eduスタッフ訪問記

インターエデュ・ドットコムスタッフが学校、塾などに訪問した際の様子をお届けします。

【帝京大学小学校】伝統芸能に触れる「三味線教室」

子どもたちの豊かな情操を育むため、帝京大学小学校ではさまざまな体験教室を行っています。今回、お邪魔したのは、4年生の三味線教室の授業。多摩市古典芸能に親しむ会 代表の青木ひとみ先生の指導のもと、子どもたちは初めての三味線にチャレンジします。

まず青木先生から教わるのは、三味線の歴史や作りについて。三味線は、室町時代の頃に琉球から伝わってきたというお話を、子どもたちは興味津々のまなざしで聞きます。

「三味線に張ってある皮は、なんの動物の皮でしょうか?」という問いかけに、子どもたちは「牛?」「馬?」と、悩みながらも答えを挙げますが、先生から「ペットとして飼っているかもしれませんね」というヒントがあると、「犬だ!」と、元気よく正解を答える声が。思いがけない正解に、子どもたち自身も「うそみたい」と、驚きの声をあげます。

その他にも、三味線の三つの線が太さによって音の高低が違うことや、線が絹糸でできていること、弾くためのバチが象牙でできていることを教わりました。

続いて先生が三味線を弾き、自然や感情を音で表現。子供たちは耳を澄ましながら、「秋の虫の声」や「川の流れの音」、「怒り」や「悲しみ」の表現を見事に言い当てていました。

音に慣れ親しんだあとは、実際に弾いてみます。今日チャレンジする曲は、今まさにシーズンの「ほたる」。

持ち方から教わり、ひとつひとつの音を、先生の手拍子に合わせて弾きます。

初めて触れる三味線に、「音がちゃんと出る!」と感動する声や、「意外と重たい」「むずかしい」という声も。

友達同士で助けあい、教えあいながら、少しずつ弾き方のコツをつかんでいきます。

最後には、クラスで一斉に音をそろえて弾くことができるようになりました。

最後に青木先生に感想をうかがうと、「帝京大学小学校の生徒さんは、みんな好奇心が強くて知識も豊富なので、とても反応が良いです。この経験を通して、日本伝統への興味をさらに深めてほしいですね」と、子どもたちの学びの姿勢に感心されている様子でした。

大人でも触れる機会が減りつつある、日本の伝統芸能。好奇心あふれる時期に、伝統芸能に触れる体験をすることで、子どもたちの豊かな情操が育まれるのですね。

帝京大学小学校では、学校説明会・オープンスクールを実施しています。のびのびと素直な好奇心を育む自然豊かな環境を、ぜひ足を運んでお確かめください。

■学校説明会/オープンスクールの詳しい内容を見る