東京都立 富士高等学校附属中学校

基本情報

東京都立 富士高等学校附属中学校

学校紹介

前身の東京府立第五高等女学校は大正9年に創立。戦後昭和25年に共学化。平成22年に都立富士高校を設置母体として都立中高一貫6年制学校として開校(設置形態は併設型)。

住所

東京都中野区弥生町5-21-1

電話番号

03-3382-0601

過去の入試データ

募集人員

年度 2014 2015 2016 2017
60 60 60 60
60 60 60 60
120 120 120 120

応募者数

年度 2014 2015 2016 2017
331 282 293 305
351 349 300 348
682 631 593 653

受検者数

年度 2014 2015 2016 2017
320 277 284 299
337 335 285 341
657 612 569 640

合格者数

年度 2014 2015 2016 2017
60 60 60 60
60 60 60 60
120 120 120 120

実質倍率

年度 2014 2015 2016 2017
5.33 4.62 4.73 4.98
5.62 5.58 4.75 5.68
5.48 5.10 4.74 5.33

適性検査分析

  • 2018年度 適性検査分析
    • 適性検査Ⅰ

      出典:
      文章1 串田孫一「考えることについて」による
      文章2 出口治明「人生を面白くする 本物の教養」による

      出題形式:例年通り、2つの文章を読む問題形式です。問題3までありますが、問題1が(1)・(2)とあるので、文章読解の問題が計3問、最後の1問が作文問題です。
      内容:文章1・文章2ともに、「ものの考え方」について書かれています。
      問題1の(1)は「知ること」の出発点にある気持ち、(2)は、「知ることができた」ときの気持ちを答えるものでした。どちらも解答となる箇所(かしょ)は見つけやすいものでした。問題2は、理由説明問題ですので、因果関係を読み取るだけです。必ず正解したいところです。問題3は、例年と同様の400字以上440字以内の作文で、テーマも「これから学校生活や日常生活の中で、何を大事にし、どのように行動していくか」という頻出のものでしたので、取り組みやすかったことでしょう。

      適性検査Ⅱ

      大問1はさいころを扱った問題でした。受検生にとってはなじみ深い題材です。
      問題1は展開図を書く問題で、実際にさいころの面のスケッチを描くものです。問題2はさいころの目を使って式を立てる問題でしたが、ルールに従うことができれば答えることは簡単です。問題3は鏡に映したさいころについて考える問題です。6の目以外が4個ずつ映ることに気が付けば正解にたどり着ける問題です。
      大問2は「日本のくらしと変化」をテーマにした問題で、昨年同様、小問は3問でした。
      問題1は距離の違いによる高さの見え方の変化について考察する問題、問題2は東海道新幹線の路線の沿線の都市と人口、または工業地帯の関係性について考察する問題、問題3は割合の計算を行い、その計算結果をグラフに表し、その結果の数値を資料と関連させて考察する問題でした。昨年と同様に基本的な問題ですので、資料を読み取って考察する力と割合計算のスピードと正確性が重要なカギとなりました。
      大問3は「花粉や黄砂の測定結果」について考察する問題です。
      問題1が「花粉を顕微鏡で観察し、花粉の数を求める」問題で、単位量当たりの計算を必要とします。問題2は黄砂を観測する装置の仕組みの説明から、計測結果を考察する問題です。初めて知る観測装置なので、会話文や図を読み仕組みを理解する力が必要です。問題3は「日本で黄砂が観測される原因と気象状況の関連」について考察し記述する問題です。身近な話題ですが、問題文や資料から観測の方法や分析の仕方を読み取る力が必要な問題でした。

