【日本大学明誠高等学校】祝・全国大会初出場! サッカー部
この秋、日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)のサッカー部が、全国高校サッカー選手権大会への出場を決めて学校をわかせました。そこで、キャプテンの鶴見來紀くんに全国大会への意気込みを聞いてきました。
■日大明誠サッカー部
11月9日、全国高校サッカー選手権・山梨県大会決勝で、“私学3強”(山梨学院、日本航空、帝京第三)の1つである日本航空を破り、創部初の全国大会出場を果たしました。部員は129名で、県内サッカー部では最多人数を誇ります。
■山梨制覇 そして全国へ
キャプテンの鶴見くんと、顧問の後藤聡志先生にお話をうかがいます。
――日大明誠サッカー部はどんなチームですか
元気で団結力があります。苦しいときこそ、みんなで戦うんだという気持ちを出していけるチームですね。
――チームの強みは
粘り強さです。全国大会でも、地方大会のときのように泥臭さを前面に出していきます。
――129人をまとめるキャプテンとして大変だったことは
自分はみんなと仲良くしたいし、他人に強くものを言うタイプではありません。でもキャプテンになったからには、同級生や後輩を叱らなければいけないときがあり、それはつらかったです。それでもみんな僕についてきてくれたので、仲間には感謝しています。全国大会では、129人全員で戦う気持ちでいます。
――初戦の相手は、全国大会34回目の出場となる四日市中央工業です
相手をリスペクトしすぎず、自分たちのサッカーをするだけです。日大明誠は、山梨学院や日本航空といった全国でも名の知れた学校に勝って代表になったわけですから、自信を持って試合に臨みます。
――先生から見て、日大明誠サッカー部はどんなチームですか
うまくいかないときにズルズルと落ち込まず、気持ちを上に持っていくことができるチームです。この特長により、チームの強みである粘り強さを出すことができる。3年生にはキャプテンを任せられるような人材が6、7人いて、みんなよくまとまっているし、一方で明るくバカをすることもできる。バランスのいいチームですよ。3年生だけで40人いるので、試合に出られない部員はたくさんいます。そうした部員が本当にいい子たちで、まじめにチームを支えてくれている。そうしたところも強みです。
――キャプテンの鶴見くんについて
私のクラスでは学級委員長をしていて、人をまとめることに長けています。リーダーシップがあり、人前に出ることを嫌がらないところは彼の素晴らしいところ。自分がバカをやってみんなを盛り上げ、引っ張っていけるので、誰もが彼に一目置いています。きちんと大人と話ができるし、いろいろなことをよく考えています。
――これまで、具体的にどんな練習をしてきましたか
今年のインターハイ予選・3位決定戦の山梨学院戦で、うちは1本もシュートを打てず、4-0で敗北しました。そのとき、ボールを受けた相手にプレッシャーをかける“プレススピード”が明らかに劣っていることを痛感したので、選手権に向けて、チーム全体でプレス(ボールへの寄せ)を意識して練習に取り組んできました。
――山梨県大会で優勝したとき、何を感じましたか
頭が真っ白になるとはこういうことかと思いました。周りではスタッフや選手たちが涙を流して喜んでいましたが、私自身は一体何が起きたんだ?という感じでしたね。
――全国大会へ気持ちを切り替えたのはいつですか
組み合わせ抽選会です。全国の強豪校の監督や選手、たくさんの関係者の方々がいて、その会場に自分たちがいることに、「これが全国に行くということか」と実感しました。
いまのチームになって決めた目標が「山梨制覇」と「全国大会での勝利」でした。1つを叶えることができたので、次はもう1つの目標のために全力を尽くします。
■サプライズプレゼント
写真撮影の際、父母会からサプライズでプレゼントが贈呈されました。
■終わりに
全国大会初戦は12月31日(火)。試合の模様は学校のエデュログか学校公式Twitterでチェックできます。
たくさんの声援を力に変えて頑張ってください!