在籍生徒の9割が東京と神奈川の学校
豊島岡は桜蔭抑えの定位置を失ったか
この20年、豊島岡は女子中学受験界に新興校旋風を巻き起こし、御三家追撃の筆頭と目されてきました。
しかし、今年の東大入試の失速はタイミングも最悪でした。
渋谷系の勢いで、渋渋が1日偏差値で桜蔭に並んでしまい、洗足は東大合格者数20人。率でも数でも、受験少年院の覇者を譲ってしまいました。
今や桜蔭のダントツすら危うい(とはいえ、こちらは東大理III数でも磐石ですが)上、桜蔭抑えとしての豊島岡の地位も失われたでしょうか?
桜蔭ダメな場合、豊島岡受かっても、渋谷系2校、洗足、さらには広尾や市川に逃げられてしまうのではないでしょうか?
というより、同じ2日でも東大合格率、白百合の方がいいんですよね。ブクロより靖国の方がかっこいいなあ。
≫グノーブルが生徒を増やせば、今の率は維持できないでしょ。
塾も学校も、分母が少なければ率は維持しやすい。ということ。
この理屈は真ではないですね。グノーブルの人数がサピックスの上位層が流れ込むことで増えるのであれば、率は今以上に上がっていくでしょうし、サピックスの下位層が流れ込むのであれば率は下がります。サピックスの下位層が流れ込むはずたから、という恣意的な前提を置いている点において、この理屈は正しくありません。
ここ三年間の医学部進学でみてみよう。
東大理Ⅲ 桜蔭 36
東京医科歯科大学
桜蔭 36
豊島岡 18
女子学院 10
洗足学園 5
慶応医学部
桜蔭 53
豊島岡 9
女子学院 8
洗足学園 2
国公立医学部医学科
桜蔭 149
豊島岡 122
女子学院 44
洗足学園 21
桜蔭の一人勝ちのようだが豊島岡もそれなりに
健闘している。女子学院や洗足とは校風なり
志向が異なるのだろう。
豊島は、東大合格者数が減少傾向にあるのも懸念材料。2016年の41人をピークに、ほぼ20人台に収斂している。一学年360人だから、東大合格率が10%に到達するには計36人は欲しいところだが、遠く及ばない状況が続いている。
2016年 41
2017年 21
2018年 21
2019年 29
2020年 29
2021年 21
2022年 14
2023年 30
2024年 26
2024年は東大女子の合格者が減った年だが
女子校のランキングは次のとおり。
桜蔭 63
豊島岡 26
女子学院 26
洗足学園 15
鴎友 13
雙葉 8
豊島岡はなんとか頑張っている。
なお、在校生の人数に占める東大合格者数の比率は、
ほとんど意味がない。東大を目指すような優秀層は
下位層に何人いようと関係はない。
サピックスの在籍者総数に占める御三家合格者数の
比率、鉄緑会在籍総数にしめる東大合格者数の比率
を議論する人はいない。合格者実数がしばしば取り
上げられる。何故か高校になると比率が跋扈する。
これを比率信仰という。
比率信仰信者の方々を想像するに、前提として、
当該学校入学者にほとんど資質の大きな差はなく、
入学後のカリキュラムなど授業の良し悪しで東大
合格者が出てくるということでしょう。
だが、どこの中高でも資質の大きな差はあるのが
実態に近い。
女子学院は今年の卒業生211名で26名の東大合格者数を輩出。豊島岡は359名の卒業生で26名の東大合格者数。どちらの学校が優秀かっていったら、分母がより少なくて高いパフォーマンスを挙げている女子学院ですよね。
分母の数なんて関係ないんだって、それは豊島岡を擁護したいだけでしょ?女子学院と張り合いたいなら、同じ土俵で戦って下さい。




