      適性検査Ⅲ

      適性検査Ⅲの配点が300点に変更されたので注目を集めましたが、今年度も過年度同様に、大問2つがそれぞれ3つの小問をもつ構成でした。出題された内容がすべて算数的なものであったことも例年通りです。
      大問1は「針」で時間を表すアナログ時計を題材にした問題でした。
      問題1は12:20をさす時計の長針と短針が作る角度を求めるもので、必ず得点したい問題です。問題2と3ではオリジナルの時計について規則を見つけて解く問題でした。問題2で設問の指示に従って丁寧に数字を書いていけば、文字盤に書かれている2つの数字の公倍数が関連しているという規則に気付くはずです。それを活かして問題3に取りかかりましょう。最小公倍数が60になるような3つの整数を見つければよいので、難度はそこまで高くありません。
      大問2は富士中で頻出の立方体を題材にした問題でした。
      問題1は4個の立方体を組み合わせた8種類の立体の中から、指示に従って適切なものを選ぶ問題でした。条件を満たすすべての立体を選ばなければなりませんので、一つひとつ丁寧な検証が必要とされたことで時間を使いすぎてしまった生徒もいたかもしれません。問題2はこの立体を使って大きい立方体を作ることが可能かどうかを確かめる問題で、2種類と限定されている分、正解しやすいといえます。問題3では組み合わせた立体の表面積が最大になるときと最小になる時を求める問題でした。どの立方体を外すと、表面積がどれだけ増える(あるいは変わらない)のかを確認しながら進めていけば、正解までたどり着きます。
      総合的にみると昨年に比べて計算量は増えましたが、手を動かすことで解ける問題が多い印象です。

  • 2017年度 適性検査分析
    • 適性検査Ⅰ

      出典:
      文章1 木皿泉「木皿食堂2 6粒と半分のお米」による
      文章2 武田双雲「伝わる技術」による

      出題形式:例年と同じく2つの文章を読む問題形式です。問題3まであり、文章読解の問題が2問、最後の1問が作文問題です。
      内容:問題3の問題文にも書かれているように、文章1・文章2ともに、「自由」についての考え方について書かれています。問題1、2は、どちらも「具体例を一つ、本文中から探して書きなさい」というものでした。2題とも具体例を探すという問題になったのは、これが初めてです。どちらも解答となる箇所(かしょ)は見つけやすく、とくに問題2は、「何のためにそうするのかがはっきり分かるように」という指示まで出されていますので、必ず正解したいところです。問題3は例年と同様の400字以上440字以内の作文で、テーマも特別なものではないので、取り組みやすかったことでしょう。

      適性検査Ⅱ

      大問3つの構成でした。大問1は「図形」がテーマで、立体の見方・対称性・規則性を見つける問題です。簡単な例を具体的に書き出して、作業をする中で解答を導き出していけるとよいでしょう。特に問題1は必ず得点したいところですが、同じ大きさの正三角形を答えるというようなミスは禁物です。問題2は、Aグループの枚数が(3の倍数+1)、Bグループが(3の倍数)になっていることに注目し、その差の1は3本の対角線の交点がある「き」の三角形であることに気が付ければスピーディーに解答にたどりつけます。問題3は問題文の誘導に従って規則性を検証する問題です。
      大問2は「野菜の栽培と流通」をテーマにした問題でした。昨年同様、小問は3題でしたが、「資料を分析・考察し、記述する問題」と「割合を計算する問題」が出題され、一昨年と似た傾向でした。資料を読み取って考察する力と割合計算のスピードと正確性が勝負の鍵でした。
      大問3は「時間を計ることを題材にした理科実験」を考察する問題です。問題1が「太陽、ふり子、ろうそく」のいずれかの法則から時間が計れる理由を記述する問題で、教科書範囲の知識が必要とされました。問題2は実験結果を考察し、比例の関係を導く問題でした。問題3は対照実験について考察する問題でした。いずれも、決して目新しいものではなく、あわてずに考えれば正解にたどり着ける問題です。

      適性検査Ⅲ

      大問2つがそれぞれ3つの小問を持つスタイルは今年も維持されています。それらの内容がすべて算数的なものであることも例年通りです。
      大問1のテーマはあみだくじです。横の線をたすことで行き先が変化していく仕組みを探っていきます。問題のテーマは問題1から問題3まで一貫しており、だんだん発展していくオーソドックスなスタイルですが、適性検査の場合は小問単位でテーマが変わっていくことが多いので、むしろ珍しいといえます。 大問2のテーマはサイコロ(立方体)の性質と展開図です。問題1では通常のサイコロと同様に対面の和が一定になるように、3・11・6・8・13ともうひとつの整数を配置します。解答がひとつではないことは示されていますが、2つだとは明示されていないので、そのあたりで時間をロスした人もいたかもしれません。続く問題2、問題3も立方体のサイコロの性質についての問題として特に珍しくも難しくもないものです。しかし、題意を明確にするための詳しい説明を読むのに時間を取られすぎて慌てることになった人もいるかもしれません。
      総合的にみると昨年より計算量が大幅に減ったので易しくなった印象です。

