【良かったエピソード】夏休みに運命の出会い!

学校説明会で先生のファンになる
エデュ:中学受験をやって良かったと思えたエピソードや、お子さまが成長したと感じたことを教えてください。
逗子開成中ママAさん:6年生の夏休みに、初めて逗子開成中学校の学校見学会に参加したときのことが思い出深いです。
逗子開成は遠泳のある学校なので、全く泳げない息子にしてみたら、受けたい学校ではなかったんです。とりあえず見てみるぐらいの気持ちで学校見学会に申し込みました。
当日の施設見学でプールの前に着いたときに、息子が「先生、僕泳げないので、ここの学校受けられません」と言いました。
すると先生は、
「泳げない子が7割入ってくるよ。でも、みんな泳げるようになるよ。泳げない7割の子は、泳ぐ練習をする機会がなかっただけ。ここでは週5でプールがあるからどんな子でも泳げるようになるよ、心配しなくていい。それよりも算数やっておいてね。
それと、この学校が嫌いだったら受けなくていいけど、水泳ができないから受けないっていう理由は絶対もったいないから」
とおっしゃいました。
息子は一気に先生のファンになって、逗子開成が好きになりました。
こんなやり取りもありました。
息子が逗子開成の先生に「第一志望はどこ?」と聞かれて「栄光学園です」と答えたら、先生は、
「栄光学園を絶対ちゃんと目指さなきゃダメだよ。とっても良い学校だから栄光学園を目指してね。栄光学園と逗子開成、両方受かって、でも逗子開成に行きたいと思ったら、『ぼく、逗子開成に行きます!』と大きな声で宣言してこっちに来てね」
と言ってくださって。
一同:素晴らしい先生~!
学校見学会のあと、息子は「逗子開成に通いたいぐらい大好きになったし、先生との約束だから栄光学園目指して頑張るよ」と言いました。この時点でわが家の中学受験は成功したと思いました。
栄光学園を本気で目指すならもっと頑張らせないといけない、でも息子はもう目一杯頑張っていて。これ以上、何をどうしたら良いものかと思っていた矢先でした。
そんなときに第2志望で行きたい学校ができたから、これからは楽しんで受験に向かおうと思えたんですよね。
エデュ:お子さんが本当に行きたいと思える学校、先生との出会いは、受験勉強を頑張る強いモチベーションになりますね。
日本学園中ママCさん:うちは夫が息子と中学受験に取り組んだことですね。
息子は算数が苦手で、中学受験を経験した夫も算数が苦手でした。そこで夫が、「算数と仲良くなろうね」と言って一緒に克服できるように取り組みました。
試験当日、夫が息子に手紙を渡したんです。その手紙には、
「君のおかげで算数と仲直りができたし、君と一緒に勉強する機会も与えてもらった。君に子どもができて、もし中学受験をする機会があったら、こうして一緒に取り組むことをおすすめする」といったことが書いてありました。
家族にとっても中学受験という機会があって良かったなと感じました。
エデュ:中学受験は高校受験と違って、親子が同じ目標に向かって一緒に走ることができるし、絆が深まる機会にもなりますね。
早稲田中ママBさん:わが家の場合は、子どもがやるべきことを自分で決めてやり抜くという経験ができたり、何が足りないかと分析できるようになったりしたことでしょうか。
冬が近づいてきたあたりから、自分が目標とする姿と今の自分がどれくらい離れているかということが肌感覚で分かるようになってきたようです。第1志望、第2志望の過去問の出来も良くないままでしたが、実際に合格をもらったので、自分で考えて対策してきたんだと思います。
とくに1月に入ってからは、気乗りしない小学校に行かなくて良くなり、学業に集中できていました。スイッチのゲームも12月までは毎日30分くらいやっていたのに、1月は全くやっていませんでした。
あと、2月1日の午後を受ける予定にしていましたが、1月末になって自分で受けないと判断しました。結果2月1日午前は残念でしたが、2月2日、3日と合格をもらえたので、その判断は間違ってなかったんだと思います。
男の子は、いったん自分のことになってしまえば強いということを実感しました。
エデュ:中学受験の専門家の方は、男の子は直前期にぐんと伸びるとよくおっしゃいます。なかなかエンジンがかからないことを心配してしまいますが、信じて待つことも大事ですね。
edu’s point
2023年の中学受験に臨むご家庭は、これまでも迷いや葛藤、ときには親子でぶつかり、今もなお不安を抱えている方もいるでしょう。
しかし、先輩保護者のお話から、そういった悩みもお子さまが成長するきっかけとなり、振り返れば家族の良き思い出となることに、お気づきいただけたのではないでしょうか。
そこで、お伝えしたいポイントは3つです。
1.お子さまのイライラ、ストレスは当然。保護者は気持ちを受け止めて、お子さまが落ちつける着地点を見つけてみよう。
2.これからは、家族がチームとなって中学受験に向かえるよう、良き思い出にするつもりで一緒に取り組んでみよう。
3.男の子は自分のことになると強い。そのきっかけは早かれ遅かれやってくると信じて!
男子校先輩ママ座談会レポートの最終回は、入試本番となる2月1日からの受験エピソードと、これから中学受験をするご家庭に向けた応援メッセージをお届けします。お楽しみ!