「失敗しない中学受験」は正攻法の学校選びにあり!

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中学受験における学校選びは、お子さまの大事な人格形成時期である、中高の6年間を左右するので、どのご家庭も大いに悩みます。
そこで今回のアンケートでは、学校選びで重視するポイントを再確認した上で、志望校決定の具体的な方法をご紹介します。

「ブレない学校選び」のために抑えるポイントは4つ!

私立中高一貫校を目指す方、学校選びで重視する上位3つを教えてください。

私立中高一貫校を目指す方、学校選びで重視する上位3つを教えてください。

実は今回の調査、以前に行ったエデュママアンケート「学校選びで、いちばん重視するポイントは?」 の結果と比較するため、1位だった「校風・教育文化」を外して実施しました。

前回と今回とを比較すると、「校風・教育文化」を除いた上位3つは、両者とも「通学時間」「大学進学実績」「偏差値」になりました。
また、自由回答に「校風」「校訓」「伝統」が多数あげられていたことから、「校風・教育文化」「通学時間」「大学進学実績」「偏差値」の4つが、学校選びで重要な条件であることが改めてわかりました。

さらに今回は、前回にはなかった「子どもの希望」「親の希望」を質問項目に入れたところ、「子どもの希望」が4番目となりました。上記の4つのポイントで学校で絞りつつ、子どもの希望を聞いて、学校選びを行っているようですね。

では、上記を踏まえて、どのようにして志望校を絞りこんでいったらよいのでしょうか。

「間違いない志望校選び」に必要なのは、選定法と詳細分析!

4つの抑えるべきポイントで学校選びを始めても、主観が入って、方向がずれていくこともあります。 思いこみや、期待感などが、判断を鈍らせてしまうからです。

より客観的な判断をするためには、絞り込んでいく順番と、「校風・教育文化」「通学時間」「大学進学実績」「偏差値」の4つのポイントについて、詳細な分析を行うことが重要です。

森上教育研究所お墨付き選定法!

森上教育研究所「中学受験に向け、志望校の選定に役立つ情報」では、選定方法を下記のように示しています。

1.  偏差値・通学時間

わが子の学力と体力を考慮し、学校の偏差値と通学時間で志望校を絞り込みます。
志望校の偏差値は、入試までの時間にもよりますが、あまり高すぎても低すぎてもいけません。

2.  学校種別

男子校・女子校・共学校、進学校・附属校、私立・国立・公立などの選定要素も加味します。

3.  大学進学実績

わが子を伸ばしてくれるかどうかを「学力を伸ばしてくれる学校」でさらに絞り込みます。

4.  校風・教育文化

わが子の性格や家庭文化に合っているかどうかを、文化祭・説明会で絞り込みます。
学校を訪問し、学校を比較することでわが子に合うかどうかは、分かると思います。

この順序で行えば、あとあと迷うことがなく、希望の学校がピックアップできるでしょう。
また学校を絞り込むことで、学校見学等も効率よく行えますし、一校一校にじっくり時間をかけて研究できるのもメリットではないでしょうか。

通学時間を詳細分析!

通学時間をどう捉えるか、またどう計算するかで、志望校の選定が大きく変わります。

まずは、お子さまの体力や生活リズムを考え、通学にかけてもいい時間の目安を設定しましょう。
そして、通学時間で絞りこんだ志望校への道のりを、乗り換え回数や、学校内の移動距離も含めて、どういう負荷があるか、実際に測り体験してみることが重要です。

掲示板で、通学時間に関する投稿がありましたので、ご紹介します。

※掲示板からの引用文は、一部の編集をのぞき、原文を尊重して、そのまま掲載しています。

【4513134】第1志望校の決め方

通学時間も6年間毎日ですからとても重要。意外とみなさん軽く考えていますが、きちんと測ったほうが良い。私はドアtoドアで60分が限度だと思っています。ドアtoドアというのは自宅玄関から校舎ではなく教室のドアまでの時間です。
自宅から駅までの時間+ネットで出てくる電車の時間+駅から学校までの時間なのですが、机上の理論時間で考えてはいけません。 表示が徒歩10分だとしてもマンションに住んでいればエレベーターの待ち時間や信号の待ち時間などありますので実際の時間はもっとかかります。朝のラッシュ時の電車時間も路線によっては理論値+10分以上かかります。最寄り駅から学校までの時間も同様。合計すると理論時間+20分は見ておいたほうが良い。
【投稿者: マジレスさん】

志望校の順位付け、併願校がカギ!

第1志望をチャレンジ校、第2志望以下に安全校を設定するご家庭も多いのではないでしょうか。
第1志望の合格率が30%と言われている中、併願校も行きたいと思える学校選びが重要となってきます。

同掲示板から、具体的な決め方の例をご紹介します。

【4513134】第1志望校の決め方

自分の偏差値+-5位の中から、通学1時間内、別学(本人希望)、完全中高一貫校(親希望、付属小無し、高入無し)で絞った8校位を、あとは徹底的にリサーチ。
学園祭での生徒たちの印象、保護者の印象、発表のレベル、教育理念、教師の印象、希望部活の有無、通学時間、過去問相性、支払期日、etc。
進学実績最良、印象良で第1志望Y66、総合判断最良で第2志望Y63、総合判断良の押さえ校Y58、お試し1月校Y61を2校。
結果第1のみ残念、第2志望校進学で、通学後に結果オーライを心底実感。第1志望校決めより、行きたい第2志望&押さえ校を決める方が大切だと思います。印象は各自千差万別。実際に何回も足を運んで、見て、聞いて、調べるのが一番です。
【4513909】 投稿者: 我が家の場合さん

志望校を絞った上で、各学校を総合評価し、順位付けしていますね。 また評価にあたり、具体的な項目を挙げて調査しているところが大変参考になります。

事務的な作業のようではありますが、このような調査をしっかり行うことで、お子さまが安心して受験に臨めるようになります。 そして、お子さまが心の底から行きたい!と思う学校を、絞り込みの段階にうまくのせていければ、満足のいく学校選びができるのではないでしょうか。


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