  • 2016年度 適性検査分析
    • 適性検査Ⅰ

      出典:
      文章1 菊田まりこ「本は心の友だち」による
      文章2 茂木健一郎「ある時脳ははばたく」による
      出題形式:例年と同じく2つの文章を読む問題形式です。問題3まであり、文章読解の問題が2問、最後の1問が作文問題です。
      内容:文章A・文章Bともに、読書をすることのメリットが書かれています。どちらも読書をするべきだという立場で書かれているので、問題3の作文テーマ「読書が与えてくれるもの」につながる文章でした。内容としては、どちらも平易な文章でした。問題1、2は読解問題です。問題1は、解答の仕方に指定が多くあるので、書きやすいはずです。問題2も筆者の考えを読み取る問題なので、正解したいところです。問題3は例年と同様の400字以上440字以内の作文で、テーマも頻出のものなので、取り組みやすかったことでしょう。

      適性検査Ⅱ

      大問3つの構成でした。大問1は「渋滞」を題材にした作業中心の問題で、ルールと条件に従い作業を行えば平易に解答を導き出すことができました。必ず得点しなければならない問題です。
      大問2は「資料の読み取り」の問題でした。小問は3つあり、そのうちの1つが「歴史」をテーマとした問題だったため、驚いた受検生も多かったのではないでしょうか。今回の大問2では、3つの小問を通して「資料内容を正確に読み取る」「関連のある事柄を探す」「条件に沿って考える」という力が試されています。取り組む問題を選び、解きやすい問題を確実に得点することが高得点のカギとなりました。
      大問3は「アゲハチョウの幼虫のからだのしくみと蛹化する環境についての実験」を考察するものです。資料から幼虫の体のしくみを考える問題が1問、実験結果から結論を導き説明する問題が2問の、小問3題で構成されています。

      適性検査Ⅲ

      30分で大問2問 小問6という形式は変わっていませんが、昨年度よりも高い数値計算能力が求められています。また、今まであまり出題されなかった「立体図形」要素が盛り込まれています。
      大問1は「数値計算を要求しない算数」であり、昨年の路線を踏襲していると言えます。
      問題1は正方形を5つつないだ図形(テトリスのコマのようなもの)を3種組み合わせて3×5=15の長方形をつくるというもの。問題2はさらに正方形を一つ増やした図形のコマの外周を考える問題。問題3は立方体の展開図に関する問題で展開図上のどの面とどの面が向かいあうかを考える問題です。
      大問2は「不定方程式」がテーマになっています。
      問題1は集合論的要素を含んだ内容です。問題2・3が「不定方程式」の問題です。適性検査として過去に出題例も多いのですが、富士高附属中では初の出題です。すばやい数値計算能力が要求されています。

  • 2015年度 適性検査分析
    • 適性検査Ⅰ

      出典:
      文章1 木下是雄「理科系の作文技術」より
      文章2 養老孟司「メッセージのメッセージ」より
      出題形式:小石川中・武蔵中・富士中・大泉中の共通問題は、公開されたサンプル問題(小石川中・武蔵中の過去問題)とほぼ同様の形式で、「メッセージ」について書くものでした。大きな形式上の変更はありませんが、総計の文字数は最大500字以下と、心もち少なくなっています。
      内容:文章1・文章2に共通するのは「コミュニケーション」、「人間同士の伝達」です。問題1・問題2は部分要約の問題で、問いのキーワードから内容をしぼっていけますが、どの言葉を利用し、どこを削るか、つめて考える必要があります。問題3の課題「人が何かを伝えあうときには、どのようなことが重要か」というテーマはこれまでの都立中でもよく出題されてきたものです。

