女子美の中高大連携授業
私立高校出身者にノーベル賞受賞者が少ない理由と受験教育の弊害
日本のノーベル賞受賞者の学歴を調べてみると
大学は京都大学東京大学出身の人が多くほぼ全員が国公立大学出身で
高校は公立高校出身の人がほとんどで私立高校出身者は2人だけでした。
その私立高校は灘高校と同志社高校で
野依先生が灘高に通っていた頃はまだ進学校化していなかったそうですし
同志社高校は大学の附属高校で進学校ではない・・・
大学はさておき中高一貫私立出身者にノーベル賞受賞者が少ないのは偶然でしょうか?
自分は中高一貫私立校の受験教育と私立高校中学に入るまでの塾での受験教育に何か問題があると思うんですが皆さんはどう思いますか?
例えば私学や塾の受け身の受験勉強によって
テストの点数や偏差値以外に興味を持たない(学問に対する好奇心がない)人間に育ってしまったり
大学以降の勉強(自分からテーマを見つけて研究するという能動的な学問)ができなくなってしまうというのはよくあることなんでしょうか?
国の政策の問題を語るなら、どうして世界で三指に入る経済超大国が、
未だに研究予算で他の先進国より大幅に見劣りをしているのかということを
真剣に考えた方がいいですよ。
「失われた20年」を経ても日本は経済的な超大国であり続けています。
一方でリーマンショックや南欧の財政問題で欧米は20年前の日本より酷い
経済危機に陥っています。
為替介入と称して日本人が払った税金で巨額の米国債を買い、
その一部が米国の潤沢な研究費に回っているのですから、日本人は
もう少し自国の税金の使われ方を見直すべきなんですけどね。
学者は物好きでやっているんだから貧乏で結構、という価値観では
「技術立国」は危ういです。
本当に影響を受けたのは さん
>理Ⅲに進学するお子さんが気に入らなくて、
>向かうべきは子どもでなく、
こういうパターンが非常に多いのですが、それは、あなたの誤読でしょう。
誰が「子ども」にむかって、レスをしているのですか?
>学者は物好きでやっているんだから貧乏で結構、という価値観では
「技術立国」は危ういです。(時代感覚さん)
このご意見・・深堀りが出来るので、なかなか興味深いです。
ここでいう 学者 は、「経済」的視点の学者なんですね・・技術立国だから理系だけですね。
私が危惧してるのは、アカデミズムの崩壊です。
お金にならない学問は、価値が無い・・私はそう思いません。
山中教授は、お金儲けのために 細胞の初期化を目指したのでしょうか?
私は違うと思います・・山中教授をこだらわせたもの・・真理を知ることです。
そのことに、医学部も、文学部も違いはありません。
真理の探究・・それがアカデミズムです。よい暮らしが出来る・・それとは違う世界です。
また、どうでしょうか・・
日本は世界有数の技術立国ですが、それでは、いままでは十分に研究費があったのでしょうか?
もちろん、お金も重要ですが、もっと大事なのは「知」に対する「飢え」「好奇心」だと思います。
9歳から塾通い・・これでそういったものが、育つのでしょうか。
>誰が「子ども」にむかって、レスをしているのですか?
子どもに向かって「レスしている」とは書いていませんが。
当然「批判を子どもに向けている」という意味で書いています。
国や大学の環境、予算面など基盤になるところが整っていないのに、
なぜ研究者にならないのかと批判を子どもに向けるのも同じやり方だと思います。
時代感覚さんの書き込みのように、まずは土台の問題を考え変えていくことが重要で急務なことです。
今までのことを考えても、まず国の教育政策があって、
それによって人の流れが大きく変えられていっているのですから。
末端にいる人間を批判したところでどうにもならないでしょう。
今のように国の政策がお寒い状況で末端の人間が状況を変えるには、
今のところ、個人的資金で個々に子どもの教育を考えて、実現していくしかないのです。
山中さんに志の高さがあってお金儲けそのものが目的でないとしても、
資金を集めて研究を維持していかなければならない現実があります。
昨年だったか、ご本人がマラソン完走をかけて研究費を集めるというイベントを開催してました。
すでに著名な研究者である山中さんがそこまでしないといけなかったとは。
日本とアメリカの研究費は総額で10倍以上も差があるんだそうです。
以下山中さんのインタビューから。
「ノーベル賞の賞金は日本円で約9500万円。山中氏はこれを共同受賞者のジョン・ガートナー博士と2人で分ける。
使い道として、山中氏が真っ先に思い浮かべたのは部下の“給料”だった。
研究所の予算は厳しい。最も大口の内閣府による「最先端研究開発支援プログラム」は2013年度に終了する。
