女子美の中高大連携授業
「扉」
さぁ、君が扉を開ける時がきた。
その扉は・・・大きくて、重く、開かないように見えるけど・・・・
君の頑張りを知っている僕等は『君の力』で開けられると信じています。
小さくなってしまった鉛筆は机の中で静かに君を応援しているよ。
何度も見直した、汚れたノートは棚の中から君を励ましているよ。
手垢にまみれ、ぐちゃぐちゃになったテキストは君を見守っているよ。
君達の力は結晶となり、とても12歳のものとは思えないような
中指の『コブ』となり、君に力を与えてくれると信じています。
その扉の前に立てば不安もあるだろう・・・
しかし、今一度だけ・・・この一度だけ振り返ってごらん・・・
君と一緒に歩んできた仲間が、君に向かって大きく手を振っているのが
見えるはずだ。
そして君は『コブ』の付いた手を見てごらん。
3年半の努力の結晶が宿っている右手を・・・
もう・・・君は・・・全てをやり尽くした・・・・
最後の1日は君の仲間と思い出話を語り合えばいいと思う・・・
一度も弱音を吐かず、走り続けた君は、最後の1日だけ・・・この1日だけ
静かな時を過ごして欲しい。
扉はもう前にある・・・
僕は小さな君に何もしてあげられなかったけれど・・・
『君の力』を信じている・・・『君の仲間』も信じてる・・・・そして・・・
扉に触れてごらん・・・必ず・・・必ず・・・開くから・・・・
大きくて、重いけど・・・必ず・・・必ず・・・開くから・・・・
『コブ』の付いた手で・・・必ず・・・必ず・・・開くから・・・・
小さい君の小さい右手の大きな『コブ』に僕は祈る・・・
扉はもう前・・・君に幸あれ。




