      適性検査Ⅱ

      大問3つの構成でした。大問1は「うるう年」を題材にした計算中心の問題でした。うるう年の計算法がきちんと説明されていたので、受検生は得点しやすかったはずです。
      大問2は会話文形式で、図が5つに表が1つ小問3つで5ページというボリュームのある問題構成でした。話題自体は東京オリンピックをテーマに展開しますが、各小問はそれぞれ人口推移と世代別割合、物価の変化、地図の読み方に関する問題でした。どの問題も資料を読み取れば得点できる問題でしたが、計算・解答では条件があり、それぞれの設問で細かい条件が多く提示されているので、条件を丁寧に確認して答える必要があります。
      大問3は「発泡スチロールでできた立体を水中に沈め浮力により水面上へ打ち出す実験」について考察するものです。小問3題で構成されています。

      適性検査Ⅲ

      大問は2つで、それぞれに小問が3題という構成でした。大問1はリーグ戦の星取表に関する問題でした。修練を積んだ受検生にとっては手慣れた問題ですが、複数解答がでる「ゆるい」条件をうまくさばけたかどうかがポイントです。大問1の小問3は、進行表の後半を作成するもので、審判にまわるチームと試合をするチームが重複しないように配慮する必要があります。試合の全組み合わせを書き出してしまうのが良いでしょう。
      大問2は追加される条件がたいへん複雑なので問題2・3は正答率がかなり低いはずです。問題1のみ確実に解答できれば充分です。

  • 2014年度 適性検査分析
    • 作文 適性検査Ⅰ

      主な変更点は2点です。
      【1】作文の前の小問が2題に増えました。
      問1は10字以上20字以内。問2は30字以上40字以内。
      (一昨年まで100字~120字、昨年は50字~80字の1問)作文の字数は450字以上500字以内で変わりません。
      【2】読む文章が2つに増えました。出典はどちらも志村忠夫『文系?理系?―人生を豊かにするヒント―』
      文章1では、見る場所によって見える本数が違う煙突(通称:お化け煙突)を話題にして、人間の思い込みや誤解について言及しています。自分の視座のみにとらわれず、物事を素直な気持ちで、他人の視座からも眺めてみることの大切さを説いた文章です。 文章2では、日本の単位とアメリカの単位(度量衡)の違いを例に挙げて、自分のものさしを物事や人物などの対象にあてて、判断、評価していることが多いと述べています。文章1と同様に、相手のものさしを知ることの重要さを説いた文章となっています。ここで言う「ものさし」とは「判断や評価の価値基準」とでも言うべきものです。
      問題文の長さ・字数は、文章が2つになったこともあり約2倍(約3000字程度)に増えました。ただし上記の通り、2つの文章の言わんとする内容は同じです。内容も「視野を広げることの大切さ」についての典型的なテーマです。受検生が困るような類ではありません。

      適性検査Ⅱ

      大問数は4で昨年と変わりませんが、特に数値計算を要求する問題が大幅に増加し、理数系が強調された内容になりました。小問数は8であり、この点も昨年と同じですが、各問の内容が重いため、45分の中でこれらを全部解答するのはかなり難しいでしょう。優秀な受検生がぎりぎり終えられるかどうかというところです。大問
      1・2が算数系、大問3が理科系、大問4が社会科系です。大問3、4を優先して解いてしまうのがよいアプローチ方法といえます。 大問1の問題1は連比を利用した上で、条件に適合する自然数解をさがす問題です。それほど難しくはないのですが、1問目からそれなりに時間をとられるので、かなり焦りが出た受検生もいるかもしれません。正答率はかなり低くなっているでしょう。問題2は「場合の数」の出題です。これは平易なもので、ほとんどの生徒ができているのではないでしょうか。
      大問2は今回最も厄介な問題です。一合升を組み立てる「木取り」の方法を考えさせます。
      問題本文を丁寧に読んでいくと一意的に決まるのですが、ひとつでも条件を読み落とすと迷路から抜け出せなくなります。
      大問3以降は全部クリアしたいところです。特に大問4の問題1は3問に分かれており、すぐに解答が導けますので最初に片付けてしまいたいところです。
      難問以外を得点すると7割が得点可能ですが、実際にはミスが出ますからで60%で十分に合格ライン、50%でも作文次第で可能性十分と言えるでしょう。
      富士中は作文の評価基準が甘め(昨年まで)という前提で考えると最低でも70%、できれば80%を確保したいところです。

