eduスタッフ訪問記

インターエデュ・ドットコムスタッフが学校、塾などに訪問した際の様子をお届けします。

【後編】【昌平中学・高等学校】小中学生のわが子が将来東大に行くには? 東大受験のプロが教える“今すべきこと”

「わが子も将来は東大に」そう望んでいるエデュママは多いはず。
“東大に受かる子ども”とは、いったいどのような子たちなのでしょうか?

今回は、今年初めて複数の東大合格者を輩出した昌平中学・高等学校を訪問。東大をはじめとする旧帝国大学への合格実績を伸ばす昌平高等学校の「T特選クラス」を受け持つ、土橋英光先生に、東大受験を目指すご家庭の心構えや、小中学生のうちに取り組んでおいた方がいいこと、さらには2020年の大学入試改革における東大入試についてうかがいました。

【前編】【昌平中学・高等学校】東大受験のプロが語る!これが“東大に受かる子ども”

 

■中受にも通じるかも!? 成績に一喜一憂するのはNG

土橋先生がお母さま、お父さま方によく話すことは、「生き生きと自分の人生を生きてください」ということだそうです。どういうことなのでしょうか?

「『この子が東大に合格するのが私の夢』というように、自分の夢を子どもに託すことはしないでほしいということです。よく受験が失敗する例として、親が子どもの成績に一喜一憂することが挙げられます。それが一番、子どもにとって良くないことなのです。」と土橋先生。

学校を信頼して任せた方が、先生も指導しやすいので、成績も伸びやすいといいます。特に「T特選クラス」では、個別指導も行っているので、合格した生徒の保護者はみな学校に“お任せ”だったとか。実際、夏休みに生徒以外の家族が旅行に行ってしまったというご家庭もあったと、土橋先生は教えてくださいました。

昌平中学・高等学校_土橋英光先生_進路指導室

 

■遊びでもOK!“没頭”する集中力を養っておこう

昌平中学・高等学校_土橋英光先生

「時間を忘れて没頭するものがあれば、その集中力を勉強に活かせる」と土橋英光先生。

さて、それでは、小学生、中学生のお子さまが、将来、東大受験を目指すなら、今、なにをしておくべきなのでしょうか。土橋先生は、「目の前のことに集中すること」だと語ります。それが、ゲームをしたり、テレビ番組を見たりすることでも、です。

遊びであっても、とにかく没頭するという“ゾーン”を持っていてほしいですね。本校で初めて東大に合格した生徒は、中学校までゲームにはまっていたんです。そこで、勉強もゲームと同じように、クリアすれば前にすすめるし、ゲームと違ってほめてもらえるからもっと面白いよとすすめました。」とのこと。

「T特選クラス」の生徒たちも、だまされたと思ってやってみると、勉強する楽しさが分かるようになり、急カーブを描いて、成績が伸びていくそうです。そして、自信がついてくるので、学校行事に積極的に参加できる、心の余裕も生まれくるとか。東大受験生たちが、クラスの中心でいられる背景には、こうした仕組みがあったのですね。

 

■大学入試改革の心配は不要! 先を行く東大入試問題

土橋先生は、2020年の大学入試改革について、「東大の一般入試の傾向は変わらないでしょう」と話しています。つまり、東大の受験勉強も変わらないということです。「世界の教育は、しっかりと身につけた基礎・基本を使って説明していくという流れになっています。今の東大の入試問題は、それにマッチしているので、今後の試験対策も変わらないと思います。」と土橋先生は教えてくださいました。
やはり東大の入試問題は、時代の先端を行っていたのですね。

 

インターエデュの高校別東大合格者ランキングでは、中高一貫校が上位の常連ですが、高校からでも東大は十分目指すことが出来ます。まずは、その下地作りが大切。お子さまが没頭できることを見つけてみましょう。

 

★昌平高等学校 学校説明

●第6回 学校説明会
11月19日(土) 14:00~
●第7回 学校説明会
11月23日(水・祝) (1)9:30~ (2)14:00~

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