【男子中フェスタ/前編】 男の子がのびのびできる環境の大切さ
6月9日(日)、都内21の男子校が参加するイベント「東京私立男子中学校フェスタ2019」(以下、男子中フェスタ)が、日本大学豊山中学校を会場に開催されました。
この日は朝から小雨がぱらつくあいにくの空模様でしたが、会場の最寄り駅である護国寺駅の周囲には、早朝から大きな荷物を大切そうに運ぶ男子学生の姿がちらほら。部活紹介フロアに展示で参加するのでしょう。その姿はとても楽しげで、誇らしそうに見えました。
構内に入ると、まずはその巨大な建物に圧倒されます。
守衛室の前を通ってうろうろしていると、日大豊山中学校の生徒と思しき男の子が、「入り口はこちらですよ!」と、明るく声をかけてくれました。
では、会場のようすを紹介していきます。
1階
1階では、応援団のパフォーマンスが響いていました。また、ミニ鉄道乗車体験には、この日、男子中を検討中の兄の付き合いでここに連れてこられたであろうちびっ子たちが、にぎやかに列を作っていました。
2階
2階には、パンフレットコーナーや制服展示コーナーなどがありました。
制服の展示には、受験生よりも保護者(特にお母さま)が興味津々のようすでした。
また、軽食コーナーも2階に。ちなみにメニューのラインナップは、フランクフルト、カレーライス、唐揚げ、焼きそば、鳥丼…。さすが「男子中フェスタ」! ボリュームのある軽食です。基準が、育ち盛りの男の子の胃袋なのですね。
3階
今回のメインイベント会場とも言えるのが3階。校舎の中ほどに位置するホールで、「校長先生による5分間講演」「生徒2分間学校自慢」「生徒によるパネルディスカッション」などが行われていました。また、ホール入り口のコーナーでは、テーブルマジックも人だかりを作っていました。
4階
3階が「動」だとしたら、1つ上の4階は「静」の趣。各校の日常がうかがえる、授業や文化部の活動の成果である様々な作品が展示されていました。
また、神奈川県の私立男子中学校の資料もありました。
中でも特に「男子中フェスタ」らしさを感じたのは、4教室もあった鉄道模型展示コーナーです。 各校の鉄道部が工夫を凝らした作品は、「鉄」ではなくても見入ってしまう出来栄え。
これに憧れて男子中を目指す男の子も多いはず!
飛び入り参加できる本格的なドローン教室や、生徒による学校CMコンテストも行われていました。
7、8、9階
5階、6階は今回のイベントでは使用されておらず、会場は3つ上の7階へ。
7階には、各教室に学校の紹介ブースが設置されていて、それぞれの先生や在校生、その保護者、OBなどが、愛いっぱいに自校のアピールをしていました。
また、9階では、完全予約制の体験授業や、男子校鉄道クイズ王選手権などが行われていました。
ミニ説明会やテーマ別の合同説明会は、8階でも開催されていました。お目当ての学校の話を聞きたい保護者や子どもたちが、会場ガイドを片手に行ったり来たりしていました。
加えて、協賛の企業による子ども向けのセミナーも行われており、子どもたちが楽しそうに参加していました。
私たちインターエデュも、ちょっと座って一息入れたりボードゲームを楽しんだりできる無料の休憩所を設置。広い校舎を8階まで巡って疲れた足を休めたり、次の行き先を考えたりするのに使っていただきました。
それともう一つ、開校前のEdu Tech School(エデュテックスクール)による、プログラミング体験会「iPadを使ってロボットボールを動かそう!」を出展。おかげさまで大盛況でした。
10、11階
頭を使うイベントだけではありません。
10階では、甲子園出場経験もある野球部による「屋上バッティングセンター」、11階では日大豊山中学校自慢のプールの見学会と体験会(完全予約制)という身体を動かすイベントも。
雨模様の天気の中でも、子どもたちはバッティングを楽しみ、また、見守る保護者も野球部の生徒たちの元気な挨拶に爽やかな気持ちになっているようでした。
真面目な勉強あり、スポーツあり、エンタメありと、盛りだくさんだった男子中フェスタ。この日、午後からは本格的に雨になってしまったのにも関わらず、最終的な入場者数は延べ7,200人を超えたとのこと。大成功のイベントとなりました。