「数字」で見る! 東京家政学院のきめ細やかな教育

「数字」で見る! 東京家政学院のきめ細やかな教育

inter-edu’s eye

これからの社会で生き抜くための自立した人材育成に定評のある東京家政学院中学校・高等学校(以下、東京家政学院)。今回は東京家政学院の「数字」に注目。数字から分かる独自教育に迫ります。

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きめ細やかな指導で希望の進路を実現

東京家政学院は、きめ細やかな進路指導で大学・短大等現役進学率98%を誇ります。そんな進路指導について、主任の安達先生にお話をうかがいました。

インターエデュ(以下、エデュ):高1・高2の進路指導について教えてください。

安達先生:高1では大学や短大の先生を招いた「学部学科ガイダンス」、高2ではより具体的な進路を考える「進学相談会」を実施しています。夏には高1・高2合同で東京家政学院独自のオープンキャンパスツアーを組み、約10校の大学に訪問します。ほかにも、生徒の希望に沿った大学の模擬授業も行っています。

エデュ:卒業生から話を聞く機会も設けているそうですが、どのような内容ですか。

安達先生:高2を対象に大学生や社会人など卒業生20人が来校します。生徒は希望の進路に分かれて大学生活や授業などの話を聞きます。3月には、高1・高2全員で卒業したばかりの卒業生からリアルな合格体験談を聞く時間もあります。

エデュ:では、推薦入試やAO入試の対策を教えてください。

安達先生:高2の3学期に全員対象の外部講師を招いた志望理由書対策講座を実施します。ほかには学年全体での面接マナー講習や希望者対象の1対1での面接対策、担任による面接練習もあります。また、推薦・AOで面接を使う生徒は全員、校長による模擬面接を受けます。各生徒の志望校の面接試験に合わせた想定質問が出され、ときには追試もあります。

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安達先生:東京家政学院では約100大学、500名分の指定校推薦枠を保有していますが、これは1人あたり5枠分に相当します。この春卒業した生徒の場合、50%が指定校推薦、12%が併設大学への推薦、併設大学への進学を保証したうえでの他大学一般合格は13%という結果でした。

進路指導係主任の安達京子先生
進路指導係主任の安達京子先生。希望者が1人でもいれば、放課後に主要5教科の受験対策講習を実施している。

エデュ:一般入試の対策についても教えてください。

安達先生:外部講師を招いた受験英語講習・受験小論文講習や、春・夏・冬の長期休暇中には希望者を対象に教員が担当する講習があります。塾に通わず学校の講習だけで志望校合格をつかみ取った生徒もいますよ。

エデュ:進路指導において、どのように生徒とコミュニケーションを取っていますか。

安達先生:個人面談は、各学期、定期試験前後に1回以上は実施するほか、何か悩みごとがあればいつでも話を聞く時間を設けます。

エデュ:現役大学・短大等合格率が98%ということですが、この数字についてはどう考えていますか。

安達先生:本人の希望進路が最優先なので中には来年も頑張りたいという子もいます。学校からは成績で進路先を決めたり、生徒に進路変更するように勧めたりは絶対にしません。残りの2%も前向きな選択だと捉えています。

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キャリアサポートセンター
自習室として使えるキャリアサポートセンター。4000冊以上もの進路資料や赤本が置いてあるほか、チューターとして様々な大学に進んだ卒業生が月数回来校する。

かゆいところに手が届く少人数教育

東京家政学院は、中高ともに1クラス20名前後。eポートフォリオも活用しながら、生徒全員に目が行き届き、きめ細やかな指導を可能にしている少人数教育について児島先生にお話をうかがいました。

エデュ:中学校でのみ複数担任制を採用している理由を教えてください。

児島先生:中学校では、初めての電車通学や地域を離れての通学で不安になっているでしょうし、思春期ならではの悩みもあるかもしれません。少人数でのクラス運営に加えて、男女1人ずつの教員を配置することで生徒のようすを把握できるようにしています。

エデュ:習熟度別授業はどのように実施していますか。

児島先生:中1・中2は、英語が週1回、数学は週2回で各2クラスに分けています。一方、国語は一斉授業をあえて採用しており、科目によって適切な人数で授業を行うようにしています。

高3担任の児島豊先生
現高3担任の児島豊先生。今年度の中1では15人の生徒を担任2名+学年主任1名+副担任1名=計4名で見ている。およそ「生徒4人につき教師1名」という手厚い体制。

エデュ:授業のほかに力を入れているものはありますか。

児島先生:英検、数検、漢検などの検定試験ですね。学校で受けることができます。入学当初の取得率から大幅に伸ばしており、中には1級取得者もいました。ほかにもニュース検定、ペン字検定も推奨しており、ニュース検定は長期休暇に対策講座も用意していますよ。

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図書館で探究活動

地域の区立図書館をしのぐ蔵書数を誇るのが東京家政学院の図書館。生徒たちの学びを支える大切な場所です。

エデュ:中高図書館について教えてください。

児島先生:蔵書は7万冊を超え、他校と比べても多いと思います。保育演習(選択授業)に使える絵本の蔵書が多いのは東京家政学院ならではです。「K文庫」という生徒が選書するコーナーもあり、ライトノベルが充実しています。

図書コーナー
まるで書店のように、沢山のコーナーが設置されている。
K文庫
K文庫。文化祭の古本市の収益で、生徒が主体的に購入している。

エデュ:生徒にはどのように図書館を活用してほしいと考えていますか。

児島先生:探究学習の手立てにしてほしいですね。生徒に1人1台タブレットを配布しているのでwebで調べるのももちろんよいのですが、図書館の蔵書・司書さんをレファレンス機能としてもっと使ってほしいです。

暮しの手帖
家政学のバイブルとも言える『暮しの手帖』は、なんと創刊号から全巻揃っている。東京家政学院ならではの大切な蔵書。
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編集者から見たポイント

今回は数字で東京家政学院の魅力をお伝えしましたが、数字の裏側には学校側のきめ細やかな指導が充実していることが分かりました。校長や図書館まで巻き込んだ学校全体の手厚いサポートが、希望の進路への高い合格率を生み出しています。