【八王子学園中学校・高等学校】中学吹奏楽部によるクリスマス・コンサート
八王子学園中学校・高等学校(以下、八王子学園)は2020年12月、中学校の吹奏楽部による「クリスマス・コンサート」を開催しました。吹奏楽部にとっての2020年は、思うような活動ができなかった我慢の1年。こちらのイベントにもさまざまな制約はありましたが、生徒たちの真剣な姿を目の当たりにし、課外活動を守り抜こうとする八王子学園の思いを強く感じました。
■年末のコンサートは1年生の活躍の場
「クリスマス・コンサート」には例年なら多くの来場者が詰めかけますが、今回は感染対策・3密回避を徹底。在校生の入場を制限し、一部の保護者・教員のみが演奏を楽しみました。
今回のコンサートは1年生がソロパートに挑戦し、進級してから部活動の中心を担う準備をする大切なステップ。緊張する1年生の背中を押すように演奏する2・3年生からは、八王子学園の温かさが伝わってきました。
■「支えられている」と気づいた…吹奏楽部の2020年
終演後、生徒にインタビューし、吹奏楽部の2020年を振り返ってもらいました。
インターエデュ(以下、エデュ):吹奏楽部にとって2020年はどんな1年でしたか。
濵田さん:コンクールが中止になってしまったり、みんなで集まって練習する時間も限られたりして、大変でした。「吹奏楽ができることは当たり前じゃない」と思うようになりましたね。
佐々木さん:「いろいろな人に支えられている」と気づけた1年でした。思うような活動ができない中でも、先生方や部員のおかげでこうしてコンサートを開くこともできました。
エデュ:2020年は異例ずくめでしたが、ご自身の中で変化したところはありますか。
濵田さん:新入部員に対して積極的にコミュニケーションを取るようになりました。いつもなら歓迎会などで交流できるのですが、そうした機会もないため普段の接し方を大切にしています。
佐々木さん:活動できる時間が限られる中で、改めて基礎練習の重要さに気づきました。また、吹奏楽部の幹部として、後輩を引っ張っていく自覚が生まれました。分かりやすい指示を出すのも最初は難しかったですが、少しずつできるようになってきました。
■受験生へのメッセージ
コロナ禍でも感染対策を徹底しながら、さまざまな行事を安全に実施してきた八王子学園。先生方の工夫はもちろんですが、生徒に活気と自覚があるからこそできたことだと強く感じました。最後にお二人からの受験生へのメッセージをお届けします。
濵田さん:八王子学園は生徒の雰囲気がとても柔らかい学校です。「どんな子がいるのかな」という方は安心してください。
佐々木さん:部活動や行事だけでなく、普段の学習をしっかりサポートしてくれるのも八王子学園の強みです。勉強のことは心配いりません!