eduスタッフ訪問記

インターエデュ・ドットコムスタッフが学校、塾などに訪問した際の様子をお届けします。

【日本大学明誠高等学校】祝・全国大会初出場! サッカー部

この秋、日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)のサッカー部が、全国高校サッカー選手権大会への出場を決めて学校をわかせました。そこで、キャプテンの鶴見來紀くんに全国大会への意気込みを聞いてきました。
 
 

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キャプテンでFWの鶴見くん(前列中央)。副キャプテンでGKの二上くん(前列左)。副キャプテンでMFの大倉くん(前列右)。副キャプテンでDFの西野くん(後列左から3人目)


 

■日大明誠サッカー部

 
11月9日、全国高校サッカー選手権・山梨県大会決勝で、“私学3強”(山梨学院、日本航空、帝京第三)の1つである日本航空を破り、創部初の全国大会出場を果たしました。部員は129名で、県内サッカー部では最多人数を誇ります。
 

集合写真

取材時に撮影した集合写真。129名のうち、3年生は40名


 
 
全景

たくさんの部員が伸び伸びと練習できる人工芝のグラウンド


 
 

■山梨制覇 そして全国へ

 
キャプテンの鶴見くんと、顧問の後藤聡志先生にお話をうかがいます。
 

ツーショット

3年生の鶴見くんと顧問5年目で保健体育科の後藤先生。後藤先生は鶴見くんの担任でもあります


 
 

鶴見くんインタビュー

 

鶴見君

鶴見來紀くん。小3からサッカーを始め、中学時代はクラブチームに所属。現・2、3年部員による投票で日大明誠サッカー部のキャプテンに選出される。好きな選手は川崎フロンターレの小林悠。「小林選手は足元がうまいので、ボールを受ける前の動きなどを見習っています」


 
――日大明誠サッカー部はどんなチームですか
 
元気で団結力があります。苦しいときこそ、みんなで戦うんだという気持ちを出していけるチームですね。
 
――チームの強みは
 
粘り強さです。全国大会でも、地方大会のときのように泥臭さを前面に出していきます。
 
 
練習風景1

山梨県大会決勝では、粘り強さを活かして延長戦に得点し、勝利を掴みました


 
――129人をまとめるキャプテンとして大変だったことは
 
自分はみんなと仲良くしたいし、他人に強くものを言うタイプではありません。でもキャプテンになったからには、同級生や後輩を叱らなければいけないときがあり、それはつらかったです。それでもみんな僕についてきてくれたので、仲間には感謝しています。全国大会では、129人全員で戦う気持ちでいます。
 
――初戦の相手は、全国大会34回目の出場となる四日市中央工業です
 
相手をリスペクトしすぎず、自分たちのサッカーをするだけです。日大明誠は、山梨学院や日本航空といった全国でも名の知れた学校に勝って代表になったわけですから、自信を持って試合に臨みます。
 
 

後藤先生インタビュー

 

後藤先生

後藤聡志先生。中学時代は横浜フリューゲルス(当時)のクラブチームに所属し、クラブチームの大会で全国2位に、高校では同チームのユースで全国5位を経験。高校3年次には当時在籍していた日本大学高等学校のサッカー部に所属するも、全国大会への出場を果たせず。「日本大学サッカー部に4年間所属し、卒業後、日大高校サッカー部のコーチを5年務めましたが、その間も全国大会には出場できませんでした。ですから、私にとっても今回が高校サッカーで初めての全国大会になります」


 
――先生から見て、日大明誠サッカー部はどんなチームですか
 
うまくいかないときにズルズルと落ち込まず、気持ちを上に持っていくことができるチームです。この特長により、チームの強みである粘り強さを出すことができる。3年生にはキャプテンを任せられるような人材が6、7人いて、みんなよくまとまっているし、一方で明るくバカをすることもできる。バランスのいいチームですよ。3年生だけで40人いるので、試合に出られない部員はたくさんいます。そうした部員が本当にいい子たちで、まじめにチームを支えてくれている。そうしたところも強みです。
 
「馬鹿ができる」

3年生。休憩中はみんな笑顔いっぱい。チーム全体の雰囲気のよさが伝わってきます。「今年のチームに教えられたことは、いいことも悪いことも引きずらず、次に向かっていく姿勢や、コミュニケーションの大切さです」(後藤先生)


 
――キャプテンの鶴見くんについて
 
私のクラスでは学級委員長をしていて、人をまとめることに長けています。リーダーシップがあり、人前に出ることを嫌がらないところは彼の素晴らしいところ。自分がバカをやってみんなを盛り上げ、引っ張っていけるので、誰もが彼に一目置いています。きちんと大人と話ができるし、いろいろなことをよく考えています。
 

ミーティング

鶴見くん(左端)は、「後藤先生とは、どうやったらチームがもっと強くなれるのか、どうしたら後輩がもっと上を目指そうとするかを話し合ってきました」と語っていました。


 
――これまで、具体的にどんな練習をしてきましたか
 
今年のインターハイ予選・3位決定戦の山梨学院戦で、うちは1本もシュートを打てず、4-0で敗北しました。そのとき、ボールを受けた相手にプレッシャーをかける“プレススピード”が明らかに劣っていることを痛感したので、選手権に向けて、チーム全体でプレス(ボールへの寄せ)を意識して練習に取り組んできました。
 
――山梨県大会で優勝したとき、何を感じましたか
 
頭が真っ白になるとはこういうことかと思いました。周りではスタッフや選手たちが涙を流して喜んでいましたが、私自身は一体何が起きたんだ?という感じでしたね。
 

練習風景2
 
――全国大会へ気持ちを切り替えたのはいつですか
 
組み合わせ抽選会です。全国の強豪校の監督や選手、たくさんの関係者の方々がいて、その会場に自分たちがいることに、「これが全国に行くということか」と実感しました。
いまのチームになって決めた目標が「山梨制覇」と「全国大会での勝利」でした。1つを叶えることができたので、次はもう1つの目標のために全力を尽くします。
 
 

■サプライズプレゼント

 
写真撮影の際、父母会からサプライズでプレゼントが贈呈されました。
 

贈呈

父母会の代表者からプレゼントを受け取る鶴見くん

キーホルダー

プレゼントはオリジナルキーホルダー。練習後、鶴見くんが部員に配りました


 
 

■終わりに

 
全国大会初戦は12月31日(火)。試合の模様は学校のエデュログ学校公式Twitterでチェックできます。
たくさんの声援を力に変えて頑張ってください!
 
 

 

エデュログ・山梨県大会決勝の記事はこちら≫

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