映画好きなら押さえておきたい映画って何ですか？｜掲示板スレッド

「桐島、部活やめるってよ」は、
小説より映画のほうが面白いと思います。

小説で橋本愛の役の子が観る映画は「ジョゼと虎と魚たち」です。
作者はこの映画が随分と気にいってるらしく、
これを誉める描写が鬱陶しいほど続いた記憶があります。
池脇千鶴と妻夫木聡の出演するこの映画は一部で非常に評価が高い作品ですが、
私はあまり好みではないせいで、マイナスポイントになったのかもしれません。

映画のほうが関係性がわかりやすく、
文化部頑張れよ、とあたたかい気持ちになりましたよ。

でも、神木隆之介くんは「SPEC」のニノマエのような、
クールな役のほうが好きです。
その意味で「るろうに剣心」の役は良かったけど、
あの映画は半端に漫画で残念でした。

そういえば、桐島部活やめるってよ で思い出したのですが、同じく小説からの映画化で気になっていたのが
「太陽の坐る場所」です。


2～3年前にたまたま手に取って、読んだ本なんですが、同じように思春期のモヤモヤというか、鬱屈した感じなどが描かれていて、そこから、辻村深月の作品が気になって小説は、片っ端から読んでいます。

ただ、私の中で一番印象深いのは、この「太陽の坐る場所」なのですが、映画化されたと知って、見なきゃ、見なきゃと思っているうちに、もうほとんど上映してないようで残念です。

もっとも、検索してみると映画は、あまり評価が高くないようで、それはそれで気になります。

桐島～とは、逆で小説の方がいい感じなんでしょうか・・。ご覧になった方いらっしゃいますか？

DVDになったら、借りてみたいです。

詳しくないけど様

お久しぶりです。
なかなかお返事できずにすみません。やっと小説読み終わりました。

「桐島、部活やめるってよ」

確かに映画とはだいぶ違いますね。小説の方がダイレクトにカーストの存在に触れていて、私もそこはあまりピンとは来ませんでした。中高ってなんだかんだ言っても成績がよければクラスの中で「存在感がなくなる」ということはなかったですよね。

本当に美醜でカーストがあることを感じたのは大学に入ってからだったかもしれません。

小説を読んだおかげで、かっこよく、スポーツもできて、成績もそこそこいい、宏樹(東出君)がなぜ最後に涙を流したのか、わかりました。映画では彼の虚無感みたいなものに私もなんとなく共感できました。私はそんなスーパーマンではなかったので全然違う捉え方をしているのかもしれませんが。
小説でこんな一文を見つけました。

「一番怖かった。
本気でやって、何もできない自分を知ることが。」

これに尽きるんでしょうね。


私の中高は駅伝に明け暮れる、部活バカの日々でしたが、
それも「走ってでもいないと、いたたまれない」
から走っていただけでした。

とにかく一生懸命部活に打ち込む以外、自分の居場所を確保する方法がなかったので走っていた。という感じです。


そういう感覚を思い起こさせられる映画でした。

ぷくぷく様


観に行かれたのですね！「トワイライトささらさや」

良い映画だったようで、何よりです。宣伝でしか見てませんが、赤ちゃん！確かにすごく可愛い赤ちゃんですよね。新垣結衣ちゃんの子供だから無理もないですね(笑)

死んでしまった大泉洋が色々な人に乗り移って言葉を話す・・・・それは絶対に泣けるでしょうね。泣ける映画界のてっぱんです。「ゴースト」でも泣きましたー！

進撃の巨人のスレもできて、良かったですね！

ガルボ様


お久しぶりです。


>「桐島、部活やめるってよ」は、
小説より映画のほうが面白いと思います。


同感です。



>「ジョゼと虎と魚たち」
作者はこの映画が随分と気にいってるらしく、
これを誉める描写が鬱陶しいほど続いた記憶があります。


そうそう。何度も出てきましたね。
私は
「ジョゼと虎と魚たち」
の大ファンです。田辺聖子さんの原作を読み、せつな〜い！と思い、映画を見ました。映画だけのキャラですが、私は「金井君」というキャラが好きです。
金井君はジョゼのおばあちゃんがジョゼのためにゴミ捨て場からいつもひろってくる古本に紛れている教科書の持ち主です。いい味出してます。


桐島は
>映画のほうが関係性がわかりやすく、
文化部頑張れよ、とあたたかい気持ちになりましたよ。

同意です。


>その意味で「るろうに剣心」の役は良かったけど、
あの映画は半端に漫画で残念でした。

これも同意。

私事ですが、
遅れてきた「デニーロ祭り」
絶賛続行中です。


てっぱんとか定番とかから大きく外れ(！？)もはやスレチとお叱りを受けるかもしれませんのでそしたらこのスレは閉めますのでどうぞお許しを。
「1900年」
「レイジングブル」
「ミッドナイトラン」
「カジノ」
そしてこれは再見の
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
いやーこれってデニーロだったんですねー。アノ男が誰だったか憶えてなかったわー。

を見ました。


思春期にレッドフォードにはまっていた私。同じロバートでもデニーロとレッドフォードでは本当に全く違う役割ですね。
レッドフォードの方はほとんど暴力や犯罪とは関係のない、(あっても詐欺程度)
透明感があり、純粋で、清潔な役柄が多いですが、デニーロのその真逆ぶり！


