アートの才能を伸ばす女子教育
2026年の合格者数と定員
各中学校の定員に対し、どの程度の合格者数を出しているかをまとめてみました。合格倍率と示したのは「合格者数」÷「定員」です。この比率が高いほど、合格しても入学を辞退する割合が高いことになります。
合格者数 定員 合格倍率
桜蔭 287 235 1.22倍
JG 329 240 1.37倍
洗足 382 240 1.59倍
豊島 470 240 1.96倍
渋渋 460 175 2.63倍
※帰国生入試を含む
これを見ると、渋渋・豊島岡は最上位層の女子校よりも遥かに合格倍率が高く、渋渋・豊島岡に合格しても辞退している割合が一際高いことが分かります。さすがに、定員の2倍の合格者数を出しているというのは、合格上位層がごっそり抜けていくからに他ならず、学校の戦略・ポジショニングを再考する必要がありそうです。
他方、桜蔭・JGは合格した生徒がそのまま入学している割合が高く、洗足もそれに続いています。
渋渋や豊島は表面的には偏差値が高く出ますから、桜蔭・女子学院の合格者が記念受験的に渋渋・豊島も受けてみて、合格というメダルを手にしたいだけなんでしょうね。
最優秀女子は、よほど渋谷や池袋が便利とかいうことでもない限り、桜蔭・女子学院を蹴る必然性はありませんからね。
豊島岡は、10年ほど前には東大合格者数が40人近くに達し、桜蔭に追いつきそうな勢いを感じさせましたが、今はその勢いも下火になり、あきらめて医学部専門学校としてのポジションにシフトしていきましたね。浪人率も3割程度と高く、そのような戦略シフトには一定の意味があったと思います。
一方の渋渋は、これからの時代は東大よりも海外大学だ!と豪語していた時期もありましたが、日本人の留学関心の低下と共に、東大実績アピールにシフトしていきました。しかしながら東大実績も、開成・聖光・灘等の別学に比べて全く光るところもなく、今となっては第三の軸を暗中模索中なのでしょう。インターエデュのあちらこちらにはびこる渋渋喧伝スレが、その焦りを物語っているように思われます。
豊島岡が医学部専門というほど医学部に強いかも疑わしくて、国公立医学部の合格者数はエデュの特殊ルールで、防医の10(5)人込の数字になっているし、私立医も実進学者数を見ると20人強(なぜか医学部だけの進学者数を掲載していないので、順天堂や昭和の医学部の正確な数が分からない)。
医学部に強いと言ってもせいぜい4分の1もいるかいないレベル。
豊島の東大実績が低いのは医学部志望者が多いからだ、というのは豊島の人たちからのよくある反論ですが、かといってそれほど医学部実績が高い訳でもなく、いかがわしいというのも仰る通りだと思います。
豊島の出口が芳しくないのは、そもそも最優秀女子層は桜蔭に流れるために豊島になかなか入ってこない、学校が管理型で課題が多い一方鉄緑会にも通っているため生徒が伸び切ってしまっている、等の要因がありますね。優秀な先生方が抜けてしまったというのもあるようですが。
■ 2026年の東大+難関国医 現役合格率
桜蔭 29.8%(東大54名 難関国医11名)
渋渋 24.0%(東大17名 難関国医7名)
渋幕 23.9%(東大24名 難関国医4名)
JG 12.6%(東大24名 難関国医3名)
洗足 12.2%(東大26名 難関国医3名)
豊島 12.0%(東大17名 難関国医13名)
(難関国立医学部)
=関東の国立医(東京科学、千葉、横市)
+旧帝大医(京大、阪大、東北大、名大、九大、北大)