数百万円の研究費だったスタート時から成果を積み上げてきた山中氏だが、支援が途絶えれば、目指す臨床応用への道も閉ざされる。」
上記プログラムからの資金のほとんどが、毎年の人件費に消えるとのこと。
しかも、雇われている研究員の9割が非正規雇用者で、
優秀であっても将来への不安から辞めてしまう人もいるんだそうです。
この記事の時点でこの資金終了後の国からの援助のめどは立っていないとのことでしたが、
その後、何とかなったんでしょうか。
ここで、もっとしっかりしろと山中さん個人を批判することで状況は好転するんでしょうか。
子どもを批判しても好転しないのと同じ構図だと思います。
本当に影響を受けたのは さん
>子どもに向かって「レスしている」とは書いていませんが。
当然「批判を子どもに向けている」という意味で書いています。
誰もそんな発言をしていないのに、
それを前提に展開するのは、やめましょうよ。
>もちろん、お金も重要ですが、もっと大事なのは「知」に対する「飢え」「好奇心」だと思います。
9歳から塾通い・・これでそういったものが、育つのでしょうか。(無常感)
例えば以下の問題・・
「時間一定⇒速さの比=距離の比」と暗記して、「10秒」で解く問題らしいです。
それで「知」に対する「飢え」「好奇心」は育つのだろうか・・という疑問です。
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灘中学校12年1日目第2問
(問題)
池のまわりを1周する遊歩道があり、A、Bの2人がそれぞれ一定の速さで歩きます。スタート地点から2人が同時に出発し、逆向きに池のまわりを歩くと、6分後に2人は初めてすれちがいます。また、スタート地点から2人が同時に出発し、同じ向きに池のまわりを歩くと、Aがちょうど4周し終わったときに初めてBを追い越します。Aは池のまわりを1周するのに[ ]分かかります。
(解答・解説)
10秒ぐらいで解ける問題です。
Aが池のまわりを4周する間にBが3周するから、AとBの速さの比は4:3=④:③となります。
←時間一定⇒速さの比=距離の比
したがって、Aが池のまわりを1周するのにかかる時間は
(④+③)×6/④
=21/2分
となります。
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アスリートには2通りいるのですね。
①子供の頃から一流のコーチについて、練習メニューも考えてもらってきた選手と、
②自分で工夫して伸びていく選手。
①のパターンは、子供のころから、コーチの言う通りに、コーチが作ったメニューで練習する。優秀なコーチがついている限りは戦えるが、コーチがいなくなれば終わってしまう。練習メニューを考えるのはコーチの役目。
②のパターンの選手は、繰り返し一流選手のビデオを見て研究したという体操の内村選手や、市営プールで獣医さんに指導してもらっていた平泳ぎの山口観弘選手。
環境にめぐまれなかった選手は②のパターンが多い。
というか人一倍自分の頭で考え、自分で工夫できないと戦えないわけです。
ノーベル賞を狙えるのは②のタイプ。
プロの中学受験塾で勉強し、お受験私学や鉄緑のような大学受験のプロのコーチの指導の下で勉強してきた学生は①の典型。
考えるのはコーチ(=塾の先生)、学生は与えられた問題をとくだけ。
言われたことを忠実にこなす、「猿回しの猿」といわれるのもそのためです。
スポーツの場合は、ずーっとコーチがついてくれることもありますが、学問の場合はそれは無理。
だから①で育つことは致命傷。
塾なしの自学自習、学生時代に柔道や音楽に打ち込まれていた山中先生がノーベル賞を受賞されたのも偶然ではないわけです。
【2722588】を数学的にやると、
池の1周の距離を L(m)、歩く速度を、Aが a(m/minutes)、Bが b(m/minutes)
などと抽象化して、
L/(a+b)=6 よって、 L=6(a+b)
a:b =4:3 よって 3a=4b( b=3/4a )
L/a = 6(a+3/4a)/a = 6+3/4 = 42/4 = 21.5 (munutes)
・・と、まあ・・5分くらいで解くわけですが、
小学生が「時間一定⇒速さの比=距離の比 」と暗記して10秒で解くわけですね。
なんとも、アクロバティックだと思います。
こういうのは、小学生からテクニックを暗記するのではなくて、
もっと大きくなって、興味をもつようになってから、根本的に理解できる方が良いのではないか・・
私はそう思います。




































