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【902588】医学部人気はいつまで続くか?

投稿者: 体力が全て   (ID:l/pSy644l6g) 投稿日時:2008年 04月 15日 08:14


中高一貫私立に進む理由に国公立の医学部への合格率が
高いというのも大きいと思う。


しかし医者をめぐる未来は必ずしも明るくない。
当直明けのない36時間ぶっ通し勤務がやっと一般に
知れ渡ってきた。


ほとんど仮眠の取れない宿直に産婦人科、小児科、
脳外科医師がどんどん逃げ出している。
一人やめると残ったものの当直回数が増えさらに
負担を強いられるという構造になっている。



3K業種ともいえる医師の実態が分かるにつれ
医学部を目指す生徒は減ってきているのだろうか?
大事に育てた息子、娘が劣悪な労働環境にさらされる
ことを初めて知った親も多いだろう。



日本の将来のためには理系のトップは理学、工学に
進んでもらい画期的な研究や開発をしてもらった方が
ずっといいと思うのだが・・・・・・・・・・・。




医学部人気の今後について(それに伴う受験事情の変化など)
・・・・・・・・幅広い意見や予想をお願いします。

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  1. 【911044】 投稿者: 内科医兼産業医  (ID:4/kh8ciejA2) 投稿日時:2008年 04月 24日 23:52

    過労死はさん;

    そうですね。この時期、意に沿わぬ配置転換を命じられて肉体的にも、精神的にもまいってしまったといわれる労働者の方が、かなりの数、産業医の私のところへ相談にみえられます。

    産業医として医学的な観点から負担を軽減する措置を取るよう意見書を作成して差し上げることはできますが、最終的判断は、あくまで事業者がすることですので救っては差し上げられず、辞めていかれる方もおられます。

    確かに医師免許を持っていれば、体と頭が動くうちは、どこかで働くことはできます。その点は恵まれていますね。

    話が変わって申し訳ありませんが、労働基準監督署が病院に入ったというニュースがありましたね。医師の労務管理上の矛盾を正すという意味では画期的な出来事ですが、現時点で、医療現場ではどこも同じような状況ということを考えると、もしも、いっせいに労基署が動くような事態になれば、いつでも医療崩壊は現実のものとなりうることを暗示していますね。どうかそうなる前に、適切な政治的対処がなされることを願わずにいられません。

  2. 【911087】 投稿者: 部外者ですが  (ID:z./26KfkWvE) 投稿日時:2008年 04月 25日 00:50

    内科医兼産業医 さんへ:
    -------------------------------------------------------

    > 私は日本医師会の影響力がそれほどあったとは認識していません。
    > まず、大多数の勤務医は日本医師会に所属していない事はご存知でしょうか?

    それは知っています。

    > また、自民党は日本医師会の声ばかり聞いていたというのは事実なんでしょうか?

    私は「事実」だとは書いていません。そういう「認識」だと申し上げています。

    > むしろ、財務省、厚労省の役人の意見、あえて言えば、財界の意向に沿って動いていると認識しています。

    私が思うに、景気が下向いてくると財界の意見に沿って医療費の国庫負担の圧縮を図りますが、実際に削減にまで踏み込むことは稀です。全体でゼロシーリングが関の山、です。そして景気がよければ財界はノーチェックになるので、日本医師会の意向にそって医療費の国庫負担は増えます。結局、蛇行しながら増えている、という構図でしょう。

    > 「医師の賃金の下方硬直性が度を過ぎている」といわれる根拠は何でしょうか?

    厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」です。目次は以下にあります

     http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexk-roudou.html

    平成11年から18年までの産業別統計から年収を算出して、他産業と比較してみました。絶対額でも、年収の減少傾向から言っても、医師の賃金は他産業ほどには下がってないですね。


    > 私の実感では、医師の賃金は減る事はあっても増えていないので、そういわれる所以は解しかねます。

    あのー、ここ数年間、平均賃金が上がっている産業は少数派です。どこも下がっているのですが‥‥(苦笑)


    > 医師数を増やすことで何が起こるかは、私には正確には予測できません。しかし、質的な意味で日本の医療は現在、世界最高レベルといわれていますが、それが低下することだけは免れないと思います。数量だけの単純な議論はできないのではないかと思っております。
    >

    電電公社の民営・分割とその後の通信の自由化で、日本の電話業界に何が起きたか考えてみると面白いです。自由化より前は、品質も、そして価格も世界最高レベルでした。内実を知る人は「過剰品質」だから「高価格」なのだ、と揶揄していましたっけ。

