日大櫻丘の新名物「体育大会」レポート【エデュスタッフ訪問記】

都内でも一部早い所では紅葉が始まりかけていた11月中旬に、日本大学櫻丘高等学校(以下、日大櫻丘)の新名物になった体育大会が開催されました。昨年に引き続き2024年度も、武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナを舞台にして、初秋の肌寒さを吹き飛ばすような熱い闘いが繰り広げられました。

大舞台を縦横無尽に駆けまわる日大櫻丘生たち

体育大会当日は、京王線飛田給駅から会場までの道のりを歩くだけでも、軽く汗ばむほどの晴天に恵まれました。多くの保護者も観戦を楽しみにしていた様子で、時間が経つにつれてメインアリーナ3階席(保護者サイド)は徐々に埋まっていきました。

真剣勝負を前にしたチームメイトとの絆を感じる風景
真剣勝負ができるチームメイトとの絆を感じる風景

全員が赤・青・黄・緑の団に分かれて、学年別・男女別を含む全13種目を優勝目指して競い合います。学年別ではクラス単位で1位を獲るのは当然の目標として、学年混合の団を構成するメンバーとして総合優勝するには、各自の体力・根性だけでなくお互いを助け合うチームワークが必要になります。

棒引き(全学年)

一本の長い綱を引き合う一般的な綱引きとは違って、短い綱を取り合い、自陣に持ち帰った本数で勝負が決まる種目です。形勢不利なメンバーを見つけて助けに行くといった臨機応変な判断が求められます。

もしかしたら男女別にしなくてもいいかも?
もしかしたら男女別にしなくてもいいかも?
女子パワーを目の当たりにしてビックリ…
女子パワーを目の当たりにしてビックリ…
綱の本数が少ないと一斉に取りに来る!
綱の本数が少ないと一斉に取りに来る!

玉入れ(全学年)

アリーナの広大な空間を活かした種目がこの玉入れ。多くの保護者で席が埋まりつつある3階席は玉入れのカゴと同じ高さになっているので、選抜メンバーの熱気が直接伝わってくるかのようです。

わずか1分半の間に競い合うかなり難しい玉入れ
わずか1分半の間に競い合うかなり難しい玉入れ
3階席も盛り上がってまいりました!
3階席も盛り上がってまいりました!
2位以下を大きく引き離して見事1位になった赤団
2位以下を大きく引き離して見事1位になった赤団

クラス選抜リレー(2年生)

もはや団体種目の王道と言っても過言ではない、2年生男女混合のクラス選抜リレー。シンプルだからこそ実力差が見られるところが面白く、あっという間に終わってしまうほどのスピード感がありました。

第1走者として俊足自慢の運動部女子が大活躍
第1走者として俊足自慢の運動部女子が大活躍
バトンパスの良し悪しが明暗を分けたようです
バトンパスの良し悪しが明暗を分けたようです
玉入れ同様にクラス間で大きく差が付く結果になりました
玉入れ同様にクラス間で大きく差が付く結果になりました

大縄跳び(3年生)

男女に分かれてそれぞれ跳んだ後、3本目が男女混合となる大繩跳び。3年生にもなると抜群のチームワークを見せてくれると思いきや、本番の気負いがあるのか、どのチームも意外に苦戦している様子。3分間もの競技時間があっても、一度崩れたリズムを立て直せるかどうかで勝敗がついたようです。

まずは他の男女別競技と同じく女子が先行します
まずは他の男女別種目と同じく女子が先行します
男子はかなり苦戦したか?大縄跳びは難易度高め…
男子はかなり苦戦したか?大縄跳びは難易度高め…
3年生の学年種目になっている理由が分かるような気がします
3年生の学年種目になっている理由が分かるような気がします

その他 ユニークな種目

会場がアリーナだから実現できた、他校では見たことがないようなユニークな種目が見られました。

団対抗の「大玉」はアリーナのスペースを存分に活かす種目
団対抗の「大玉」はアリーナのスペースを存分に活かす種目
所属部員であればヒートアップ必至の部活動対抗リレー
所属部員であればヒートアップ必至の部活動対抗リレー

優勝したチーム(団)は…ここだ!

レポート取材のタイミングは逃してしまいましたが、「教員玉入れ」「綱引き」「団対抗選抜リレー」を合わせた計13種目がほぼ時刻どおりに終了しました。当たり前のことのようですが、大きな会場になるにつれてタイムスケジュールを調整するのは至難の業になっていきます。中央委員や体育大会実行委員がしっかりと運営したからこそ、安全かつ遅れのない体育大会が開催されました。
さて、総合優勝したのは……赤団です!おめでとうございます。

優勝したのは赤団!どの団も接戦でした
優勝したのは赤団!どの団も接戦でした
裏の主役は中央委員・体育大会実行委員メンバーです
裏の主役は中央委員・体育大会実行委員メンバーです

番外編

体育大会の会場になった武蔵野の森総合スポーツプラザの隣接施設が「味の素スタジアム」です。

FC東京と東京ヴェルディ1969のホームとなっている味の素スタジアムが隣接
FC東京と東京ヴェルディ1969のホームとなっている味の素スタジアムが隣接
地域ぐるみでスポーツ振興に注力しています
地域ぐるみでスポーツ振興に注力しています

味の素スタジアムはJリーグの試合や大型コンサートの会場として広く知られており、調布市のランドマークのひとつとして深大寺エリアと並ぶ存在になりました。日大櫻丘の中でも、いつの日か天然芝のフィールドで活躍しようと夢見ている生徒たちがいるかもしれませんね。

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