人の頭をバットでかち割る、気にいらない奴は銃で撃つ、未成年に酒を飲ませぶち込まれる、
タクシーの中でレイプ、こそ泥ばりの慣れた手つきで鍵を開け住居不法侵入、美人な奥さんの浮気を疑い親友のうちを家宅捜査、、、特にこのシーンは「デジャブか？」と思うほど何度も見ました。

考えてみると
人生の光の部分を歩いてきたようなレッドフォードと
影の部分を歩いてきたデニーロ。デニーロがイタリア系だからなのかわかりませんが、対照的です。

そして人生の中盤に差し掛かり、なぜこの影の部分を歩く人が気になってきたのか、その自分の心理もとても面白いと思います。

影の部分を歩いていても、健さんのように「影のある男」という感じではなく、明るいのがまた、イタリア系ならではなのかもしれませんね。

次は「グッドフェロー」を見ようと思っています。



ロングライダー様

「ミッドナイトラン」面白かったです。最後なんでタクシーに乗れないか！あんな痛快な理由だったのですね。レンタル屋になくて買ってしまいました。

てっぱん様

スレ、〆ないで‼‼ください！！
聞き取りにくく苦手な邦画も、へえへえ！成る程‼と興味深く読ませていただいていますし（ああ、観たいな！)
図書館通いも足しげくなった私です。
映画の原作はやはり外せませんもの。

それにデニーロ祭り、拝読するだけでわくわくです。
クラシックさんて何者‼❓なんて想像をするのも楽しいし、教育スレで色々ご活躍中のロングライダー様に対しての意外な発見があったり
同志(？)発掘も楽しいですから。

もしもスレチのクレームがあったら別タイトルでスレッドを立ち上げて頂きたいです。

てっぱん様の博学さ、勉強熱心なところ、知的で相手を思いやる文章、そして時々壊れて暴走したりするユーモア観、たまりませんわ。

わ、久々にお得意のファンレター書いちゃった気分です♡

映画好き様


さすがファンレターの達人！素敵なラブレターをありがとうございます。閉めなくていいと言っていただけてありがたかったです。映画好き様が閉めろとおっしゃるとは初めから思ってませんでしたが・・・(笑)


クラシック様は何者！？ですよね(笑)

このスレを立てるまでは、私、生意気にも
「自分はそこそこ映画見てる方かな？」なんて思ってましたがとんでもない思い違いをしていたことに気づかされました(笑)。
そして自分の文章を後で読む度に、語彙の乏しさ、文章の幼稚さ、内容の浅いことに呆れるばかりで、とてもそんな風に言っていただけるような価値のある人間ではありません。でも、楽しんでいただけてるのでしたら私は十分です。私もとても楽しいです。周りにこんなに映画を愛する人があまりいないので。

先日、
仲のいい友達に「サウンドオブミュージック」の話をしたら
「あー、聞いたことあるー！映画だよね？外国の映画？」
と聞かれました。一生懸命面白さを説明して、
「へえ！面白そう。今度見てみるねー。」
と言ってくれて嬉しかったのですが、ついつい私が熱く語ってしまって引かれるのではないかという恐れもあり、気をつけなきゃ、と思っています。
それにやっぱりみんな忙しいので、
「こないだ言ってた映画、見たよ、、、」
という展開にもなりません。

ここで皆さんのお好きな映画を教えていただいたり、見た映画について語ったりできるのが本当に楽しいです。いつもお返事を下さって本当にありがとうございます。

「ディアハンター」
も、だめ押しで「出てますよね？」と言ってもらわなかったら見てなかったかもしれず、あの素晴らしい映画を見ずに人生を閉じるのは非常にもったいないことだと思います。だから本当に感謝しています。大げさですが。


これからも色々また教えてください。


ところで
クラシック様お勧めの
「1900年」
なんと前髪を額に下ろした可愛いデニーロ坊ちゃんが観れるのですが、確かにエロ、グロ、多くて、血なまぐさいヨーロッパの民主化までの道のりを見せられる感じの映画でした。日本の地主がこんな感じで引き摺り下ろされずに、民衆が蜂起する前に法で土地を国に返すことになったのは本当に良かったなと思いました。ヨーロッパのような歴史をたどっていたら私たちは生まれてきてないかもしれませんよね。

イタリアの歴史ってあまり習った記憶がないのですが、きっとヨーロッパのどこも、このような感じだったのでは？と思います。地主がいて、小作人たちを取り締まるのがいて、ギュウギュウに締め付けた挙句、民衆が蜂起して、
金持ちと、その子分を殺して、共産主義に走って、失敗して、、、という具合に。


性描写もさすがベルトルッチ、耽美を極めるあまり、素っ裸で無修正でも逆にいやらしくないのが不思議です。ドミニクサンダ、美しすぎて紗がかかって見えるほどでした。

しかし、長かったです。子供達のいない時間にちょこちょこ見ているつもりが、
「ママ、またこの怖いの見てるー。」と言われて、慌てて消す。という繰り返しでした(笑)