    医療業界のことは正確には知りませんが、内側の人の議論を聞いていると、他産業と比べて、コスト意識に欠けるのは確実だと思います。

  3. 【911242】 投稿者: 内科医兼産業医  (ID:4/kh8ciejA2) 投稿日時:2008年 04月 25日 09:35

    部外者ですが さんへ:
    -------------------------------------------------------
    私の認識、見解に関して専門的立場から多々ご指摘いただきありがとうございました。

    私自身は勤務医、基礎医学研究者、産業医として生きてきて、経済的側面からの認識が欠けていることを認めざるを得ません。実のところ、ご批判されるでしょうが、医療に関しては漠然と市場経済原理とそぐわない面があっても許容されるべきという一種の観念的理想主義に染まっているのかもしれません。

    そのため、あなたのご指摘、ご意見について、医療者の立場からは違和感を感ずるところは無くはありませんが、浅学非才にて詳細に議論をするだけの知識も、能力も持ち合わせません。

    私の立場から望む事は、医師を含め全ての労働者が最低限、法にてらして正当な労働環境を保障され、医療を受ける国民の一人としては、富める者も、貧しいものも等しく必要な医療、福祉サービスを受けられる体制が維持されることです。

  4. 【911541】 投稿者: 結局  (ID:UJKR05iRDFI) 投稿日時:2008年 04月 25日 14:50

    今の日本は医師不足なんでしょうか?
    文部科学省(旧文部省)は国公立大学の医学部の定員を抑制してきましたよね

    今年度は数十人増員になるみたいですが。

    適切な医師人口を把握することが急務では

  5. 【911552】 投稿者: 日本医師会最悪  (ID:iYtJQftvIsE) 投稿日時:2008年 04月 25日 15:05

    内科医兼産業医 さんへ:
    -------------------------------------------------------

    > そうですね。この時期、意に沿わぬ配置転換を命じられて肉体的にも、精神的にもまいってしまったといわれる労働者の方が、かなりの数、産業医の私のところへ相談にみえられます。
    >
    > 産業医として医学的な観点から負担を軽減する措置を取るよう意見書を作成して差し上げることはできますが、最終的判断は、あくまで事業者がすることですので救っては差し上げられず、辞めていかれる方もおられます。
    >
    > 確かに医師免許を持っていれば、体と頭が動くうちは、どこかで働くことはできます。その点は恵まれていますね。
    >
     
    医師は腐っても医師というのは大きいですね。
    東大を出て一流企業に勤めても、辞めてしまえば何も残らないという人が多いですから。
     
    それにしても日本医師会は何をしているんでしょうか。
    今回の医療報酬改正にしても、本来は開業医の診療報酬を引き下げて
    その分、大病院の報酬を上げるはずだったのが
    日本医師会の猛反対で、結局開業医の診療報酬は引き下げは見送られ
    大病院の診療報酬の引き上げだけが実施されました。
    これでは国民の理解は得られない。

  6. 【911650】 投稿者: 誤認  (ID:kbRRtDPIVMg) 投稿日時:2008年 04月 25日 17:29


    >開業医の診療報酬は引き下げは見送られ


    充分下がりましたよ。
    毎回下がり続けていますけど。
    情報は正しく伝えましょう。

  7. 【911924】 投稿者: 私も部外者  (ID:QbOIDMYvN6U) 投稿日時:2008年 04月 26日 00:27

    医療費を抑制したい国の事情はわかりますが、頑張っても頑張っても、収入を下げられる医療人の立場からの不満ももっともです。
    貧しい人も、豊かな人も平等な医療を受けられる社会と言うのはもはや限界では?
    医者にもランクづけ、あるいは自己申告でもいいので、診察基本料に格差をつけるべきと思います。
    きっと貧乏人には名医にかかるなと言うのかと、この国の方々は紛糾するのでしょうが、私は医者ではありませんが、私が医者なら自己研鑽をどんなに積んでも、新人と同じというのは納得できない思いがすると思います。

    私は、身を粉にして働く医者の方がなんとか報われるような制度になればいいなあ、と思います。

  8. 【912368】 投稿者: 医療の未来  (ID:fDTd7kAfAJQ) 投稿日時:2008年 04月 26日 17:57

    今は、医療もテクノロジーとの融合が進んでいるので、医師の技量の差は少なくなるのでは

    医学知識はナレッジデータベースに蓄積して症例から病名を判断できるようになるし、手術は名医の手術映像を患部にオーバーラップさせながら実施できるようにもなる

    生命科学の進歩で遺伝子レベルで病気のメカニズムの解明も進んでいるし、日本でも最初の遺伝子医薬が承認されそうだとか

    今は、医療もサイエンスやテクノロジーの世界に突入しています

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