新型コロナウイルスで休校延長!家庭で気をつけることとは?

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新型コロナウイルスの感染症予防策によって学校の臨時休校が突然始まり、そのまま春休みに入った3学期でしたが、いよいよ新学期がスタート。学校も再開が予定されています。

しかし感染状況によっては、再開を予定している地域においても、いつ休校になるとも限りません(※)。感染者を増やさない、感染を広げないためには、家庭での対策もこれまで以上に重要になってくるでしょう。
そこで、学校再開に向け、改めて家庭で気をつけることや、長期間にわたるウイルスへの対応で、親御さんご自身が疲れてしまわないために、大人へのメンタルケアについてもご紹介します。

※東京都では4月1日に都立の高校・特別支援学校の休校を5月6日まで延長を決定(島しょ地域除く)。港区も5月6日まで休校。世田谷区では分散登校を実施。

手洗い、十分な睡眠など、学校再開は家庭での健康管理も重要に

手洗い、十分な睡眠など、学校再開は家庭での健康管理も重要に

3月24日に公表された学校再開に向けたガイドラインには、新型コロナの感染予防策として、「密閉空間であり換気が悪い」「近距離での会話や発声がある」「手の届く距離に多くの人がいる」といった3つの「密」を避ける「3密対策」が重要としています。

学校再開に向けて、お子さんと一緒に、どんなところが密集空間なのか、近距離ってどのくらいなのか、そういう状況になったらどうすればいいのかを、一緒に確認しておくといいでしょう。

また普段の健康管理も大切になってきます。

手洗い

手のひらだけでなく、指先や爪の間、手首など20秒以上かけて丁寧に洗うことを推奨しています。

20秒以上の目安になるものとしてさまざまな手洗い歌がありますが、英語の手洗い歌もご紹介しましょう。。

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、「Happy Handwashing Song」という手洗い用の替え歌を公開しています。簡単な英語なので、お子さんが英語に慣れるという意味でも覚えてみてはいかがでしょうか。

また手洗い練習用のスタンプも出ています。シャチハタが販売している「おててポン」は手に付いた陰影がきれいに消えるまで、しっかりと手洗いできるというものです。

十分な睡眠とバランスよい食事

十分な睡眠を取ることは免疫力を高めると言われています。学校が休みになって生活リズムが乱れがちという声もありますが、睡眠時間はきちんと取ること、栄養バランスの良い食事をとること、基本的なことがもっとも重要なのでしょう。

適度な湿度

風邪予防でも言われていることですが、空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下します。まだまだ乾燥しやすい季節。特に乾燥しやすい室内では適度な湿度(50%〜60%)を保つようにしましょう。

手作りマスクの準備どうする?

学校再開をするにあたって、文科省はできる限りのマスクの着用を推奨していますが、相変わらず深刻なマスク不足状態が続いています。そこで文科省では「各家庭が市販のマスクを入手するのが困難な状況が続いている」状況をふまえ、各学校に対し自作したマスクを使用するよう呼びかけています。

手作りマスクについては、インターネット上でも作り方の紹介が紹介されていますが、エデュナビでも手作りの布マスクの作り方をご紹介しています。作り方紹介のほか、型紙もダウンロードできますのでぜひご活用ください。
・お裁縫に自信がなくても大丈夫!かんたん布マスクの作り方

布マスクを使用する場合は、衛生のために使用したら洗う必要があります。その洗い方にもポイントが。

  • 基本的に洗剤を溶かした水に浸して押し洗い。
  • 繊維を痛めるためもみ洗いはしないこと。
  • 汚れが気になる場合は塩素系漂白剤を使用
  • 乾燥機は使わず、陰干しに
ということです。
経済産業省では動画で布マスクの洗い方を紹介しています。
・布製マスクの洗い方


時間があるからこそできる家庭学習

時間があるからこそできる家庭学習

3学期はほとんど学校の授業もなく、塾も休講になってしまったことで勉強の遅れが心配という声をよく耳にします。エデュナビで行った塾休講に対するアンケート「勉強の遅れ」や「課題のさせ方」についてお悩みが寄せられました。しかし、そういう中でも「やらせたかった基礎に返る復習に励んでいる」、「以前やった理社を忘れているので、暗記ものの復習(をしている)」という回答もありました。

時間があるからこそできる家庭学習もあると思います。エデュナビでは「突然始まった臨時休校!自宅で過ごす子どもの学習はどうする?」という記事に、算数教育家の安浪京子さんがご自身のブログ『算数教育家 安浪京子のアッサンブラージュ日々』で、中学受験生向けに発信した「3月2日からの勉強法」について紹介しています。休校で生まれた時間について「本当に必要なスケジュールを立てられる」「大切な基礎単元に戻ることができる」など、「本当の勉強の仕方が身につく千載一遇のチャンス」と安浪さん。ぜひこの機会を有効的に、家庭学習を自分でできる、自学自習の訓練期間と前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。

お父さん、お母さんも疲れないよう心のケアを

なかなか学校に行けない、友だちとも遊べない、テレビからは不安なニュースが連日報道される…という毎日で、お子さんたちは大きなストレスを抱えている状況です。しかしそれは大人も同じこと。

お子さんと常に向き合う中、仕事のこと、今後のことを考えると不安になるお父さん、お母さんたちも多いと思います。全国の児童精神科クリニックの団体「日本児童青年精神科・診療所連絡協議会」では、主に学校の教職員向けに「新型コロナウイルスに対する学校でのメンタルヘルス支援パッケージ」を作成し、子どもたちの心のケアのポイントについてまとめていますが、その中には保護者向けの心のケアについて、8項目にわたって紹介しています(以下抜粋)。

* 保護者ご自身が、よい体調を維持できるように努めましょう
* 正しい情報を公的なホームページなどで得るようにしましょう。
* 不安をあおりがちなメディアに接する時間を減らし、心配や焦りを減らしましょう。
* 家族や親せき、友人などの親しい人と話す時間を持ち、孤立しないようにしましょう。
* 過去に大きなストレスを感じながら乗り越えた経験を思い出しましょう。
* 気持ちを落ち着けるためにアルコールやたばこ、病院で処方された薬以外の薬剤に過度に頼らないようにしましょう。
* ご自身の心理的な状態を把握するようにしましょう。
* 必要な時に相談できる専門機関をあらかじめ調べておきましょう

それぞれの項目には具体的にどうしたらいいのかそのケア方法も書かれているので、なんとなく気分が晴れないという方は参考になさってみてください。

団体では「周りの大人が落ち着いていれば子どもも落ち着く」としています。ウイルスへの対応は長期戦になることが予想され、これからも突発的な不測の事態が起こることが予想されます。

不安定な状況ですが、親御さんもストレスを溜め込まないように、一緒に乗り切っていきましょう。