  • 2013年度 適性検査分析
    • 適性検査Ⅰ

      今回の文章は茂木健一郎「それでも脳はたくらむ」から、「過去の経験をもとに未来を予想する能力」、現在とは違う時間にいるように想像する「タイム・トラベル」能力について語られています。設問は2問。
      問題1は過去を知ることと未来を志向することの関連をまとめる、きわめてオーソドックスな「国語」の問題ですが、問題2は筆者の考えをふまえて「あなたは今後どのような生活を送りたいと考えますか。」という漠然としたものです。表記上のミスさえしなければかなりの高得点が狙えるでしょう。
      問題2より問題1の方で点差が開くと思われます。

      適性検査Ⅱ

      開校以来出題されていた歴史に関する問題が今回は出題されていません。
      大問4問構成で順に、数学的分野、社会科学的分野+数学的分野、地学的分野、数学的分野となっており、全体に数学重視の印象が強くなっています。
      問題2は立体図形の力だけが要求されている問題ではありません。

      ボーダー予測

      全体的に、基礎学力重視、計算力重視の出題といえるでしょう。 一見易しく見えますが、今回のような出題では確実に解ける問題を選択する力が要求される上に、高得点勝負となる傾向があります。 確実に得点できるところを得点して、適性検査Ⅰでは70%、Ⅱでは60%を確保したいところです。

  • 2012年度 適性検査分析
    • 適性検査Ⅰ

      出題された文章は昨年同様1つでした。問題1が本文の要約問題で、100字以上120字以内で書く記述。問題2が本文の筆者の考えをふまえて、450字以上500字以内で書く作文でした。問題1は、問題文に「①②のグループに分けられる」とあり、これらについて比較していけばよいものでした。解答の形式も指定されているので取り組みやすかったと思われます。
      問題2は「言葉」についての作文で、都立中の頻出テーマです。「あなた自身の経験を必ず入れて」という点も、多くの学校で出題される形式になっています。
      富士高附属中の適性検査Ⅰでしっかりと得点するためには、問題1の「2つの事柄について比較する形式」について十分な対策をする必要があります。問題2の作文に関しても公立中高一貫校の適性検査問題の過去問を数多く練習し、そのパターンに慣れておくことが重要です。

      適性検査Ⅱ

      昨年度より大問数が1題減り、2題構成となり一昨年の問題数に戻りましたが、小問数は8題と同じでした。また、大問ごとの出題分野も、大問1がスケジュールを作る問題、算数と理科の融合問題とある時代の文化についての問題、大問2は算数の場合の数と組み合わせの問題と、理系中心の問題となりました。難易度設定について非常に練りこんだ感があり、優秀な生徒が45分という時間でぎりぎり解き終わるように計算されています。
      大問1は小問数が昨年より3問増えました。これは全体として大問が1題減少したためです。内容はやや易化し取りこぼすと大きな失点につながるようなものです。問題文に解き方のヒントがかくされているので、そこをあせらずしっかりと読み取ることが大切です。また、例年通り歴史の問題が一題出題されました。今年は、鎌倉時代の出来事について10字以下で見出しを考え、40字以上55字以下で内容を説明するという問題でした。特定の時代についての出題は定着してきましたので、今後も歴史の学習は不可欠です。大問2はカードの組み合わせに関する問題で、純粋に数学系の問題です。場合の数についての一定以上のスキルが必須となります。
      全体的に見て、分量・難易度、さらには問題冊子のつくりにまで配慮の行き届いた問題でした。計算力・論理的思考力は相当高いレベルで要求されています。本格的な理数系の鍛錬が必要でしょう。