフーガの技法のコントラプンクトゥス4、憑依したような、鬼気迫る演奏を視聴することができます。
なんで、ステージから降りちゃったんでしょうね。

【2024357】 投稿者: 福の神   (ID:JDNOSuyFM9U)
投稿日時:2011年 02月 16日 21:58

地域・時代さん、出てきませんね…

怒ってるのかな??

【2024383】 投稿者: 地域、時代   (ID:yjaF/Uq238Y)
投稿日時:2011年 02月 16日 22:15

適性様
企業人様

(お読みになってない方は、何がなんやら、、ですので、スルーして下さい)

では、私も感想を。
当時、量的様が「男目線」で読まれていて、私は一応(笑)女性ですので、読み方が全く違ってた。
主人公の行動に対する強烈な批判を書くことが教育的な事になるのか。。
と色々考え、具体的な感想的を書きませんでした。→今回も、ここはすっ飛ばし。
次世代の教育を考える、ってHPだったし、私が突っ込む事で「じゃあ、芸術分野担当します」って書いた私が、「あちゃ~、、、」(サトル君、小学生ですかぁ~?みたいな、(笑))と常に、主人公にダメだししてもな、、、、ぶつぶつ。と(笑)。
しかし、それを客観的に書いている作者は文才があるので、自分に近い主人公サトルを動かす事で「いかに自分が音楽的な才能を持っていないか」を、的確に表現している。


私が一番考惹きつけられた部分は金窪先生にサトルが感じる罪悪感は「お子ちゃまサトル君にとっては、こんなに浅いものなのだろうな」と言う事。
サトルの涙は、自分のために流している涙だよね、、、と。
私は、大人になった作者は「この部分をわかってる」。
なので、その懺悔しているようで、でも、そこには懺悔のかけらもないサトルの心情がしっかりと書かれていて、物語的には一番面白かった部分です。

私は、この本を読んで、「サルトル」のように思考出来たらな、人と対峙出来たらな、って思って、ちょっとだけ真似て(笑)、この夏以降視点の親父さんに語りかけてみたものの、、私はあきませんわ~。。。。。。
私は、サルトルに憧れるが、サルトルのようにはなれない、絶対無理~。。。(当たり前でしょうが)
ふうぅうう~。。。。

【2024385】 投稿者: 地位、時代   (ID:yjaF/Uq238Y)
投稿日時:2011年 02月 16日 22:16

適性様
企業人様

(お読みになってない方は、何がなんやら、、ですので、スルーして下さい)

では、私も感想を。
当時、量的様が「男目線」で読まれていて、私は一応(笑)女性ですので、読み方が全く違ってた。
主人公の行動に対する強烈な批判を書くことが教育的な事になるのか。。
と色々考え、具体的な感想的を書きませんでした。→今回も、ここはすっ飛ばし。
次世代の教育を考える、ってHPだったし、私が突っ込む事で「じゃあ、芸術分野担当します」って書いた私が、「あちゃ~、、、」(サトル君、小学生ですかぁ~?みたいな、(笑))と常に、主人公にダメだししてもな、、、、ぶつぶつ。と(笑)。
しかし、それを客観的に書いている作者は文才があるので、自分に近い主人公サトルを動かす事で「いかに自分が音楽的な才能を持っていないか」を、的確に表現している。


私が一番考惹きつけられた部分は金窪先生にサトルが感じる罪悪感は「お子ちゃまサトル君にとっては、こんなに浅いものなのだろうな」と言う事。
サトルの涙は、自分のために流している涙だよね、、、と。
私は、大人になった作者は「この部分をわかってる」。
なので、その懺悔しているようで、でも、そこには懺悔のかけらもないサトルの心情がしっかりと書かれていて、物語的には一番面白かった部分です。

私は、この本を読んで、「サルトル」のように思考出来たらな、人と対峙出来たらな、って思って、ちょっとだけ真似て(笑)、この夏以降視点の親父さんに語りかけてみたものの、、私はあきませんわ~。。。。。。
私は、サルトルに憧れるが、サルトルのようにはなれない、絶対無理~。。。(当たり前でしょうが)
ふうぅうう~。。。。

【2024389】 投稿者: 地域、時代   (ID:yjaF/Uq238Y)
投稿日時:2011年 02月 16日 22:17

、、、キャンセルになったと思って、2回連続投稿しちゃいました。申し訳ありません。

【2024390】 投稿者: 福の神   (ID:JDNOSuyFM9U)
投稿日時:2011年 02月 16日 22:17

よかった!

地域・時代さん、お元気そうだ。

【2024395】 投稿者: 地域、時代   (ID:yjaF/Uq238Y)
投稿日時:2011年 02月 16日 22:20

福の神様

怒ってないですよ~!!
心配して下さって、ありがとうございます。
今日は、珍しく忙しかっただけです。
今から、洗濯機も回さないといけないし、主人帰って来る時間だし、また、明日、、でよろしくお願いいたします。

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